改善できない欠点こそ、あなたらしさを醸し出してくれるチャームポイント！

日々の努力が実って、どんどん理想に近づいていくのを感じるのはうれしいものです。
半年前の私が嘘のよう！　と思える結果が出せた日には、天下を取ったような気分になります。
そして思い切り自分を褒めたくなりますね。

ですが、その美のレベルが上がってくると、連動して自分への要求レベルも上がってきたりはしないでしょうか。
美意識の向上は大変すばらしいことです。しかし、もしかしたら欠点のまま残しておいたほうがより自分らしい魅力が増していくのに、それが見えなくなって、ひたすらパーフェクトを目指そうとするのは、残念なことです。

努力の結果、見事に改善できた欠点は、それは無くしてよかった欠点と言えましょう。
ですが、どうあがいてもなかなか成果が上がらない部分があったとしたら、それはあなたにとって、無くさないほうがよい欠点。
むしろあなたらしさを醸し出してくれる、チャームポイントと言えるところなのです。
もしも思い通りにいかない歯がゆさに、これまで続けてきた努力の尊さも忘れてしまって、自己嫌悪に陥ってしまうようなことがあれば、一度冷静になってみてください。
それは、悲しいほどに自分をないがしろにしていること。
視点を変えてみましょう。これまで埋もれていた自分の魅力を発見できたよろこびに、その自己嫌悪は、まるで的外れだったことがわかるはずです。

自分の美を高めるスペシャリストになりましょう！　自分のすべてにOKを出して！

美のレベルが上がった、と思うときこそ、ちょっと一歩引いて、自分を見つめてみてください。
こうして、魅力につながる自分の欠点（というか、他人から見れば完全なる魅力）に気づくことができれば、あなたは自分を高めていかれるスペシャリストです。
これは、他人を観察してみればすぐにわかることでもあります。
たとえば、ある見事なまでのプロポーションを持つ、セクシーな女優さんの頬が、意外にふっくらしていることに気づいたとします。
すると、そのアンバランスさから、セクシーなムードの中に、真逆の雰囲気であるあどけなさを感じることでしょう。これはとても奥深い魅力です。さらに言えば、親近感も湧いてきますね。
ひょっとしたら、そのふっくらした頬は、完璧なプロポーションを持つ女優さんにとっては、余計なものかも知れません。ですが、その頬があるがゆえに、いっそう人の心によい印象を残すことができます。これが、パーフェクトを目指してはならない理由なのです。

そもそもパーフェクトな美しさというものは存在するのでしょうか？
人間はマネキンではなく、生身の生き物なのです。
人造人間的美しさなんて、人を怖がらせることはできても、うっとりさせることなどできません。
どんなにエクササイズをがんばっても、細くならない二の腕やふくらはぎ、お手入れを重ねても薄くならないソバカス、目尻のシワなどといった、あなたを憂うつにさせるものがあるかも知れません。

しかし、それも自分の魅力を構成する要素なのだと、開き直るのではなく、胸を張って生かしてください。
また、美の重要ファクターとして、絶対に欠かせないのは温かみです。
自分の欠点をチャームにつなげられる強さと余裕があれば、必ずや、温かみにあふれた本当の美しさを手にできるでしょう。
人の心をしあわせにさせる美は、どうしても改善できない欠点こそが引き立てるものです。
どうぞ、自分のすべてにOKを出してください。
きっと一生あなたの魅力は、更新され続けていくはずです。

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