最低限知っておいた方が良いコミュニケーション・スキルとは？
コミュニケーションを面倒だと思う人は多いと思います。何故なら気を使うからです。省エネで行きたい人は、もしかしたら余計な気を使いたくないと思うかもしれません。そのせいか、うっかり忘れてしまう事もあるのです。
なので、少々面倒と思うかもしれませんが、最低限のコミュニケーション・スキルは早いうちに身に付けた方が良いかもしれません。
「それ、スキルじゃないじゃん！」と思うような簡単な事ばかりです。コミュニケーション・スキルに今まで興味が無かった人も、ホンの少しだけで良いので意識してみて下さい。
「悪い事をしているわけじゃないのに、何故か嫌われる……」
「真面目に生きているのに何故か、周囲に評価されない……」
「普通にしてるのに、仲間に入れて貰えない……」
「私は正しいのに理解されない……」
これらのパターンに陥っている人は共通点があります。
悪い事をしていなくても、相手が嫌がる事を自覚なしにやっている可能性があるのです。
他の人と特に違いは無いハズなのに差が出ているとすれば本人が気づいていない何処かに問題がある可能性があるのです。
★あいさつ
声が小さくて何を言っているかわからない。相手に目を合わせない。相手が返事をする前に立ち去ってしまう。笑顔が無い。形だけで気持ちがこもっていない。ぐったりしている。「ざーっす……」「ちゅーっす……」と言った具合にもはや日本語ですらない。
これでは、せっかくあいさつをしても、あいさつの意味がまったくありません。場合によっては、相手に不快感や不安を与えかねません。
★身だしなみ
頭にフケがついている。爪が伸び放題。鼻毛が出ている。体臭がキツイ。こんな人が近くにいたら、それだけで不愉快極まりないですよね。どんなに話し上手だろうと聞き上手だろうと、これではコミュニケーション・スキルがマイナスです。そもそも近寄りたくありません。
また、清潔でも個性的過ぎると問題です。個性は大事ですし、自己表現も大切です。しかし、相手が不快に感じる可能性がある容姿だと悪意が無くても嫌われます。
たとえば、女性なら香水がキツすぎる。セクシーに思われたいのかもしれないけれどケバいファッション。男性なら毎日お気に入りのヴィンテージのジーンズ（臭い）。カバンからチラ見えするロリコンみたいなアニメ絵のグッズ。共感できる人たちの輪にいれば人気者になるかもしれませんが、そうではない場合は、「仲間（同類）と思われたくない！」と思われて恐がられるかもしれません。
★自己主張
自己主張は大切です。しかし「私の案＝重要」「私の意見＝決定すべき」「私の行動＝正しい」と無意識的に思いこんでいると嫌われます。確かに、本当に重要で価値のある意見を持っているのかもしれませんし、それを実行しているかもしれませんが、それが必ずしも他の人にも同様に解釈されるとは限らないと言う可能性を忘れてしまうタイプの人は危険です。意見が異なる人を迷わず一刀両断したがるタイプは、コミュニケーション・スキルの前に、コミュニケーションの意思が無いと見なされ嫌われます。
学校や会社で、求められていない事に力を入れ過ぎている人も嫌われます。完璧主義な人に多いのですが、自分のやっている作業が完璧に終わらないと優先順位などお構いなしで、次になかなか進まないタイプです。個人プレーがどうしてもしたい時は、そういう環境でやらないと嫌われます。
どれもコミュニケーション・スキルと言うよりは、最低限のマナーの話です。
これらの事は、コミュニケーション・スキルを軽視する人が本当に陥りやすいです。嫌われます。
「え？ なんで？ 鼻毛が出ているのと、仕事ができる、できないは別の話でしょう？ なんで、それが嫌われる原因なの？ 差別じゃない？」
なんて思ってしまうようでは重症です。相手に不快感を与える要因は少ない方が良いのです。意見がぶつかってはいけないと言っているのではありません。最初から嫌われていたら、そこから挽回するのは至難の業です。逆に言えば、そこさえきちんと押さえておけば、無駄なリスクは最低限に抑えられるかもしれません。
もし、最低限のコミュニケーション・スキルがわからなければ、難しい本を読んだりセミナーに行ったりしなくても良いので、素直に誰かに聞いて見ると良いと思います。ダメだし専門の人に相談すると厄介なので、その辺は見極めて下さい。
もちろん、相談したらきちんと感謝は伝えて下さいね。
感謝はコミュニケーション・スキルで一番重要です。
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