TRINITYですから、何もいらない、0(ゼロ)でさえも怖くない、そういう境地になれたらいいのかもしれません。けれど、私たちは現代の日本で暮らし、特に都会ではお金が幸せの尺度ともなるほどの重要性があります。もちろん、お金自体は紙切れなのですが、それは労働や気配りの対価なのです。ですから人のエネルギーそのもの。そう考えると、とても愛おしいです。初給料いただいた時、愛する人、例えばお母さんとかにプレゼントをしませんでしたか?
これはある方の実話。その人は住む家がありませんでした。着の身着のまま離婚したので、何にも無し。知り合いのそのまた知り合いを頼り、よそ様の事務所(ほぼ無人)の雑務をするという契約の代わりにその一室を借りて自分で仕事を立ち上げ、そしてそこで寝起きをします。仕事の立ち上げは、自分で今できること(何しろお金もコネもなかったそう)を考えると、選択肢は少なくすぐ実行できました。ほぼ寝ているとき以外は仕事をした結果、人を雇えるようになりましたが、自分の家を借りるほどの余裕はありません。ですから、やはり自分は事務所の一角で寝起き。そうこうして1年。やっと自分のマンションを借りる余裕ができました。借りたマンションは当時(13・4年前)12・3万円だったとか。間取りは2K。以前に比べれば天国です。その後、事務所の間借りからも卒業。小さいけれど(マンションの1室)自分の事務所を持てるようになります。それから、彼女は仕事後の気分転換(夜中の散歩)に、近所では有名なお金持ちが多く住む場所(●●山とか、長者●などいかにも金持ち的な名前がついています)を歩くのが趣味となりました。
その時に思うのはこうです。あぁ、あそこに住んでいる人たちはどんなことを考えているんだろうなぁ。まばゆいばかりの明り。部屋のなかはどうでああで…。エントランスからドアまで歩いてどのくらい。私が次に住むのはスタイリッシュなマンションじゃないし、こっちかなぁ?
場所はどこにしよう。青山とかイイよね。その時、事務所ももっと豊かだよね。
自分には無理だとか、住みたい!ではなかったそうです。Pointはその場所を歩む時にどんなエネルギー状態になっているか。不思議なほど自分がランクUPした家に住むことは当然だったそうですし、ワクワクして楽しい!
その頃の少ない社員さんを誘って大金持ちマンション見学ツアー散歩に出かけても、皆「そりゃ憧れますけれど…」とその散歩を楽しむことはなく、溜息ばかり。どうして自分のことと思えないんだろう?
散歩は未来の自分の家の傍を歩いているようで楽しくてしょうがないという状態から、あまりに当然になったころ、その人は家賃40万以上の家に引っ越し、さらに大きな家に引っ越していきます。ここでまたPoint。その場所を歩く時、その空気感やエネルギーを自分のなかに取り入れる感じ。うーんと深呼吸して自分のものにして!
まず想像してみます。自分が望んでいることが現実になった時のことを。その時、楽しいでしょうか? 心が温かくなりますか? 周りの人はどうでしょう? 幸せそうですか?
その時にそのエネルギーをグッと引っ張ってきてください。それは、詳細に考えるとか思いこむとかではなくて、Pointはエネルギーそのものと一体化するというやり方です。
リアルに思えない、感じないという人もいるかもしれませんね。そういう時はその願望にどこか無理があるのかもしれません。実は想像した際に、不安を感じるなどの場合は、その願望に執着はしていても実は受け入れる体制が整っていないのかもしれません。もしかしたら、その願望は叡智ある真我の自分は望んでいないのかもしれません。
今は上手くいかなくてしょげていても、地道に道を歩いていたら全然違うところからビッグチャンスが舞い込んでくることもあるのです! えっー、このためにあの時、私が望むようにならなかったのね、そんな必然的なストーリーです。
ここで大切なPointを共有。なになにが無い、足りない、そういう考えは持ってもいいのですが、それは無いというイメージを強くインプットしますから、無いから手に入れると決めたら、想いを手放しましょう。決して諦めるとかどうでもいいということではなくて、後は神のみぞ知るです。そのためにもするべき努力はしなきゃね。そして、大切なのはきっと感謝と実行。誰でも努力はしています。人と同じでは神様もお空からご覧になっていて、目に付かないかもしれません。ここよ~!とアピールする一つの方法が弛みのない努力です。そして、平安な気持ち、リラックスです。物事が上手くいくときはまるで天が味方してくれているように、上手くいくもの。そのためにはカリカリしない。カリカリしていると人運が逃げていきますからね。
件のマンションの方も、仕事を自分でも満足できるほど仕事をした夜中に金持ちゾーンを散歩していたそうです。憧れじゃなく、一歩一歩近づいてくる実現。これもPointの一つかもしれませんね。
皆さま、幸せになりましょうね。物理的幸せも大切なこと。それは心にもゆとりをもたらします。そして、天命のような、大いなる意思(叡智)のようなものを引き寄せそれを生きるのは、その後のことでもイイかもです。時期が来たら勝手にそうなりますって。
今、私のなかにもあなたのなかにも幸せの種が芽を出そう、花開こうと待っていますよ。もしかしたら発芽中かも!!
文責:遠藤明美