本当に『Win-Win』の関係になれるのであればそれで良いのですが、相手のペースに飲まれると自己実現どころか、相手のペース優先で振り回されてしまう危険性があります。最悪、詐欺だったりする場合があるので十分に注意が必要です。
投資に限らずセラピストやコーチも集客目的で誘導めいた質問をしてきてなんとか自分の顧客にしようとする人もいるかもしれませんが獲物を狙うように目をギラギラさせているような人には注意して下さい。確かにセラピストやコーチは役に立ちますが、相性もありますのでゴリ押しする人は避けた方が無難です。そのようなサポート・サービスがあるのだと軽く情報提供したり可能性を広げてあげることは良いことですが、そこから先は相手に委ねるのがマナーです。
少し脱線しますが、最近ではあまり聞かなくなりましたが「あなたは今の自分に幸せを感じていますか？」という質問をする人も稀にいた気がします。
ちなみに、人は誰しも不安や悩みを抱えているものです。だからほぼ必然的に「幸せと言えば、幸せだけど……でも、本当のところ、どうなのかなぁ……」と、ややネガティヴな感情が湧きでてきたりしますよね。つまり少なからず質問に対し「NO」の気持ちが出てくるのです。
相手はそれを待っていて、弱みを聞きだして宗教勧誘するのが目的というオチが待っているのです。
夢って持ってないとダメなの？
僕は夢の話をするのも聞くのも大好きです。それは純粋に楽しいと思うからです。それはそうと、夢は持っていないとダメなのかという疑問も浮かんでくると思います。
夢を語る人はステキな人に見えます。それは本当です。夢を追いかけて頑張っている人もステキです。
でも、必ずしも何時でも何処でも夢を持っていないとダメなのかというと、そうではないのです。これはとても重要なことです。
「夢を持たなければならない」と思い込んでしまうと辛くなってしまいます。勉強も仕事もそうですが、義務感だけでやっていると悲しくなって来ますよね。
夢というのはロマンですので義務ではありません。「夢を持ってない私、夢を語れない私は暗い人間なんだ……」なんて思わないで下さいね。
ブランドバッグを片手に世界を飛び回るというような夢を無理に思い描かなくても、エコバッグ肩手に半額のお惣菜を求めて走り回ることだって、幸せなのです。
子供の成績が悪くても元気で、ワイワイガヤガヤ楽しく暮らせていたら幸せなのです。
程度の差はあれ、「今、ここ」に満足し、幸せを感じられているのであれば、もしかしたらそれは夢がないのではなく、既に夢は叶っている状態なのかもしれません。
だって夢というのは言いかえれば欲です。夢があるということは悪く言えば満たされていない欲があるということでもあります。欲求不満な状態でもあるのです。
ただ私たちは、どこかでハングリー精神をカッコ良いと思い込んでいる節がある気がするのです。「貪欲であれ」というような。
もちろん僕は欲が悪いなんて思っていません。欲は活力になるのも事実だと思っています。しかし、満たされているのであれば、無理に新たな欲を生みだす必要はないと思うのです。
無理に『夢コンプレックス』を持たなくて良いのです。
日常というプロセスの中で、ある時、ふと何かを感じ、それが急に夢になる。そういうものも風情があって良いと思います。
夢がないことが問題なのではなくて「夢も希望もない。お先真っ暗だ……」といった具合に人生を否定的に捉えてしまっているとしたら、それが問題なのです。
夢を持っていても、夢は変わるかもしれません。優先順位が変わったって良いのです。「今、ここ」のあなたにとっての幸せの優先順位が大切なのです。
僕の夢は、大きく言えば世界平和です。みんなの心が満たされて、それぞれが自分らしく、心身共に元気で暮らせるようになることです。
それが実現するかどうかが問題なのではなく、実現した未来をイメージして追いかけている自分が好きなのです。
もし、あなたが叶えたい夢を持っていたら、僕にこっそり教えて下さい。
《ココロセラピストTATSUMI さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E5%B1%B1%EF%A8%91%E9%81%94%E5%B7%B3/?c=6713
