人生は回転寿司、ハイヤーセルフは寿司職人! めぐってきたチャンスを、どうか逃さないで

「自分に自信がもてない」という方は、とても多いですけれど、そんな自分を否定したり落ち込まないで。ただ、せっかくの“チャンス”を遠慮ばかりしていると……

・自分の行動を褒めよう、OKを出そう!

こんにちは! 心理セラピストの似鳥陽子です。

先日、セッションをご希望の読者・Tさんから、こんなメッセージをいただいて、なんだか胸がきゅっとしました。

「よーこりん先生は、とてもキラキラされていて、私なんかが行ってもいいのか心配しています……」。

褒めてくださるのは、とても素直にうれしいのですが、「勇気を出して、自分自身のために、一歩踏み出した」というその行為を、自分で褒めてOKを出しましょうね、とお返事をしました。

サロンを訪れたTさんは、両親から常にダメ出しをされていることと、小学生の時につらいイジメにあっていたことがトラウマとなっていて、自信と光を失っていました。

自分を変えたい、幸せになりたい、と願うTさん。
「焦らなくていいから、徐々に、自分らしさを取り戻していきましょう!」と定期的なセッションがスタートしたのです。

そんなTさんは、月に1度のセッションを繰り返すうちに、少しずつ、前向きになっていきました。
ただ、「私はいつも人に嫌われている、いじめられている存在」という思い込みブロックが強固にすり込まれているTさんは、平和な状態、穏やかな状態が続くと、逆に、不安が芽生えてしまいます。

「最近の調子はいかが? 職場の人間関係はどうでしょうか」
「はい! まあ、波風なく平和ですが、これがいつまで続くのか……」

こんなネガティブワードが飛び出すたびに、

「わーっ、不安材料を探しちゃダメダメ! 絶対大丈夫だから!」
「は、はい、すみません(汗)」
「自分が悪くないのに、すみませんって、謝っちゃダメ!」
「はい、すみません!」

と、コントのような、ポジティブマインド100本ノックを繰り返していたのです(笑)。

そんなある日のこと、Tさんに、職場の上司から、ゆくゆくは、後輩や新入社員をまとめていくために、スキルアップ講習を受けて欲しいという打診が来ました!

 

・いじめがトラウマだった自分に、ようやく光が。その光への答えは!?

その報告を聞いて、私はセラピストとして、天にも昇るうれしさで、「もちろん、はい、とお返事したんですよね?」とTさんに聞きました。
ぬぐい去れないコンプレックスを持っていたTさんが、ようやく周りから認められてきたのです。

「はい! 当然、『私なんか、とてもとても』と、お断りしました!」

きっぱりと答えたTさんの言葉に、打ちのめされる私。

「あの……、Tさん。その話は、職場の上司から、認められたということですよね?」
「いやいや、ほかにまかせる人がいないだけですよ」

Tさんの思い込みブロックは、かなり手強いです。
でも逆に、手強いからこそ、そのブロックが氷解した時、人生に光が満ちていくのです。

「あのね、最初にここに来てくれた時の、自分の状態を思い出してみましょう。不安があっても、セッションを続けてくれましたよね? それは、Tさんの心の奥に、『変わりたい』という気持ちと、私のことを信じようと強く思ってくれていたからでしょう? その時から見て、今の自分はどう?」
「すごく良くなった、変わったと思います……」
「でしょう? もっと信じていいんですよ。最初から言ってるけど、Tさんはステキな女性なの。幸せは、もうそこにある。自分の思い込みさえ外せば、それは手元に来るんですよ」

Tさんはうつむいて考え込んでいます。ふっと受け取ったメッセージを伝えました。

おそらく、今のTさんに響く言葉です。

 

・ 人生は回転寿司。ハイヤーセルフは寿司職人!?

「Tさんへのチャネリングメッセージは……人生とは、回転寿司です」
「はい? か、回転寿司!??」

突然出てきた「回転寿司」という単語に、Tさんはぽかーんとしています(笑)。

「そう。みんな、カウンターに座って並んでいます。
そして、ハイヤーセルフは……寿司職人です」
「はい? 寿司職人!?!?」
「寿司職人は、マグロの中トロを握って、流してきました。でも、Tさんが食べないと、そのお寿司は流れて、ほかの席の人がとります。寿司職人は、『中トロ嫌いなのかな?』と、ヒラメとか穴子とかを流してきます。それもとらなかったら、イカや玉子になって、しまいには、かんぴょう巻きやカッパ巻きが流れてきます」
「かんぴょう巻きやカッパ巻き……」
「それでも遠慮してとらなかったら? 『ああ、おなかが減っていないんだな』と思われて、Tちゃんの前には、何も流れてこなくなります」
「それは寂しいですね、遠慮してただけなのに(泣)」
「でしょう? それが、来たものを美味しい美味しいって、喜んで食べていたら、寿司職人はうれしくなって『美味しい? じゃあ、これもいっちゃう?』って、ウニやイクラが流れてきて、そのうち、秘蔵のネタも流れてきます。……このメッセージ、意味わかりますか?」
「は、はい。チャンスを見逃していると、同じようなことになってしまうんですね><」
「そう。だから、今度またお寿司が流れてきたら、ぜひとってくださいね?」

そんなわけで、Tさんに、もっとキラキラハッピーになって欲しい私でした。

くれぐれもみなさまも、人生の回転寿司、 取り逃さないよう!!

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