自分を大切にしていますか?PART.11~【新しい身体】

明けましておめでとうございます。
みなさまにとって実り多き一年になりますように、心よりお祈りしております。
Trinity WEBの連載「自分を大切にしていますか?」を通して、おひとりでも何かを感じて下されば幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

手術後の身体の変化

手術後はまるで新しい身体を手に入れたように、何から何まで新しい体験の連続です。
病院内で自由に出来たことなのに、退院の日に外気に触れて驚いたことがありました。
なんと重力を感じるのです!!
今まで生活していた病院内と屋外では身体に掛かる重力が全く違い、とても歩きにくく、動き辛く、痛みさえも感じるようになりました。更に自宅内での重力も違います。
この違いに身体が慣れるまでには、しばらく時間が掛かりました。

その時に私が気づいたことは、「もしかしたら赤ちゃんも同じじゃないかな?」ということです。
昔から、「赤ちゃんの頃はあまり人混みに連れていかない方が良い」と言いますし、外出した後はぐずってみたり知恵熱が出るものです。
私の身体も同じように外出するととても疲れて、時には知恵熱さえも出ていました。
赤ちゃんの頃は少しずつ外気に触れて慣れさせていくことが良いかもしれません。

食物アレルギーも出てしまった私……。
一体何に反応したと思いますか??
初めて蕁麻疹が出た時に食べたのはお好み焼きです。考えられるのは、小麦粉、卵、この日使った桜海老です。すぐに通っている呼吸器科の先生に診てもらい検査をしましたが、どれも陰性でした。身体が弱っている時、蕁麻疹が出ることがあります。食物の食べ合わせなども関係があると言います。

私は大人で判断力があるので、「何を食べた時に蕁麻疹が出るのか?」をチェックして自分で見つける方法でみていこうと言うことになり、食べる物に対して、とても慎重になりました。

そして思いがけない物に反応が出てびっくり、そして納得しました。
子供が大好きなおやつ!!ホットケーキです。
ホットケーキミックスの元がアレルギー反応を起こしたのです。これで納得です。私が食べたお好み焼きはお好み焼きの素を使用しました。後にたこ焼きの素でつくった、いただきもののたこ焼きにも反応!!
「何が入っているかわからない白い粉」がアレルギーを引き起こしていました。
ということは……添加物が原因です。

元々食生活には気をつけていましたし、お菓子は殆ど食べない、旬のフレッシュなお野菜を中心とした食生活を送っていました。時々、家族が使っていた、いわゆる「○○の素」は私にとって盲点でした。

添加物は身体にとっては必要のない物なんですね。
最近ではお好み焼きの素など、いったん封を開けてしまった物に大量のダニが増殖し、アレルギーを起こすことがわかりました。封を開けたものは二重に封をして冷蔵庫で保存するのが良いと言われてますが、アミノ酸や何が入っているかわからない白い粉は要注意ですね。お子さんには小麦粉と卵、甜菜糖でホットケーキをつることをお勧めします。

様々な変化を体験しながらも新しい身体に慣れてはきました。
でも何かカチっとしないのです。しっかりと自分の身体に居られない感じ、身体と身体がズレている感じなんですね。だからといって、「どうしたものか?」と考えても、その時はわかりませんでした。

ちょうど1ヶ月検診がありました。病院へ行き、診察を受けて様々な変化を話しました。そこで先生が説明してくれたのは「自分の身体の中心に少しずつ向かっているんだよ」という言葉。

この言葉で私は自分の中心を意識する事となり、更にその中心とは、執刀の後なんですね。
この傷を見て、触れて意識するだけで自分の身体の中心に在ることが出来るようになり、更に身体のズレもなくカチっとした状態へと導いてくれました。

1ヶ月検診が終わると、殆どの場合、治療は終了となります。
仕事に復帰する人も多いなか、いくつかの身体の変化や、下腹部に痛みがあることから、3週間後に診察を受けることとなりました。
更に身体への問題点が現れるのです。
本当に、手術をするということは、リスクが大きいことがわかると思います。
くれぐれもお気をつけ下さいね。

 

 【コラム】 
自宅療養中に描いた絵「薔薇色の女性」

療養中、私に必要なのは身体のケアだけでなくハートのケアもとても大切でした。
自分のハートにどんどん愛を送り込み、入院中に受け取った多くの方々からの愛を味わいながらこれからなりたい私をイメージして描き上げた1枚。
絵のなかの女性は、とても穏やかにハートが開いているのがわかります。
私はそんな新しい私になりたいと思ったのです。
そして絵を描くことがハートを癒す大きな力になったのです。