『指』と『逆鱗』~ 話題に触れただけで発狂する呪い? ~

確かに科学的な根拠もわかりませんし、どうしてそれがマナー違反なのかはわかりません。 でも、不愉快に思う人は多いと思いますし、それに気づかない人も多いのです。

これは特定個人に向けた話ではありません!

これからする話は特定の誰かに向けた話ではありません。

どちらかと言えば僕の失敗体験から学んだ情報をみんなでシェアすることで僕と同じ目に遭わないで欲しいという願いを込めています。

なので、もし、この話を読んで「それ、私のことですか?」と思うことだけは絶対にやめて下さい。
そうではなくて「あ、そういうものなんだ……」とコッソリ胸の内に留めて置いていただければ結構です。

どうしてこのような前置きをわざわざしているかと言うと、僕も理由はわからないのですが、この話を特定の人にすると善意であろうとも、どんなに言い方を気をつけようとも『怒りの感情』が瞬時に湧きあがって理性を失った鬼の如く逆ギレしてくる人が多かったからです。

心理学的にとか、スピリチュアル的に、とか、そういったことはわからないのですが、こういうものを『逆鱗に触れる』というのだと思います。

 

『逆鱗』とは?

ちょっと難しい言葉ですが折角ですので『逆鱗』について簡単に説明します。
読み方は「げきりん」と言います。

龍には鱗がたくさんあるのですが、そのうち1枚だけ逆向きの鱗があるそうです。
それが『逆鱗』です。

龍は基本的には僕たちの味方なのですが、その逆鱗に触れられることがものすごくイヤみたいです。

悪意があろうとなかろうと、逆鱗に触れられた龍は怒り、荒れ狂い、暴走します。
そして、触れた者を容赦なく攻撃し、殺します。

だから『逆鱗に触れる』というのは、柔らかく言えば「相手がものすごく嫌がるポイント」のことです。
ちなみに龍の場合は『逆鱗』はアゴの部分にあるので比較的わかりやすいです。
だから、そこにさえ気を付ければ喧嘩を売らない限りまず攻撃されることはまずありません。

でも厄介なことに人間の場合は『逆鱗』が何処にあるかさっぱりわかりません。
家庭環境の話題に触れた途端泣きだしたとか、仕事の話に触れた途端怒りだしたとか、その人固有のNGワードがあることも多いです。

言葉に限らず、身体の特定の個所に触れたら発狂するとか、そういう人もいるかもしれません。

誰しも『逆鱗』の一枚や二枚はあっても不思議ではありません。
それも個性だと思います。
でも、例外もあります。
『全身逆鱗人間』も稀にいます。
何を言おうと、何をしようと、悪く解釈して怒りだしたり、嫌味を言いだしたり、悲観的になりだしたり、破壊行動に及んだり、理性を失って実生活に支障が出る人です。

その場合は『逆鱗』という括り『ビョーキ』かもしれません。
何故カタカナで書いたかと言うと、必ずしも医学的とは限らないからです。
もし、自分の身近にそういう人がいたら、心身の何処か具合が悪いのではないかを気にかけてあげて下さい。
場合によっては一緒に信頼できる専門家に相談に行ってあげてください。
危険過ぎて近づけない場合は、そっと逃げて下さい。

やむをえません。
たとえ仕事仲間でも、家族でも関係ありません。

関わることで人生を壊されるくらいならすべてを捨てて逃げた方がマシです。

 

恐怖の『人さし指』?

ハッキリしたことはわかりませんが、一般的に『人さし指』で人を指してはいけないと言われています。
これは日本だけでは無くて、他の国でも同様に考えられている場合が多いです。
だから安易に『人さし指』で誰かを指すと怒られます。
怒られないにしても「マナー違反だよ」と指摘されると思います。
ただ、『人さし指』に関しては怒られても指摘されても逆ギレする人は不思議と出会わない気がします。
せいぜい「なぜ?」と質問されるくらいで敵意や怒りを剥き出しにはされないところが救いです。
そう考えると、タブーではあっても『逆鱗』ほど狂気染みてはいないと思います。