ココロセラピストが語る!『仕事と人生の質』とは? ~働く事の本質を個々人が考える時代~

これからは人工知能が進化して、人間の仕事が減って来ると言われています。 複雑な心境ではありますが、だとしたら、なおさら会社に人間が合わせる必要はないという見方も出来ます。

何の解決策も無く、相談相手も無く、誰かと話をする余裕も無く、愚痴を投稿し「もしかしたら、私は本当に無能で社会不適応者なのかもしれない……」と自己肯定感が著しく下がり、パワーが摩耗して行く。そういう人、周囲にいませんでしょうか。
これは一部の一流企業に限ったことではありません。アルバイトだって同様です。

そういう追い詰められた状況の方が燃えるというタイプの人もいるので必ずしも否定はしませんが、この手の会社が苦手な人は、そんなにまでして耐えなくても良いのかな、と思うのです。
というのも、自滅したらそこで終わりだからです。

自分には業務内容が合っていない。
給料面で納得がいかない。
ここにいたら出世のチャンスは無い。
勤務の時間帯が自分のライフスタイルに合わない。
労働基準法が守られていない。
また、待遇は良いけれど自分のポリシーに反する内容だった。
収入は多いけれどプライベートがなくなった。
子供が生まれたから生活のリズムが変わった。
今まではバリバリ仕事をする生き方が良いと思っていたが、最近は恋愛や結婚に力を入れたくなった。
サービス残業が多いけれど、その時間を家族サービスに充てたい。
どうしても仲良くなれない上司、同僚、部下がいる。
給料は安くても良いから早く帰りたい。
キツくても良いから夜勤はやりたくない。
手段は選ばないからとにかくお金を増やしたい。
将来の夢を実現したい。
祝祭日や日本の文化を大事にして、そういう日は休みたい。
祝祭日こそ稼ぎ時だから働きたい。
家族と接する時間を増やしたい。家族と折り合いが悪いから出来るだけ会社に拘束されていたい。
体力が持たなくなった。
仕事に飽きて新しい事をやりたくなった。
面接の時と話が違う。また学校に行きたい。
勤務場所があちこちではなく、一か所に留まりたい。
ノルマのない仕事がしたい。
固定給の仕事がしたい。
歩合制の仕事がしたい。トイレに行ったら怒られる職場はイヤだ。
食事時間(休憩)中も労働させられるのは気になる。飲み会が多すぎる。
勤務時間後も仕事の連絡がバンバン入る。
イケメンの多い職場が良い。
横並びよりも上下関係があった方が良い。
引っ越したい。
タバコが耐えられないetc……。

古い時代では、上記のような考えを持つと「そんな余計な事は考えるな。雇って貰っている会社の都合に合わせるのが当り前だろう!」と怒鳴りつけられたかもしれません。
でも、今は21世紀です。
時代はまだまだ変わります。

仕事はもちろん大事ですが、人生の質(QOL)を考えた時に「自分は、本当は何を望んでいるのだろう?」と考えるのはとても重要だと思います。
むしろ「会社ってそういうものでしょ……」という古い価値観、枠組み、思い込みや先入観にとらわれている人たちの方が危険な状態と言えるかもしれません。
現に「そういうもの」じゃないから女性が進出してきたんですよね。
だったら、もっと老若男女が働きやすい環境を作って行ったりする事も大事ですよね。
もし起業家を目指している方がいたら、そういう事も意識すると楽しいかもしれません。

既存の会社でも、必ずしもみんながみんな同じではなく個性があります。
なので、今の仕事とは違ったスタイルで働きたいと思ったら転職しても良いと思うのです。

時々、「私が今辞めたら会社に迷惑がかかる……」という人がいます。
なら、辞めるとか辞めないとかを考えなければ良いだけの話です。

逆に考えて下さい。
ヘルニアになった途端に、それこそ会社に迷惑がかかるからと自主退職に追いやられたりとか、現実にはあるわけです。
雇われている側の人権など知ったことではありません。
迷惑はお互い様なのです。
労働基準法が本当に守られるかどうかは別として法の範囲で最短で辞めるのは迷惑行為ではありません。

脱線しますが、たとえば喫煙所でタバコを吸っている人がいるとします。
タバコが嫌いな人が喫煙所で「あなた、臭いわよ!」と言ったらダメですよね。
タバコを吸える権利の場所でタバコを吸っている人に対して。それと同じで、辞める権利がある人が法律を守って退職すると言っているのにそれを否定したり拒否したりしたらダメなのです。

それに本当に辞められて困る人材には会社側が折れて、妥協してでも引きとめようとします。
条件そのままで辞めたい人を引き止める人は、単にその人を利用しようとしているだけです。
傲慢になるのも問題ですが、会社が自分をどう思っているかを冷静に分析する能力も案外必要だったりします。
『Win-Win』でなければ、媚びる必要はありません。

 

都市伝説?

これからは人工知能が進化して、人間の仕事が減って来ると言われています。
複雑な心境ではありますが、だとしたら、なおさら会社に人間が合わせる必要はないという見方も出来ます。
機械がやってくれるわけですから。

だからこそ、人間として、自分という存在として、どうやって自分の人生の質を高めるかを考えた方が良い気がします。
人工知能に仕事を奪われる前に、自分らしい働き方、そして生き方を考える事も大事な気もします。
自分らしい生き方に共感、共鳴する仲間たちが集まった、仕事スタイルが、今後、どんどん増えて来る気がします。
もしかしたら、もっと複雑な時代になるかもしれませんが、うまく流れに乗れば、自分の人生を良い方向にどんどんカスタマイズできるようになるかもしれません。

「そんなこと言っても……」というのではなくて、意識の話です。
個々人がお互いを尊重し、自由を尊重し、人生の質をもっと考えれば、人生はもっと楽しく豊かになると思います。

 

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