ココロセラピストが語る!
『媚びる生き方』とは?

本当は媚びたくないが媚びざるを得ない場合もあるかもしれません。 それは状況に応じて、自分の心と向き合って結論を出すしかありません。
ココロセラピストが語る!<br>『媚びる生き方』とは?

嫌われるって思うと不安になるよね……。

最近、巷では「嫌われても良いじゃん!」といったような風潮がチラホラ見られるようになってきた気がします。
とても良い事だと思います。

人の目ばかり気にして、いつも何かに怯えている人生なんて楽しくもなんともありません。
他人が怖くて仕方が無い。
だから、いつも相手の顔色を伺ってしまう。
気がつけば、嫌われてはいないかもしれませんが、相手の望む発言をし、相手の望む行動をしている。
もはやそこに自分という存在はしていないのではないかと思えて来たりします。

『アナと雪の女王』が流行った影響か「ありのままで」という言葉がものすごく流行りました。
でも、嫌われる事を怖れている人たちは「ありのまま」どころの騒ぎではないのです。
『アナと雪の女王』こと姉、エルサには、とても姉思いの妹アナがいます。
だから、エルサがどんなに暴走しようとも妹はそれを結果的に心温かく受け入れてくれるのです。
そして助けてくれるのです。物語の展開上、予想通りハッピーエンドになります。

でも嫌われる事を怖れている人は、アナのような自分の事をとても大切に思ってくれる人なんていません。
本当はいるのかもしれませんが、それに気付いていません。
映画のようにハッピーエンドになる保証など何処にもありません。
だから、必死で嫌われないように意識し、行動してしまうのです。

ちなみに、これは盲点になりやすいですが覚えて置いて欲しい事があります。
嫌われるのが恐くて怖くて仕方が無い人は、相手に嫌われないために媚びます。
気を使いまくります。しかし、そういうタイプの人を嫌う人もいるのです。
もし、本当に嫌われたくないのであれば、その見極めも極めて重要になってきます。

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媚びる幸せがあっても不思議じゃない?

では、そうやって他人の顔色ばかり伺っている人は、必ずしも愚かだと言えるのでしょうか。
僕は先ほど「嫌われても良いじゃん!」的考えは良い事だと言いました。
自分に子供がいたら、極力そうならないように願います。
しかし、それは僕の世界(価値観)の中での話です。

他人の顔色を伺って、相手の思い通りに自分から操られてしまうタイプの人。
僕から見たら確かに考えを改めた方が良いのではないかと思ってしまったりもします。
しかし、よくよく考えてみるとそう言う適正(性質)の人にとっては、もしかしたらそれでも幸せなのかなという気もします。

というのも、彼らは何らかの理由で自分の身を守るためにやっているのです。
もし、彼らがそれを苦痛に感じることなく、平穏でいられるのであれば必ずしもそれは悪い事ではないのかもしれません。
むしろ自分の意思を表に出す事が嫌いだと言うのであれば、その人にとっては相手の意思を自分の意思であるかのように生きていた方が幸せと感じるかもしれません。

ただし僕はそれを無条件で「そういう考えもあるかもね!」と言っているわけではありません。
あくまでも本人がそれを心から望んでいるという前提で肯定しているのです。

カメレオンという動物がいます。トカゲの仲間です。環境や状況に応じて身体の色が変わる不思議な動物です。
余談ですが自由自在に意識的に変化させているわけではないようです。
『暗殺教室』というマンガに殺せんせーという教師が登場します。
彼(?)は気分によって顔の色や模様が変わるそうです。
おそらくカメレオンも、そのような感じだと思います。

もしかしたらトカゲに「おいおい君! もともと緑色なんだから、いちいち身体の色を変化させて隠れなくたって良いじゃん!」と思われているかもしれません。でも、カメレオンは「そうはいうけど、私、カメレオンだから……」と反論するかもしれません。
トカゲというカテゴリーで括ったら同じかもしれませんが、カメレオンにはカメレオンの個性や特性ってあるのです。
トカゲからすれば元々の色でいることが「ありのまま」かもしれません。でも、カメレオンからすると変色する事が「ありのまま」なのかもしれません。

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人間は生物学的にはみんな同じように見えるかもしれませんが、価値観など文化的要素は本当に個人差が大きいです。
「ありのまま」つまり本質も個人差があって不思議ではない気がするのです。
そもそも「ありのまま」とは何なのか。そこから個人差があるのです。