穴口恵子さん×マツダミヒロさんコラボ講演「自分に正直になる 魔法の質問」参加レポート

先日行われた、穴口恵子さんとマツダミヒロさんによるコラボ講演「自分に正直になる 魔法の質問」に、編集部も参加してきました!  “自分に正直になることが幸せになるポイント”と、Trinityでも何度も仰ってきた穴口さん。そして正直な気持ちは、心を鎮めて、自分に質問することから始まるそうです。そんな「質問」のプロフェッショナル=「質問家」が、マツダミヒロさん。マツダさんは、未来を切り拓く“魔法の質問”を提案しています。

魔法の質問と悪魔の質問の違いとは?

もともとはデザインを仕事にしていたというマツダさん。
「日々忙しい中で、自分の人生を変えた究極の質問に出会いました。それは、“今やっている仕事は、お金をもらわなくてもやりますか?”ということ。その時“無理”という答えが出たんです。経営者なのに、やりたくないことをやっている。“何だったら、お金をもらわなくてもやりますか?”と自分に質問したら、ビジネスコーチングをすることだと思ったんです」

これまでも、周りの人の相談を受けて、アドバイスをするよりも「本当は何をやりたいの?」と質問を投げることで、皆がどんどんやる気になっていったのを目の当たりにしたそう。

そして質問には二種類あるそうです。
「悪魔の質問」と「魔法の質問」。
悪魔の質問は、「なんでやってくれないの?」と相手を攻撃したり、「なんで私はできないんだろう」と自分を責めて、未来への道を閉ざしてしまいます。
一方で、魔法の質問は、たとえば「どうしたら、それができるだろうか?」など、質問を通して新しい価値が生まれ、クリエイティブに広げていくことができます。
「魔法の質問を問いかけ続けることが“スピリアルライフ”になります」と穴口さん。

 

質問を通して、自分自身が明確になる

穴口さんご自身も、コンサルタント時代には男性並みに働いていたそう。「あるポイントで、“こんな世界で生きる私ではないんだ!”と心が叫ぶのを感じたんです。その後、ボランティアで異文化マネジメントの仕事をやって、大学教授や企業のトップに会いに行っていました。そのつながりが後になって仕事に役立ちました」

自分に問いかけて答えを探すことは、自身の“真ん中”に戻ること。自分軸に戻ってワクワクするための行動。そうやって正直になると、生きるのが楽になると語ります。

答えが出るまでのプロセスが大事。
だから、答えが出てこなくても正解。

続いて“魔法の質問”の実践編としてワークがスタート。
「質問には無意識にあることを意識化する作業。何となく思うだけでは意識化されません。問いかけることで、無意識を取り出すことができます。質問をすることでさらに自分を知ることができるのです」とマツダさん。

講演で問いかけられた質問について、皆さんも考えてみてくださいね。
「正直とは何だと思いますか?」
「あなたが今やめたいことは?」
「あなたは何を恐れていますか?」
「自分以外の人を満たすためにあなたができることは?」
「どのようにすればそれを実現できますか?」

何を答えてもそれが正解だそうです。たとえ答えが出てこなくてもOK。
私は、“恐れ”を明確にする質問で、答えが出にくかった。おそらく出てこないのも、恐れを明確にすることにブロックがあるから。そのようなことを掘り下げるうちに自然と気づくことができます。
そして質問で見つけた答えは、周りにいる人たちとその場でシェア。
言葉にすることで答えはさらに明確になり、他の人の答えを聞くことで、改めていろんな視点があることに気づけるし、相手の答えも自分のものになるんだと思います。
これは講演に参加したからこそ受け取れるメリットですね。

 

今回の講演で問いかけられた質問は全部で7つ。
それらを通して見えた答えは、「人生は想像以上にシンプルで、当たり前のことをするだけでいいんだ」ということ。たとえばそれは笑顔や思いやり。本当に些細なことだけれど、継続するのは意外と大変。けれども、そんな普通のことを大切にしていこうと思います。
答えはやっぱり、自分のなかにあるんですね。

お問合せ:
マツダミヒロさんHP  http://www.mahoq.jp/
穴口恵子さんHP  http://www.keikoanaguchi.com/

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