出会った人には、奇跡が起こるといわれる旅する石をご存知ですか？

フランス国内をはじめ、ヨーロッパ各地を旅している石。
その名は『ハートの道』。

この石の存在を知ったのは、ある日のヨガの教室でのこと。

そのクラスに来ている生徒の中で知らないのは私くらい。
何しろ、その石に出会えるということ自体がすでにミラクルであるというのです。
石に会ったことのある女性は、その波動はとてつもなく、はっきりと感じ取ることができる。と興奮気味に語ってくれました。

早速自宅にて、ホームページを検索。
すると、あいにく近隣を通過するときの都合が悪く、ボルドー市内に出かけるちょうどその日、石がやってくることがわかりました。

《不思議な石との出会い》

当日、アジア人は私一人。会場は、３００名ほどが収容できるホール。

年齢層は幅広く、学校帰りの子供を連れた親たちもいる。若者はあまりいない模様。男性よりも女性の方が多い。
やはり、摩訶不思議な現象には、ここフランスでも女性の方が興味があるのですね。ミシェルと名のる、この石をフランス国内で紹介している男性が、おもむろにアタッシュケースから石を取り出す。

用意したテーブルは彼自身が常に持ち運びしているよう。慣れた手つきで、セッティングをする。すでに会場には待ちきれない人々が、今か今かと入場を待ちわびていました。テーブルにはその石の奇跡といわれる内側が見えやすいように、蛍光灯ランプが置かれています。

やっと、予定開始時間５分前に開場。続々と待ちかねた人々が入場。
初めに、石に直接触る機会。気づくと皆が列をなして、順番を待っている。すべての人が石とのご対面を終えるまで、ミシェルはじっと待ちながら、常連がいるのか顔見知りなのか数人と話している。
わたしは、このような大人数が直接石に触れられるものだとは思わず、真っ先に座席の確保をしてしまいあらためて、並び直すとここでは誰もが、自分が納得いくまで石との対話を続けていました。
例え後ろに大勢待っていようとも、それを気にする人はいません。
石との対面を誰もが待ちわびていたことに変わりはないのだから。

この石の内側に見える文字は、Ｊｅｓｕｓの『Ｊ』やＣｈｉｒｉｓｔの『Ｃ』の文字、また魚のような形や赤ん坊（イエス？）を抱いたマリアではないかと言われる模様など。まったくもって奇跡としか言いようのない、はっきりとしたその金色のマークは、いまだに消えることなく浮かび上がっています。

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