子供たちが住みよい時代をつくろう! ~ 僕たちが老害と呼ばれないために~

子供たちが元気で笑顔に育つ環境こそが真の平和のバロメーターなのです。

『ぼくの名前はズッキーニ』

先日『ぼくの名前はズッキーニ』というスイス・フランス合作のストップモーション・アニメ映画に連れて行って貰いました。

可愛い人形アニメなのですが、見てびっくりしました。

見ているだけで癒されるような可愛らしい感じの映画ではなかったのです。

ネタバレにならない程度にあらすじを言います。

主人公はズッキーニと呼ばれている少年です。
彼は不慮の事故で孤児になってしまいます。
その流れで孤児院(児童養護施設)に入ります。
そこで出会った仲間たちはそれぞれワケアリな子供たち。ズッキーニはその施設で……というストーリーです。

僕が観たのは上映終了間近だったので、この記事が読まれている頃は上映されていないかもしれません。
でも『奇跡の子』(ジル・パリス)という本が出ているので興味のある方はネットで検索して見て下さい。

 

子供文化を意識していますか?

なんで急にアニメ映画の話をしたかというと子供たちに意識を向けて欲しかったからです。
話が大きく飛びますが『文化』って大別するとふたつあるのです。
それは大人文化と子供(若者)文化です。
一般的には大人文化をメインで意識して文化と呼んでいると思います。
でも同時に子供文化というものがあり、子供社会というものが存在しているという点も決して軽視してはいけません。

子供は勝手に大人になって社会に巣立って行って日本(または世界)を守ってくれる人材に育って行くものだ。
もし、そのように思っている人がいたらこれは大きな間違いです。

子供たちを如何に守り、育てていくかで人類の未来は本当に大きく変わってしまいます。
もちろん大人自身も大事ですが、同じくらい子供も大事なのです。

何が言いたいかというと僕たちは大人の都合で子供たちを振り回してはならないということです。

 

フライングで妊娠してすみません!

先日、恐ろしい話を聞きました。
背筋が凍りました。
ある保育園にはトンデモなルールが存在しているのです。

それは妊娠の順番待ち。
万年人員不足な業界だからか、簡単に辞められたり育児休暇を取られりしたら困るという言い分がそういうルールを生みだしたのでしょう。

ある保育士がそのような条件下でフライング妊娠してしまって園長に謝罪に行ったというエピソードがあるようなのです。

昔から子供は天からの授かりものと言われています。
なのに職場都合で妊娠の順番が決められているとかいうのはおかしいです。

では順番が回ってきたら期間内に子供を妊娠して出産できるものなのでしょうか。
命ってそんなに簡単に人間の都合でコントロールできるものなのでしょうか。

僕は子供がいません。
だから出産や育児の事はあまり強く言える立場ではないのかもしれません。
でも、だからといってこのような重大事件を自分には関係ないとスルーすることはできません。

保育所勤務ではない人たちも、子育てがすでに終わった人たちも、こういう問題を他人事として軽く考えたりスルーしたりするのは大間違いです。