ココロセラピストが語る! 話を聞かない人はモテない? ~「話だけなら聞くよ?」も同罪かもしれない~

話を聞いて欲しい!

人は誰しも自分の話をちゃんと聞いて欲しいものです。
だから話をきちんと聞いてくれる人は信頼されますし、モテます。

逆をいうと、人の話をちゃんと聞く事ができない人はモテないということです。

話を聞いてくれるということは、少なくとも自分から発した情報や気持ちを相手が伝わっていると思えるので安心しますよね。
だって、情報が伝わらなければコミュニケーションになりませんから。

これはプライベートでも仕事でも同じことです。

とにかく話を聞いてくれないと話にならないのです。
しかし現実は、話を聞くと言うのはこれがまた難しいものだったりします。
だからこそ、信頼度やモテ度に差がでてしまうのです。

 

話を聞かない男?

世間的には「女性は話を聞いてくれる男性を好む」という傾向があると言われています。
ものすごく大事なことなのですが、それにプラスアルファしたいことがあります。

それは「男性も女性に対してそう思っているよ」ということです。

ではなぜ「女性は話を聞いてくれる男性を好む」という偏った言い方が定着してしまっているのか考えてみましょう。

女性はおしゃべりが好きだから。
もちろん、それもあるかもしれません。
おしゃべりをするには相手の反応が必要です。
だから、異性が無反応だと、困ってしまうのです。

ただ男性は沈黙が好きなのかというと、決してそういうわけではありません。
男性は男性でちゃんとコミュニケーションを重要だと思っているのです。

ちょっと極端ですがオタク男子を想像して下さい。
自分の得意分野を熱く語り合いたくて仕方がありません。
できれば自分の持っている知識を出しきり、白熱したバトルを繰り広げたいと思っています。
もちろん口論という意味ではありません。
共感したり理解度を高めたりです。

そうすると女性は(……これも偏見かもしれませんが……)、「うわぁ。はじまったよ。ウンチクを永遠に話されたら困っちゃうな。聞きたくないー……」と思いませんか。
もしも僕が女性だったら、おそらくそう感じると思います。

「マチルダさんがね……」と熱弁されても、ガンダムの世界観あってこそのマチルダさんなので、まずそこを理解しないことには話が通じなくて当たり前なのです。

僕は、これこそが重要だと思うのです。
立場を逆にして考えると女性の話題で比較的ありがちなのが『知らない人』の話題かなと思います。

そうすると男性的な言い分(……僕だけかもしれませんが……)だと、情報が把握できなすぎて、疲れてしまうのです。

「佐藤さんと、鈴木さんがね……それで山田さんと加藤さんが。そこで佐藤さんが……」みたいな展開になって来ると、誰が誰だかわからなくなってしまって、情報処理が追いつかなくなってしまうのです。
そうすると、反応に困って話を聞くに聞けなくなってしまうのです。

『オタク男子』も『知らない人女子』も、結論とすれば話をしている方は、聞いて欲しくて一生気延命話しているのですが、聞いている側が理解に苦しいことが問題なのです。

「男の人って話を聞かないわよね?」というわけではないのです。
性別は関係無く、通じない話題に関しては共感を求める前に相手が理解をできるように意識を持つ事が大切だと言えるでしょう。
「これだから男(or女)は……」と結論づけてしまわない事が運命の分かれ道になって来るのです。

同性同士の場合は近い世界観(話題)で話をしているので、そんなに工夫しなくてもある程度は通じやすいのです。
ただ異性は同じ人間ではありますが、やや違った文化を持っているわけで、だったら話が通じないであろう可能性を念頭に置いておくことも大事なのだと思った方が良いです。
それは決して理解しあえないということではありません。
理解しあうための配慮なのです。

 

話だけなら聞くよ?

「話だけなら聞くよ」という人は、ちょっと問題があるかもしれません。
文字通り受け取ると「聞くだけ聞いてあげようじゃないか」という意味です。

本当に真剣に話を聞いてくれる人もいるので絶対ではありませんが、このセリフを真に受けてしまわない方が良い場合もあります。
「話だけなら聞くよ」というのは、単に自分に話題がないから、面白い話を相手に期待しているだけということもあります。

そういう場合だと「へぇ」とか「そうなんだぁ」という適当な相槌は返ってきますが、そこにはもはや話を理解しようとも共感しようとも思っておらず「まぁ、話したいだけ話してよ……」という雰囲気になってしまう場合もあります。
それだと、音声として、あるいは文字として垂れ流しにしているだけで、もはやコミュニケーションではないのです。

壁に向かってひとりでしゃべっているわけではないので、話をするからには少なからず反応が欲しいものです。
でも、あからさまに興味無さそうなレスポンスをされると、本当に話を続けた方が良いのかどうか疑問になってきますよね。