ココロセラピストが語る!『言葉の使い方』とは?—あなたの話し方が、人生を決める—

日々使っている言葉が、自分の未来を、そして世界の未来を作っていると言う事をお忘れなく。

 

方言をコンプレックスに思う必要は無い!

方言が抜けない人が標準語圏の人と言葉が通じないのは仕方が無いと思います。それはわざとやっているわけではなく、不良のマネをしているわけでもないからです。方言は大切な文化です。しかし不良語はワザとそう言う喋り方を続けているうちに癖になって抜けなくなってしまっているので、そのせいでコミュニケーションが取れなくなってしまっても、フォローを入れる事はできません。

せっかくなので少しだけ方言の話をします。時々、方言が通じない事で激怒する人がいます。この方たちに、ぜひ意識して欲しいのですが方言は方言であり標準語ではないと言う事です。方言に優劣も良し悪しもありませんが「違う言語圏では通じないかもしれないな」という認識くらいは持っていた方が良いです。戦時中等は方言を使うと標準語圏の人にものすごくイジメられたといったような話は聞いた事がありますが、今は21世紀です。仮にそういう人がいたら愚かな人です。そのような人に出会ったら、腹も立つと思いますが、その場は何とか切り抜けて、今後出来るだけ関わらないようにするのがベストです。

だから方言が通じなくても、「この人は自分の事を田舎者だと思って、通じないフリをしてバカにしているのではないか?」という被害妄想を持って激怒している人がいるのであれば、それは誤解です。バカにしているのではなく、本当に通じていないのです。

もし通じなかったら、怒らず焦らず、ゆっくりと話せば、相手も理解しようと思う心のゆとりが持てますし、きちんと聞こうと言う意識も強まります。それがコミュニケーションというものです。
言葉が通じないと不安になりますし、イライラする事もあります。しかし、その不安や怒りの感情の根本的な原因は「通じたい」という想いなのです。ここでキレてしまうと、それこそ、何を言っているかわからないキレている人と思われてしまうのです。そう考えると、万一本当にバカにされているとしたら、方言を使うからバカにされているのではなく、話が通じないと思いこんで直ぐにキレるからバカにされていると解釈した方が良いです。

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不良語はあまりオススメしません!

不良語を仲間同士で楽しく使う分には良いのですが、基本的にはお勧めできません。不良語も個性だと言う人もいるかもしれませんが、ならば改善の余地も検討した方が良いです。

言葉はとても影響力があります。気心知れた仲間同士なら平気かもしれませんが、そうではない人と接する時は特に注意が必要です。

受験や就職活動の時に、できるだけハキハキと喋った方が良いと教わるのはそれなりに意味があります。
難しい話でも何でも無く、理由は簡単。聞き取りやすいからです。どんなに素晴らしい事を言っても、聞き取れなければ通じないのです。
誤解の無いように言っておきますが、超体育会系のノリで必要以上に大きな声で話したり、気合いを入れすぎたりすると、暑苦しいですし、逆に聞き取りづらいので気をつけて下さい。場合によっては恐い人と思われてしまう危険性もあります。

不良語の特徴は、気だるそうに喋る事です。なので、見た目が不良の人なら如何にもという感じですが、外見は普通なのに言葉使いが不良の人(癖が抜けなくなっている人?)は、具合が悪い人と思われてしまうかもしれません。話し方というのは実は表情にも連動しています。眉間にしわを寄せてボソボソと喋っていたら、少なくとも健康的には思われません。カツゼツが悪く、呂律が回らない。その上、聞き取りにくい。丁寧さも感じられない。これでは、心身が病んでいて余裕が無い人、つまり病気の人みたいです。

接客のバイトをした事のある人なら経験した事があるかもしれません。時々、気だるそうにボソボソ、「あのォ~……○×△でェェェ~……□☆◇なんスけどォォォ~……」と、何を言っているかわからない人っていますよね。でも、眉間にしわが寄っているし、背筋もピンとしていない。恐い人か病んでいる人かわからないけれど、聞き返してはいけない空気が漂っている。そう言う人と出会ってしまうと本当に困りますよね。ちなみに僕も経験がありますが、仕事だから仕方ないと思い、「お客様、もう一度、仰っていただけますでしょうか?」と聞き返したら激怒された事もあります。だからと言って、軽くスルーして後でトラブルになったらもっと厄介な事になってしまいます。
「ちゃんと話を聞けよ、バカヤロー!」という時だけ、妙に流暢にハキハキしているのが不思議です。その気になれば、聞き取りやすい喋り方が出来るのです。
「俺は怒っているんだぞ」という事と「俺の話をきちんと聞いて欲しい」という事、そして「相手=バカ、と言いたい」と言う事は理解できるのですが、それ以外の肝心の情報は残念ながら伝わって来ないのです。