催眠療法と催眠術の違いとは⁉︎ 武将だった自分が、今の自分に与えてくれたギフト

日本のカウンセリングの祖といわれるカール・ロジャース氏は、「問題を解決する答えは、自分自身の中にある」と言っています。

なぜか時々、わけもわからずに「寂しさ」が湧き上がってくる時がある。

自分も早く家族が欲しい、幸せになりたいと思っているのに、40代になってしまった。

社会的な地位や収入もあるのになぜだろう。
そんな自分の、「人生が思うようにうまくいっていないわけ」を知りたい、もっと自分を変えたいと、会社役員のSさんは、ヒプノセラピーを受けに来ました。

「ヒプノセラピーは以前も受けたことがあります。その時は、半信半疑という気持ちもあり、何も感じることができず、うまくいきませんでした」と語るSさん。

よく誤解されるのですが、ヒプノセラピーは、「心理療法」ではありますが、「催眠術」とは異なります。
強い暗示をかけるものではなく、悩みの根源を探り、改善へと導いてくセラピーです。
なによりも大切なのは、相談者であるSさんがリラックスすること、セラピー中に、五感を意識して、感情を感じきること。
そして、自分自身を信じることです。

自分のことなのに、自信を持つことができない、心が揺らいでしまう方は多いのではないでしょうか。
では、本当に「自分を信じる」とは、どういうことなのか。
この日、Sさんの前世が、時空を越えて教えてくれました。

 

・すべてを失った戦国時代。その傷み、苦悩が伝えるメッセージとは

現れたのは、戦国時代でした。
当時、小国の武将だったSさんは、部下を率いて敵の様子を調査しながら、戦うべきかどうか、判断を迷っていました。
しかし、結局、戦は起こり、負けてしまいます。
財産も家族も失ったSさんは、後悔の念を抱えながら、寂しく短い残りの人生の幕を閉じていきます。

この前世の記憶を思い出していた最中、Sさんは、戦場で受けた傷の後遺症の痛みのつらさと、強い寂しさに心をとらわれ、何度も、セラピーを中断したくなったそうです。
でも、その痛みと感情は、Sさんに、前世の自分からの痛切なメッセージも、同時に伝えてくれたのです。
それは、「外部の意見に心を惑わされず、自分の信じた道を進むこと」というメッセージでした。

そして、痛みの記憶とともに封じられていた、Sさんの潜在能力も開花します。
それは、武将であった時のSさんが持っていた、リーダーシップや判断力、実行力でした。
そして、家族を失った寂しさや後悔は、現在のSさんがヒプノセラピーの中で追体験したことで、解放されていきます。

セッション後、Sさんはますます仕事での成果を上げ、現在は幸せな家庭も築いています。

「なぜ時々、わけもなく、寂しいという感情がわいてくるのだろう、自分はそんなに寂しがりやではないのにと不思議に思っていましたが、あれは、家族を失った前世の自分の感情だったんですね」と、Sさんは納得していましたが、“わけもなく”、あるいは“無意識に”、わきあがる感情や思考に、潜在意識からのたくさんのメッセージが籠められています。

日本のカウンセリングの祖といわれるカール・ロジャース氏は、「問題を解決する答えは、自分自身の中にある」と言っています。

普段は見過ごしてしまいがちな自分の心に、時々、静かに向き合ってみてあげましょう。
そこに、自分をもっと変える、幸せになれるヒントやチャンスが、いっぱい詰まっています。

その答えを導き出すために、セラピストやカウンセラーを活用してくださいね^^

 

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