SNSの謎文化!! 『あいさつおじさん』から学んだ大切なコト!? その2 ~あいさつおじさんと潜在意識~

生きていると色々な事があります。気づいた時に、改善を。健全な習慣が健全な人生を作るのです。

おい! あいさつおじさん! 確信犯でやっているのか!?

SNSのバイオハザード、あいさつおじさん。プログラミングされた機械のように、毎日あいさつスパムを繰り返す怪人。
本当は怪人ではなく普通の人なのかもしれません。しかしやっていることが尋常ではないので、やはり怪人なのかもしれません。

「止めて欲しい!」と言われても「迷惑ですよ!」と言われてもへっちゃら。個人メッセージでして指摘してもスルー、もしくは激怒して反論。

ストーカーもビックリするくらい、毎日のルーティンワーク。せめて、あいさつスパムを社交術と本気で信じあっている相思相愛の内輪だけで盛り上がってくれたら誰も文句言わないのにと言いたくなります。

きっかけは様々だとは思いますが、この愚行、実は本人もあまりよくわからずに繰り返してしまっている気がします。意識してやっているつもりは無いけれど、気がついたら習慣になっていた。だから、「どうしてそんな事をするんですか?」と言われても、納得できる返答が少ないのです。

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習慣とはわざわざ意識して何かをする事ではない!

多くの人たちは、朝起きたら、トイレに行きます。そして顔を洗って歯を磨きます。そして、見たい番組があるわけでもないのにテレビをつけます。時計代わりに使っている程度の理由でしょうか。

これらの行動は習慣です。おそらく、朝起きたらトイレに行かなければならないと思っている人はあまりいないと思います。余程眠い時は別ですが、イヤイヤ顔を洗う人も少ないと思います。歯磨きも、義務と言うよりは寝ぼけながらも自然に歯磨き粉を歯ブラシにつけて、ゴシゴシとやっているのではないでしょうか。
これらの行動は幼いころから両親や学校の先生などに教えられて教育の一環として身に付けた習慣かもしれません。

人間は習慣化されると、何も考えずに自然とそれらの行動を取るようになります。トイレにしても、生理現象だからトイレに行くのだと言われればもっともな気がしますが、思い返してみるとトイレトレーニングをきちんと受けているから朝、トイレに行くのです。トイレトレーニングなんて関係ない程の年齢に遡ると、オムツがあるので朝だろうと昼だろうとトイレに行く習慣など身に付きません。つまり人為的に潜在意識に植えつけられたプログラムなのです。

顔を洗うのも歯を磨くのも、子供の頃はどちらかといえば、面倒なのでやりたくないという思いが強かったのではないでしょうか。僕に至っては、永久歯が生えて来た頃も歯磨きが嫌いだったので気がついたら虫歯大王になっていました。「テストの点も50メートル走の数字も誇れないが、虫歯の数なら誰にも負けないぜ!」といった何の自慢にもならないような情けない子供でした。これは『後悔』と言う単語を覚えた頃には既に手遅れでした。

しかし、今では時々、サボる事はあっても基本的に深く考えることなくルーティンになっています。これは僕だけの事ではなく、殆どの人が同じだと思います。

テレビに関しては、本当にスゴイと思います。別に誰も「テレビを観なさい!」なんて言わないと思うのです。でも、朝起きたらテレビをつける。学校から帰ってきたらテレビをつける。会社から帰ってきたらテレビをつける。とにかく、テレビのある部屋についたら最優先事項であるかのようにテレビをつける人が多いです。24時間観たい番組があると言うのなら話は別ですが、まずそのような事は無いと思います。観たい番組があるわけではなく、もっと言うとつける必要すらないのにテレビをつける。これも習慣なのです。

テレビはおそらく、親が毎日テレビをつけているのを子供は見て習慣化されたのだと思います。子供は親の影響をものすごく強く受けますものね。しかも、スイッチ一つでテレビをつけられるので、顔を洗う事や歯を磨く事ほど面倒ではありません。だから「テレビをつけるのが面倒だからイヤだ!」という人は殆どいないと思います。これが習慣の持つパワーなのです。

とにかく習慣化された行動は何年でも当たり前のように繰り返されるのです。もはや善とか悪とか常識とか非常識とかメリットがあるとかないとか、そのような問題ではないのです。習慣として定着すれば動機や大義名分など必要ないのです。

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あいさつおじさんと潜在意識

新人あいさつおじさんは、誰かに教育されたか、影響されたかして意図的に『あいさつスパム』を繰り返しているのかもしれません。しかしベテランあいさつおじさんは、もはやその行為が習慣化されているので、潜在意識の領域で動いているのです。

朝起きて、トイレに行く。歯を磨く。そして、『あいさつスパム』する。言い切ってしまえば、これは悪い習慣です。しかし、習慣は善とか悪の問題ではなく、潜在意識がオートメーションン化してしまっているので、大きなきっかけが無ければ止める事は出来ません。