ココロセラピストが語る!『SNS疲れ対処法』とは?~オンでもオフでもコミュニケーション能力が大事!~

SNSに限ったことではありません。学校でも会社でも何処でも一緒です。理不尽なことではありますが、正論をぶつけて変質者の怒りをエスカレートさせてしまっては命さえも危険になってしまいます。

 

SNSで誰とつながりたいの?

SNSというと、なんとなくオープンなイメージがありますが、それもまたストレスの原因だったりします。オープンだからかこそ未知なる楽しいモノ、素晴らしモノ、ステキな人に出会える可能性があります。しかし、裏を返せば不本意な何かとつながってしまう可能性だってあるのです。

たとえばあなたが、学校や会社で、全員と仲良くなれるコミュニケーションの達人だったら、SNSでどんな人と出会っても上手にコミュニケーションが取れるかもしれません。ただ、知らず知らずに望まないタイプの人と接点が増えてしまったら、SNSはあなたにとって、苦痛でしかなくなってしまいます。

 

リアルな知人から申請が来るストレス

「職場の先輩や上司からFACEBOOKで友達リクエストが来て悩んでいます」というような悩みも多いようです。
会社の人間関係以外の人間関係を構築して楽しみたいからわざわざSNSをしているのに会社の人間がSNSにまで介入してきたら完全にプライバシーが無くなるし、上限関係や世間体もあるから本音を言えなくなると思ってしまうのでしょう。
確かにこれはものすごくストレスだと思います。

そういう場合はシステムを駆使して見られたくない相手には投稿が見られない設定にするという方法もあります。
めんどくさいと思うかもしれませんが、SNSの対象はあくまでも人間であり、結局のところ媒体がヴァーチャルなだけで人間関係の基本は同じと考えた方が良いです。「SNS=お手軽簡単な人間関係」ではないのです。

誤解しないで欲しいのは「SNS=深い人間関係」ということが言いたいわけではないのです。
先ほど仮面の話をしましたが、家族間でも、職場でもTPOに応じて仮面があるように、SNSにもSNSの仮面が必要なのです。「そんなの私らしくない」と思うかもしれませんが、そうではないのです。

「私らしさ」というのは制限をかけずに、自分全開で、何をしても良い状況、状態という意味ではありません。そして、「私らしさ」を出した場合、SNSなら誰かが必ず受け入れてくれるとも思わない方が良いです。家族や会社よりは、発言の自由度が高まるし、受け入れられる可能性も高くなるよというだけの事なのです。『SNSユートピア幻想』に浸って、自由と傍若無人を履き違えて振る舞っていると痛い目を見ます。

何処で押して何処で引くか。
これはリアルでもSNSでも同じ事なのです。
どんなふうに自分を演出して、どんなふうにリスクマネジメントして、どんなふうにコミュニケーションを円滑にしていくかという意識は持っていた方が良いです。

たとえば、僕がオススメしているのはSNSに介入して欲しくない集団の人たちとは徹底して関わらないという事です。
同じ会社の人とは関わらない。同業者とは関わらない。同級生とは関わらない。
好きではない宗教の人とは関わらない。ビジネス系とは関わらない。この方が、断然安全です。

ただ「断ったら悪い気がする」「断ったら恨まれそう」「共通の友達にスパイされそう」「面識がある人を断ったら、次に会った時に気まずい」という不安が頭をよぎるかもしれません。当然だと思います。
だからこそ、徹底した方が良いと思うのです。プロフィール欄にあらかじめ「○○の方とはFBではつながりません。予めご了承ください」と書いておくのも良いと思います。

それでも「同じ会社だけど、○○ちゃんは友達だから……」とか、「同級生お断りとは言ってるけど、△△さんは仲良しだから…」とか、割り切れない場合は、その線引きも自分の中で明確にしておくと良いと思います。自分の中で基準を作っておけば、誰とつながるか否かに悩まなくても良くなると思います。

「○○さんは承認して私は拒否ってどういうことよ!」というケースを想定して不安になるのだと思いますが、そういうリスクを承知で承認するのであれば、最初に言いわけをきちんと考えておいた方が良いです。

また、情報が間接的に漏れてしまって(情報を漏らさないという約束をしているのに)実生活に支障が出るようであれば、その人との人間関係そのものを見直した方が良い時期なのかもしれません。

そもそもプライベートで楽しんでいるSNSを特定の集団の人間関係に影響させる方がおかしいのです。
もし、それが原因で実生活に支障が出てしまったらその集団の権力のある人に相談した方が良いです。
オンとオフを切り替えられない人は、残念ながら賢い人ではありません。もし、公私混同するような集団なら、SNS以前の問題では無く、その集団との関係を考え直した方が良いです。