今年のボジョレー解禁祝いは、世界初のオーガニックボジョレヌーヴォーで決まり!

秋の味覚。
さんまに栗にさつまいもに、いろいろあります。
けれど、お酒が好きな方はやっぱり“ボジョレヌーヴォー”だったりしますよね。
本来はブドウの出来をみるための試飲酒であることから、ボジョレヌーヴォーの解禁で大騒ぎするのは日本だけ、なんて皮肉もよく言われます。けれど、ご存じでしたか? 毎年現地時間で11月の第3木曜日の未明午前0時に解禁されるボジョレーヌーヴォーは、時差の関係で先進国では世界でもっともはやくボジョレーの解禁が訪れる国が日本。日本は稲作の文化もあり、秋の収穫をとても大事に祝いますよね。森羅万象に神が宿り、命の源である食物の収穫を心から慈しむ。日本人がボジョレーヌーヴォーを愛するのは、そんな大地の恵みを感謝する心とも関連があるのかもしれません。

ボジョレーヌーヴォーは、ボジョレー地方でつくられた新酒(ヌーヴォー)のこと。通常は時間をかけて醸造していくワインを、短期間で完成させる特別な製法でつくられます。今では、“どこよりも早く”という競争熱や大量生産のための効率性などが重視され、本来のヌーヴォーのおいしさを引き出しているとは言えない商品も多数出回っているそうです。もちろんどんな原料を使っているのかも重要。「ボジョレーっておいしくないじゃん」という方には、好みの差以外にもいろいろと原因があるのかもしれませんね。

最近ではオーガニックのワインも随分と増えてきましたが、ボジョレーヌーヴォーとして、1982年に世界で初めてEUオーガニック認証(認証団体ECOCERT)を獲得したのが、「シャトー ド ボアフラン」。生産者のドアットさんは1977年からワイン造りをはじめ、2年間のアメリカでのオーガニックぶどう園での修行し、その後100%オーガニック素材を使用したベジタリアンレストランで研修し、自分のシャトーをオーガニック農業へ転換。渾身のオーガニックワイン造りを30年続けられています。

ボジョレーヌーヴォーは、ぶどうを房ごとタンクのなかに仕込むため、シャンパンと同様人の手で収穫しなければいけません。機械は使用禁止とされているそうです。
現在もっとも一般的な製法はより簡単に色や香りが出て早く仕上がる「マセラシオン カルボニック」や「マセラシオン ア ショー(高温浸漬法)」という方法ですが、ドアットさんは伝統的な浸漬法「マセラシオン セミ カルボニック」製法。前者が予め二酸化炭素を充満させたタンクに入れるのに対し、後者は20~25度の温度のなかで最大7日間寝かせます。自然に発生する二酸化炭素のなかで浸漬するためぶどうのフレッシュな果実味が生きています。

ボジョレ・ヌーヴォーの製造方法
1)伝統的な浸漬法(マセラシオン セミ カルボニック ) →ドアットさんの製法
ぶどうを房ごと、完全に蓋をしたタンクに入れ、20~25度の温度で5~6日間(最大7日間)、発酵によって自然に発生した二酸化炭素の中で浸漬。ガメイ種のもつフレッシュな果実味、滑らかさが出る。

2)炭酸ガス浸漬法(マセラシオン カルボニック)
ぶどうを房ごと、ボンベから注入した二酸化炭素を充満させたタンクに入れ、完全に蓋をした中で空気を全く通さず2~3日間浸漬する方法。より簡単に色や香りが出て早く仕上がる。

3)高温浸漬法(マセラシオン ア ショー)
ぶどうを房ごとタンクに入れ、約70度という高温の蒸気で2~3時間加熱。ぶどう天然酵母は死滅、発酵のために人為的に酵母を足す。果皮細胞を破壊し 色素を抽出しやすくし、短時間で製造できる。

※出展 マヴィ(http://www.mavie.co.jp/bn/whatsBN.html#now

もちろん、質のよい原料を使うことも豊かなヌーヴォーを生み出す重要なファクター。ボジョレーにワイン用のぶどう農家は3000軒ありますが、オーガニック農家はわずか80軒しかいないとか。
ドアットさんのオーガニックボジョレーヌーヴォーは、まさに希少なワインなのです。

今年も、ドアットさんのオーガニックワインが完成間近。
一味違うボジョレーをぜひ味わってみませんか?

ボジョレーヌーヴォー2012- シャトー ド ボアフラン
10月28日まで 3,300円(早期予約特別価格)で予約受付中です。
内容量:750ml
品名:果実酒
アルコール分:14%未満
原産国:フランス
輸入元:マヴィ株式会社
 ※写真は昨年のものです。 

お申込みはコチラから http://www.mavie.co.jp/bn/