不倫の話の何処が楽しいの?~他人の不倫よりも自分のQOLを充実させて~

不倫をしている人は気をつけて下さい。 不倫はどんどん深みにハマって行きます。 不倫が軽い気持ちで始めたものにせよ、度壺にハマったら抜けられなくなります。

不倫大好き⁉︎

不倫の話題が出ると、たくさんの人が食いつきます。
これは実に興味深い現象です。

誰かが、意図的にその話題を流行らせようとして、ライティングスキルを駆使してどうのこうのということはなさそうです。
なんとなく、不倫の話題が出ると興味を持ってしまうものなのかもしれません。
そんなわけで、今回は不倫について思う事を語って行こうと思います。

 

巷は不倫で溢れている?

なんとなく芸能人が不倫を率先してやっているようなイメージを持っているかもしれません。
でも、必ずしもそうではないですよね。

芸能人は顔も名前も知れわたっているから、印象的なだけで、それ以外の人たちだって不倫をしている人はしていると思うわけです。

どうやって不倫のネタを拾って来るのか手法こそわからないので、何とも言えないのですが、実は不倫は身近なところで、案外多く存在しているのではないかと思います。

たとえば、高校生辺りの恋バナなんか聞いてみると、厳密には不倫では無いけれど、たぶん、「彼氏が浮気してさー」とか「彼女が二股してやがった!」とか、そういう話題を少なからず出て来ると思います。

ただ独身同士の浮気より、不倫の方、家庭があるだけ強烈度は上がります。
けれど、結局言葉のニュアンスが違うだけでやっていることは同じですよね。
独身なら何股しても良いというわけではありませんから。

 

不倫のゲーム性?

不倫の動機は人それぞれだと思います。
結婚相手に不満があって乗り替えたかったとか、結婚こそしてしまったが、運命の出会いを感じてしまったとか……。
単なる不純な動機かもしれません。
それは当人に聞いて見ない事にはわかりません。

ただ、不倫の中にはゲーム性があるから魅力的(興味の対象として)なのかなと思える節もあります。
どういう事かというと《バレてはいけない》という点です。

例え話として適切かわからないのですが、中高生の隠れタバコみたいなものです。
昔、そのような噂を聞いた事はありませんでしたか。こっそりタバコを吸っている子供。
しかも何故か学校のトイレで。
もっとも今の時代だと建物には火災報知機がまず付いていると思うので、誰もそんな事はしないと思うのですが。

ニコチン依存症でも無ければ、わざわざ学校のトイレでコソコソタバコを吸う必要はありません。
喫煙する中高生が必ずしもニコチン依存症とも考えにくいです。
放課後まで我慢できるのならば下校時に一人になって誰にも見られない場所で、堂々と吸った方が楽じゃないですか、どう考えても。

トイレでタバコを吸ったら、まずニオイが残ります。
そうすると誰かが先生に「トイレから異臭がします」と言えば、あっという間に大事件と化します。

それ以前に、タバコって喫煙者はあまり気付かないのですが吸うとバレます。
何故なら衣服にニオイが付着するからです。
自分が吸っていなくても近くで誰かに吸われたら最後、吸っていなくてもニオイが染み付いてしまうという強烈さ。
となるとニオイが付着した犠牲者たちも容疑者にされてしまいます。
やはり大事件に発展するリスクがあるわけです。

そう考えると、わざわざリスクを取ってでも学校のトイレでタバコを吸わなければならない理由があるはずなのです。

「学校に不満があるんだ!」とか「誰も俺の悩みをわかってくれない!」とか色々な動機はあると思いますが、何割かの人たちは《バレそうでバレナない刺激》も少なからず動機としてあると思います。

中高生の喫煙も、大人の不倫もそうですが、多少の罪悪感はあっても、バレるかバレないかヒヤヒヤしながら行う点にある種のドキドキワクワク感があるのかもしれません。

必ずしもゲーム性だけが動機とは言い切れませんし、もっと複雑な思いもあるかもしれません。
でも、ゲーム感覚で行うにしてはリスクが高すぎます。
ちょっとした《度胸試し》と思っているような方は一歩間違えば人生が台無しになってしまうので絶対にやらない方が良いです。

 

不倫の善悪について

「不倫を中高生の隠れタバコと一緒にしないで下さい。私たちはそんな遊び感覚じゃないんです! 真剣なんです! ふざけないでください!」

という人も少なからずいると思います。
確かにゲーム感覚ではなく、結果的に不倫という形になってしまったワケアリのケースもあるかもしれません。

たとえば、親に無理矢理政略結婚をさせられてしまい、不自由な生活を強要され続けたとか、そういう場合は、不純な動機で不倫をしたとは言い切れません。

恋愛生活が本当にうまくいかず、離婚をしたいが伴侶がそれをどうしても認めてくれず結果的に別の異性(または一部の同性)と不倫関係になってしまったという場合も同情の余地はあります。

そのように考えると、《不倫=絶対的な悪》とは言い切れません。
僕は決して不倫を肯定的に解釈しているわけではありません。
しかし、安易に悪と決め付けてしまうのも危険ですので、万一、身近なところで不倫をしている人がいたら、バッシングする前に一度、大きく深呼吸をしてみてください。

 

不倫を面白がる当事者ではない人たち

不倫の問題点は当事者ではない人たちまでもが、面白がって興味深々で食いついてしまう事です。
テレビでも雑誌でもネットでも、不倫の話題はものすごく盛り上がります。

当事者が盛り上がっているのはわかるのですが、当事者でもない人たちまで何故か盛り上がってしまうのは不思議ですよね。

「それを言ったら、スポーツだって選手じゃない人たちが盛り上がってるじゃないか!」と言われそうですが、あれはそもそもゲームです。
そして応援したい人を個人あるいは集団が応援しているだけなので、倫理に触れることはありません。
確かに一部過激な人たちも存在しますが、それはマナー違反です。
そして、不倫はスポーツではありません。
ゲーム性はあってもゲームではありません。