再建される名物旅館に座敷わらしは戻ってくるのか?

予約はインターネット限定で、現在「今年の8月31日まで行う事が可能」となっています。
再建される名物旅館に座敷わらしは戻ってくるのか?

【幸運をもたらす座敷わらしが住む旅館】

「座敷わらし」という存在がいます。こちらは、基本的に家に憑くとされており、「座敷わらしがいる家は幸運に恵まれて繁栄する」といわれています。このような座敷わらしに関する伝承は「東北地方」で多く知られており、実際に座敷わらしがいるという旅館もいくつかあります。そんな中で、最も有名だったのが岩手県二戸市にあった「緑風荘」。

こちらの旅館は座敷わらしがいるとして、テレビなどにもたびたび取り上げられ、座敷わらしがよく出没するという「槐の間」は「2年先まで予約で埋まっている」という状況でした。そんな旅館に不幸が訪れたのは、「2009年10月4日」のこと。ボイラー室付近から火の手があがり、「緑風荘はほぼ全焼」してしまったのです。

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【火事で失われた座敷わらしの住処】

もちろん、槐の間も燃えてしまったことから座敷わらしの住処は失われてしまいました。そもそも、幸運をもたらすはずの座敷わらしがいるにも関わらず、火事になったことから、「座敷わらしが出て行ったのではないか」とも言われていました。

 

【目撃された光の玉の正体は?】

座敷わらしには、様々な伝承が残っているのですが、座敷わらしが「家に居る間は栄えるけれども、出て行ったとたんに没落する」というというものもあります。実際に、火事の当日に緑風荘から、「小さな光の玉が飛んでいくのを目撃した」という人もいます。ただし、これは座敷わらしが逃げたのではなく、火事を消すために雨を降らしてくれたのではないかという説も存在しています。また、光の玉が飛んでいった方向には、火事を免れた、緑風荘の座敷わらしである「亀麿」を祀った「亀麿神社」があることから、一時避難したともいわれています。

一時避難といえば、神社だけでなく、近隣には「亀麿の墓」とされるものも存在しており、光の玉がそちらへと向かった可能性もあります。神社やお墓があることからもわかるように、緑風荘の座敷わらしは、偶然来訪してきた妖怪ではなく、緑風荘の主人の遠い先祖なのです。幼くして病で命を落とした亀麿を神社に祀ったところ、座敷わらしとなって、姿を見せるようになり、何百年と守護し続けていたのです。

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【営業再開した緑風荘に座敷わらしは戻るのか?】

このような事情もあり、「緑風荘が再建された暁には亀麿も帰ってくるのではないか」といわれています。火事の直後から多くのファンからの寄付があつまり、募金活動なども行われた結果、火事から6年あまりたった今年、「5月14日から営業再開が決定」しました。以前と同じ場所に槐の間が再建されましたが、今までは宿泊可能だった場所が「宿泊客の共有スペース」として生まれ変わっています。これにより、より「座敷わらしに出会える可能性が高まった」といえるでしょう。

問題は座敷わらしが戻ってきてくれるかどうかですが、前述したようにそもそも緑風荘ゆかりの存在であること、そしてここ数年で、周辺の家で座敷わらしが目撃されていることから、「近辺にいる可能性が高い」ということを考えると、きちんと再建されたならば、「座敷わらしが戻ってくる可能性は高い」といえます。

予約はインターネット限定で、現在「今年の8月31日まで行う事が可能」となっています。以前は予約開始と同時に満員となっていましたが、記事作成時点では平日は多くの空きがあり、若干ですが日曜日も宿泊可能となっていますので、座敷わらしに出会いたいと思っている方は「今がチャンス」。古くから伝わる幸運をもたらす存在に出会いにいってみませんか?

【参考サイト】
緑風荘
http://www.zashiki-warashi.co.jp/

“Zashiki Warashi” live in Hotel.
“Zashiki Warashi” reconstructed hotel is back?

 

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