その夢を叶える覚悟はできているか？　自分と夢との関係性を確認しましょう！

実現させたいこと。
叶えたいこと。

そんな夢が生まれると、割とすぐに口に出してしまう、有言実行タイプの方も多いでしょう。

思ったことはとにかく早く、誰かに聞いてもらいたい。
そしてその反応が知りたいという気持ちは、とってもよくわかります。
さらには、相手に向けて、思いをはっきりと言葉にすることで自分を背水の陣に追い込むこともできますし、人へ伝えることで心を鼓舞させて、勢いにのりたい。
そんな願いがあってのこととも思います。

しかし、この「すぐに口に出す」やり方。
少し見直してみると、また違った展開が見られるものです。
自分の中に夢が芽生えたなら、いったん心を静めて、まずは自分自身の気持ちを見つめる機会を設けてみるのです。

何故、そんな夢が生まれたのか。
その夢が生まれたとき、私自身は本当のところ、どんな思いにかりたてられたのか。
そして、それが本当に叶ったら、どんな気持ちになるのだろうか。

などなど、その夢にまつわるあらゆることを、自分の中で確認する時間をとることには意味があります。
それは何と言っても、夢と自分との関係性を明確にできるからです。

しばらくは黙って、心の中でその夢を発酵させながら、熟成させる。
その過程はぜひ踏むことをおすすめします。

そうでなければ、夢そのものに自分の情熱を完全に注ぎきれないままのスタートになってしまうかも知れません。
さらに自分ひとりの胸におさめておく間に、夢への思いの強さや叶えるためへの覚悟といったものを確かめることもできます。

実はこの確認作業はとっても大切なのです。
これを飛ばしてしまうと、夢への道のりの途中で出会う困難につぶされてしまう恐れがあるためです。

それは、おそらく決意そのものに込められたエネルギー不足が原因です。
決心をすぐに誰かとわかちあってしまうと、自分が抱えなければならない夢への責任、そして叶えることへの約束が甘くなるからなのです。

夢に対して、口のかたい人になれば、ドリームキラーにも負けることはありません！

また、運が悪い場合、もしくは伝える相手を間違えてしまった場合は、その夢に対してネガティブなコメントをもらってしまうことも起こります。
「そんなこと、無理に決まっている」
「やめておいたほうが身のため」
そんな言葉を聞くと、どうしても夢に向かって進むパワーは弱くなるものです。
最悪の場合、その時点で夢をあきらめることにもなりかねません。

こうした事態を避けるためにも、生まれたての夢はおいそれと誰かに話さないほうがよいのです。
ですが、しっかり沈黙の時間を持つことで、夢と自分との絆を深めておけば、こんなドリームキラーに出くわしてしまったとしても、決して夢への思いは揺らいだりしないもの。

そのためにも、夢についてたやすく語らないことは大事なのです。

心に生まれた、素晴らしくときめくプランはどうしても、誰かに聞いてほしくなるものです。
しかしそこで口をつぐむことで、その夢と自分との間に強いつながりができることは確かなようです。

秘めることで高まる思い。
言わないことで強くなる意志。
そんな恩恵を受けるために、大切な夢に対しては、口のかたい人になってみませんか？

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