ココロセラピストが語る!『人生は誰のもの』?~他の誰かとまったく同じ人生や成功法則なんて存在しない~

21世紀になっても、まだまだ差別や偏見は多く残っています。 たとえば「私は学歴が無いから……」「私は○○の仕事以外、どうせ雇って貰えないから……」と、その望んでいない業界内だけで数え切れないほど転職して、毎回失望している人も少なくありません。 僕もかつてはその一人でした。

ちなみに「カウンセリングを受ける人は、既に自分を見失っている証拠だ!」とか「カウンセリングはメンタルが弱い人が受けるものだ!」と思っているかもしれませんが、それは大きな誤解ですので注意してください。
自分を完全に見失っている人はカウンセリングをそもそも受けようと思いませんし、受けません。自暴自棄になっていると思います。

自己評価不安といえばフィジカルな面とセットな時もあります。
たとえば怪我や病気をしてしまって、メンタルがモヤモヤしてしまった。
怪我や病気の影響で人生設計を作り直さなければならなくなったという場合です。
怪我や病気を治すのはカウンセリングの役割ではありませんが、そこで改めて自分自身を知ることで次のステップへつながるヒントは何かしら得られるかもしれません。

また、人生の分岐点でカウンセリングを受けるのもオススメです。
それこそ義務教育が終わる頃に進路について考えると思います。
まさにその時こそ自分を見つめ直すのに最適な時期かもしれません。
就職活動の時期に自分を見つめ直すこともとても有意義です。

よく『人生のレール』という言葉を聞きますが、そもそも、そのレールの正体は幻想です。
本当は、そんなレールは存在しないのです。
まやかしなのです。

レールが存在するとしても、誰かが作ったレールが安全でハイクオリティのレールとは限りません。
線路なんてないわけですから、自分で好きなところを走って好きなところに行けばいいのです。

車を運転する時、ナビを見る人も多いと思います。
でも、ナビがあるからと言って必ずしもナビに従う義務など無いのです。
ナビは美しい景色の見える道を教えてはくれません。
ナビはステキな出会いがある道を教えてはくれません。
ただ「参考までに、この道なんてどうでしょう?」とオススメしてくれているだけなのです。

『人生のレール』というイメージを作ってくれた人は善意なのかもしれません。
極論を言えば一流大学に進学しなさい。有名な会社に入りなさい。お金持ちと結婚しなさい。こういうレールです。
確かに、そういうレールも素晴らしいとは思いますが、必ずしも道はそれだけでは無く、それと違う選択をしたからと言って『人生の脱落者』になったわけではないのです。

 

なんで、この話をしたかというと……?

カウンセリングの話を長く書いてしまいましたが、僕はカウンセリングをごり押ししたいわけではありません。
ただ、自分を見失いかけた時は『自分の再発見』をして欲しいなと思っています。
カウンセリングはそのツールの1つだと思ってくれれば嬉しいです。
自分という尊い存在を否定的では無く肯定的に受け止めてあげて欲しいのです。
良いところも悪いところも「それも、自分なんだ……」と思ってあげて下さい。
その上で、どうやってQOLを高めるかを考えて欲しいのです。

21世紀になっても、まだまだ差別や偏見は多く残っています。
たとえば「私は学歴が無いから……」「私は○○の仕事以外、どうせ雇って貰えないから……」と、その望んでいない業界内だけで数え切れないほど転職して、毎回失望している人も少なくありません。
僕もかつてはその一人でした。

確かに学歴や職歴は重要ですが、「私の人生は○○と決まっているんだ……」というネガティヴな思い込みに支配されないで欲しいのです。
その奇妙な人生のレールを作ったのが誰なのかはわかりません。
しかし、その呪縛に支配されて心身を日に日に弱って行く姿を僕はこれ以上見たくはありません。

楽な人生があるかどうかは僕にはわかりません。
しかし、人生を思い込みや劣等感に支配されて諦めてしまう生き方は勿体ないと思うのです。

他の誰がどういう生き方でQOLを高めているのかはわかりませんが、あなたにはあなたのQOLの高め方がきっとあるはずです。

「どうせ……だから私はダメだ」ではなく「どうせだから、自分のQOLを最大限に高める方法を考えてチャレンジしてみよう!」と少しでも思って頂けたら幸いです。

 

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