ココロセラピストが語る!『BBA症候群』とは?—自称女子が本当の「お姉さん」になるために—

『お姉さん』と思われたら、仮に年齢が高くても同性にさえ頼りになる『お姉さん』、尊敬できる『お姉さん』と思われます。そして若くても精神レベルが低過ぎたり、自分のことしか眼中にない人は『BBA』なのです。

 

『BBA』と『お姉さん』の違いとは?

ちなみに女性のみなさんにぜひ知っておいて欲しいのですが、男性の多くは必ずしも女性を年齢で『おばさん』かどうかを分けて考えているわけではありません。これは誤解している方がとても多いのでとても注意して欲しいところです。

その証拠に、モテる女性は年齢問わず常にモテます。どんどん人が集まって来ます。公私ともにたくさん声をかけられますし、遊びにも誘われます。結婚していようが子供がいようが、そんな事は関係ありません。モテる人はモテるのです。

では、男性は何を基準に女性を線引きしているのでしょうか。個人差はあると思いますが、男性を代表していくつか例を出したいと思います。

まず気になる外見について。お姉さんのイメージはずばり爽やかかどうかです。毎年、メディアによって「今年は○○ガールが旬!」みたいに煽られますが、そこは本音を言えばあまり重要ではありません。流行を追い過ぎて、給料を使いこんでしまう人は、どんなに爽やかでも経済観念の未熟な『BBA』と思われてしまいます。浪費家と関わったら自分まで気分が滅入って来る気がします。その差は重要です。

少し前に『美魔女』なるものが流行りました。あれもメディアが面白がって煽っていただけで、男性たちは、むしろ『美魔女』の事は『BBA』として冷やかに観察していただけです。

美しくありたい。美しい自分を誰かに見せたい。その向上心はとても立派です。『お姉さん』の爽やかなイメージも、その向上心あってこそです。「少しでも成長して立派な女性になりたい!」という気持ちが『お姉さん』の魅力なのです。しかし、魔女になってしまったら仕方ありません。エステをしたり服を買ったり、スポーツクラブに行ったり、その涙ぐましい努力は認めます。しかし、その裏で誰かが泣いていないでしょうか。そこが問題なのです。美を追求するあまり家族の生活レベルを落としてはいないでしょうか。食事制限とかなんとかいって、家族にまでダイエット食を強要していないでしょうか。または自分だけ特殊な高額サプリを買ったりしていないでしょうか。汚れたら美しくないと言って、掃除を放棄したりしていないでしょうか。美を求めるあまり、周囲を困らせている存在であったら文字通り『魔女』つまり『BBA』なのです。

一方で『お姉さん』は、少ない小遣いであろうとも予算内で、精一杯オシャレをします。スタイルに関しても若いから何もしなくて良いと思っているわけでは無くて、ちゃんと部活をするなり自分でトレーニングするなりして頑張っているのです。年の功で生きているわけではなく、未来の一層輝く自分を信じて地道に勉強したりしているのです。
つまり『お姉さん』は『プリンセス』である必要は無いのです。そんな『お姉さん』だからこそ、モテて結果的に『プリンセス』の扱いを受けるのです。
『美魔女』や『BBA』は周囲の迷惑を考えないので、『プリンセス』ではなく『悪の女王』として認知され、処刑台にまっしぐらです。社会的に軽蔑され、抹殺されて消されて行くのです。

『美魔女』とは少し違いますが、『デキるOL風』とか『勘違い清楚系』も『BBA』です。清潔感があって爽やかではありますし、言葉使いも丁寧かもしれません。でも、そう言う人は少々上から目線なところがあったり、あるいは他人に厳しい面がチラホラと出て来たりする傾向があります。それが、なんとなくではありますが、自分の世界観(あるいは努力)を他人にも強要している感じが男性には不快なのです。これは男性にも言える事ですが、コントロールできるのは自分だけ。他人をコントロールすることはできないのです。

『お姉さん』は内面も爽やかなので、愚痴を言ったり、他人に対してダメ出しをしたり、微妙に見下したりしません。そっとサポートするか、的確な指示を与えて、そこで終わりです。『お姉さん』の自覚のある女性は、他人を上手に導いて、その人の未来が輝く様に陰ながら支援しようと思っているので志が違うのです。別に、ぶりっこしているから『お姉さん』とか若作りしているから『お姉さん』というわけではないのです。

外見に限った話ではありません。『お姉さん』は、背筋を伸ばして歩きます。腰痛や膝痛などの理由のある方は別ですが、シャキッとしています。それを勘違いしてふんぞり返っていると『BBA』になります。

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スーパーやコンビニに行くと露骨に差がでます。店員を睨みつけながら「いつまで待たせるのよ!」みたいな態度をする人は『BBA』です。逆に、清算が終わった後に笑顔で店員に対し「ありがとう」と言える人は『お姉さん』です。たった一言ですが、この差は人生に大きく差をつけます。

『BBA』は自分の事しか考えていないので、相手の苦労など気にも留めないのです。『お姉さん』は周囲の人間に対しても思い遣りがあるので、感謝の気持ちを忘れません。本当は『お姉さん』だって疲れていると思います。でも、若いから余裕があるとかそういう皮肉的な話がしたいわけでは無くて、お姉さんは、心の在り方がまったく『BBA』と異なるのです。

スーパーの話ばかりで恐縮ですが、お客様のご意見カードってありますよね。あれを見るとよくわかります。じっくり読んで見ると、殆どが『BBA』の書いたものだと思います。
想いを伝えるためにわざわざ紙に書く努力は認めます。偉いと思います。でも、読んで欲しいなら殴り書きはすべきではありません。言葉使いが乱暴なのも感情を爆発させているだけで、何の解決にもなりません。中には正当なクレームもありますが、『お姉さん』は、イヤミではなく事実を書きます。『BBA』は店の落ち度と言うより、自分の要望や意見をとにかく強気に書きます。自分の要望が通らないとエスカレートして「返事が無いけど、どういうことなの?」とか「改善されない(要望が通らない)のは何故!?」とストーカーの如く、しつこくお店を追い詰めます。ハッキリ言えば営業妨害です。そんなに自分の要望を通したければ大株主になるか、自分でお店を経営するしかありません。『お姉さん』は良かった点をきちんと褒めます。今後も末永く関わって行くために、その店を陥れるような事は絶対にしません。もし嫌いな店ならば、黙ってそこを去ります。『お姉さん』はフットワークが軽いので他のお店に行く事も「めんどくさい」とか不平不満は言いません。

今までの話をまとめると『お姉さん』であるために必ずしも年齢が若くなければいけないかというと、そういう事でも無いという事です。『お姉さん』と思われたら、仮に年齢が高くても同性にさえ頼りになる『お姉さん』、尊敬できる『お姉さん』と思われます。そして若くても精神レベルが低過ぎたり、自分のことしか眼中にない人は『BBA』なのです。

つまり、「こうはなりたくないよね……」という普段からの言動や立ち振る舞いこそが『BBA』か『お姉さん』かの決定的なボーダーラインになるのです。

私はどんな女性でありたいのか?

人を爽やかにする女性。それが『お姉さん』。人を不快にする女性。それが『BBA』。『女子』という流行語の中にかき消されてしまった大切な事。よく考えてみるとわかるのですが『子』というのは未熟者というニュアンスが含まれています。謙虚なのは良いですが、年齢は増えても精神レベルが低すぎる自分を直視せず「私、女子です」と言っている人こそ『BBA症候群』なのかもしれません。
流行に流されないでください。メディアに騙されないでください。あなたの女性性は、あなた自身が磨いて下さい。

追伸

もちろん、男性のみなさん(そして僕も)、『GGI』(ジジイ)にはくれぐれもならない生き方を志して下さい。

 

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