・セレブな女性デザイナーも一押しの、住宅街のご祈祷スポットとは

こんにちは！　心理セラピストの似鳥陽子です。

新年が明けても、なんだかすっきりしない、ツイてないことも起こるし……と、ちょっとどんよりしていた私。
そんな私を、各界のセレブを顧客に持つデザイナーの女子友が、「女性専用の特別な神社があるの。そこですっきり厄を落としましょう！」と、誘ってくれました。

行き先は京都。
京都といえば、歴史と情緒あふれる名刹や神社を数多く有する、誰もが認めるパワースポットシティ！
そんな京都で、友人が一押しのスポットです。
一流ホテルのサロンで、お金持ちや強運の方と、日常で接している友人のおすすめですから、「きっと、滅茶苦茶穴場で、秘密めいたロケーションに違いない！」と、すでに道中からテンションが上がりまくりです。

それが、京都駅からタクシーに乗り、５分ほど走ると、「ここで降ろしてください」と、ひょいっと降りたのです。
え、もう着いたの？　なんだかすっごく駅近なんですけど……。
鬱蒼とした森や、滝などあるはずもありません。

拍子抜けする私をよそに友人は、ごく普通の住宅街の細い道を、スタスタと歩いていきます。
すると、なんと、マンションの１階スペースに鳥居が！　そして、たくさんのステキ女子で賑わっているではないですか！　え、え、何なのでしょう、ここは⁉︎

「市比賣神社、女人守護・厄除専門の神社よ」

市比賣は「いちひめ」と読み、全国でも珍しい、女性向けの厄除け神社なのだとか。
女子の本厄といえば、19歳で初の本厄を迎えたあと、30代が本番！　毎年、前厄、本厄、後厄と、波状攻撃のように、厄除けの必要な年が訪れます。
境内はそんな「厄除女子」が順番を待って列を作っています。

・「すべての女性の願いを約束する」、強力女神パワー！

厄除けだけではありません。
歴代皇后のご崇敬が篤く、格式高いとされる市比賣神社の御利益は、良縁や子授け、安産などの女性に関するものだけではなく、金運アップや商売繁盛、開運とオールマイティ！

なぜ女人専門とされているのかというと、５柱のご祭神すべてが女性の神様、つまりは女神なのです！　世界遺産への登録で話題になった宗像大社（福岡）にも祀られている宗像三女神である、

・多紀理比賣命（たぎりひめのみこと）
・市寸嶋比賣命（いちきしまひめのみこと・弁天様）
・多岐都比賣命（たぎつひめのみこと）

ほか、

・神大市比賣命（かみおおいちひめのみこと・市場の守護神）
・下光比賣命（したてるひめのみこと・大国主の娘）

という５女神の光り輝くパワーで、「すべての女性の願いを約束してくれる」とのこと。何でありがたいのでしょう！

確かに境内は、女性の参拝客が圧倒的で、ちらほら見える男性は、付き添いで来たと思われる方ばかり。
女子の園に迷い込んだように、ちょっと肩身が狭そうに見受けられました（笑）。

・絶対に飲むのを忘れないで！　由緒あるご神水と、よりパワーをいただけるご祈祷

境内の奥には「天之真名井（あめのまない）」と呼ばれる井戸があります。
皇室にお子様が誕生された際に身体を洗ったという逸話があったり、千利休が認める「茶の湯都七名水」の一つであったりと、さまざまな由緒があります。

ご神水をいただいて、絵馬をかければ、願いが叶うと言われているのですが、私がおすすめしたいのはご祈祷を申し込むこと。
矢羽根に願いを書いて、宮司さんにご祈祷してもらうと、ご神水が持ち帰れるボトルがいただけます。

このご神水を持ち帰って、飲用したり、お風呂に入れると、願望成就にさらに効果的なのだそう。
けがれがすーっと流れていくような、清らかな気持ちになる柔らかな口当たりです。

ほかにも、コロコロしたフォルムが可愛いだるまみくじや、女優の羽田美智子さんも愛用する開運カードなど、小さな境内にみっちりと見所が詰まった「市比賣神社」。
新しい年の運気の流れが変わるのは節分から！　　ぜひ、行ってみてくださいね！　ちなみに、友人が祈祷していたのは「商売繁盛」でした、さすが……。

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