幸せタイムリー ~幸運を引き寄せ運勢を好転させる方法運を強化し、願いを叶えるキーポイント PART.74

ご多忙な方々へ、ほんのわずかな時間でも、夜空を見上げてみませんか? 満天の星空ではないかもしれませんが、きっと心が癒されていく感覚が味わえるはずです!

 

☆~エンジェルセラピスト友紀が語る~ 天使との対話 マドンナリリー☆

 

🌹 Ziggy Stardust ( 眩いほどの星くず☆ )
~ スターピープルとの対話 「 愛しのDina 🌹」 ~

 

離火子(りかこ)は今年34歳。透き通るような乳白色の肌は秋田美人らしく、凛とした眉毛と今年、流行の赤の口紅とチークはより一層、離火子の肌を白く浮き立たせていた。

離火子の実家は秋田駅前で薬局を営んでおり、勤勉な薬剤師の父と母は薬局の片隅で化粧品店を営んでいたこともあり、店内は有名タレントの化粧品広告が所狭しと飾られていた。

今でも忘れられないのは、まだ5歳だった離火子の誕生日に母は当時としては画期的だったBIOの口紅“水のルージュ”をプレゼントしてくれたことだ。

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ピンク色の水のように光る口紅でお出かけの時だけ使用した。

母は離火子を将来、美容関係の仕事に就かせたいと思っていたようだ。しかし、その後、離火子はあまり化粧品に興味を示すことはなかった。

両親は薬局の長年のお客様でもある友人からの薦めで、中学から短大までは秋田市内のミッション系の学校に通わせてくれた。卒業後は父の紹介で県内主要銀行の1つとなっていて、秋田市に本店をかまえる銀行の秘書課に就職をした。

9年間ずっと本店の秘書課でグループ秘書のひとりとして勤務していたが、5年前に東京支店の支店長付秘書が退職される運びとなり、思いきって東京勤務の希望を出した。東京での生活は都心に女子寮も充実していて、お給料も女性ひとりの暮らしには特に不自由もなかった。

地元の秋田市も新幹線が通り、タワーレコードやスターバックスなど年々お店が増え、そんなに温度差は感じられなく、どこも同じように感じられることもあった。

ただ東京は人が多く、世界中のアーティストが常にどこかでliveを開いているので、音楽好きな離火子にとっては興味を存分に満足させてくれる街であり、東京へ来たての頃は良く同僚達と様々なコンサートへ足を運んだものだった。

 

勤務先が銀座に近いこともあり、暇なときは良くひとりで銀ブラをした。

1年前から銀座からほど近い八丁堀で茶道も始めた。

短大時代、茶道部に所属していたこともあり、一週間に一度の茶室空間は忙しない日常から完全に解き放してくれる唯一の至福の時間であり、宇宙を感じるような異次元空間でもあった。現実的な面でも仕事上、取引先の企業とのやりとりは上層部の方が多いため、茶道教室での丁寧な言葉使いは仕事にもとても良い影響を与えていた。