ココロセラピストが語る!『コミュニケーションの基本』とは?

自分という存在は唯一無二の存在です。それをきちんとしていれば、相手という存在も唯一無二の存在だと言う事も自ずとわかって来ます。

でも、それってコミュニケーションを本当の意味で理解していると言えるのでしょうか。相手に拒否権を与えない時点でコミュニケーションではない事を完全に忘れてしまっているのです。

カルトの勧誘も同様の恐ろしさがあります。コミュニケーションの勉強(相手を操る事)をたくさん勉強していると思うのですが、やはり拒否すると気まずい関係になってしまうのです。

確かに彼らの多くは決して悪人ではありません。純粋に自分のやっているビジネスやカルトが大好きで誇りを持っているのだと思います。それは本当に素晴らしい事です。誇れる何かを持っているというのは人としてカッコ良い事だと思います。

だからこそ善意で勧めて来るのでしょう。彼らにしてみれば、それは『Win-Win』なのです。しかし、ここは大事なことなので必ず抑えて欲しいのですが、相手にとっては必ずしもそうではないかもしれないのです。

人間には自分を認めて欲しい欲求や、受け入れて欲しい欲求があります。だからと言って自分の勧めるモノを拒否されたら敵なのかというと決してそんなことは無いのです。

逆に言えばこういう事です。

「相手がそれを望まないというありのままの姿を受け入れてあげないあなたは何さまですか?」

このように質問されたらぐうの音も出ないと思います。それでも自分は絶対的に正しくて、相手はそれを認め、受け入れ、共感し、同調し、同意しなければ攻撃対象と見なすのであれば、それはもはやコミュニケーションの問題ではありません。

相手がネットワークビジネスを一緒にやりたがらなくても、よき友になれる可能性は無いのでしょうか。相手がカルトに入信しなければ、その人とは仲良くなれないのでしょうか。

百歩譲って相手が言い負かされて、彼らの半強制的な意見に渋々同意したとします。それは、コミュニケーション能力が高いと言うことなのでしょうか。精根尽き果てて仕方なく同意した人たちが1万人いたら、それは彼らがカリスマという証明なのでしょうか。残念ながらどちらも違います。

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部活問題も同じコト?

最近話題の部活問題も上記の話題と本質は同じです。

「そもそも教師が、必ず部活の顧問になって、朝練や休日出勤する必要性ってあるの?」

というお話ですよね。ハッキリ言えば無いです。
だって部活を1年中朝から晩までやっていたら教師たちのプライベートが無くなってしまいます。それ以前に、働き過ぎです。おそらく法的にも問題があるのではないかと思います。

では「部活ってボランティアなの?」というと、それも違いますよね。もし、ボランティアなら当然拒否権があって良いはずです。でも、拒否しようものなら見えない圧力をかけられますよね。

きちんとした業務命令(契約に基づいたもの)であれば従う義務はあるかもしれません。しかし、暗黙ルールで「そう言うものだから…」で片づけられてしまっては人権も何もあったものではありません。反論の余地すら与えられていないとしたら、学校という箱はコミュニケーション能力の低い大人たちの集団という証明になってしまいます。

きちんと話しあって、その結果決まった事であれば組織に属す者として従った方が良いですが、疑問を持って口にしたら最後。それこそイジメの対象とされるのだとしたらコミュニケーション能力が低すぎると言われても仕方がありません。

これは教師だけの問題ではありません。学校というのは不思議なモノで、「部活に入って無い子=ダメ生徒」みたいなレッテルを貼られることはありませんか。やりたい部活が無かった場合、消去法で選ばなければならないというのは悲しくありませんか。「部活しない権利」は形式的にはあるけれど、実際は…ということはありませんか。

では「部活に入っている人は、心身が健全に成長しているの?」というと、必ずしもそうではありません。もしそうなら、不祥事で大会に出場できなくなったとかあり得ないです。でも現実には、毎年のように何処かで何かしら問題は起こっているわけです。

部活に関しては僕自身は、何処から何処までが良い事で、悪いことなのかはわかりません。しかし、教師にしろ、生徒にしろ「部活しなければ悪」みたいな偏った考え方は大問題だと思っています。

そもそも話し合う気(コミュニケーションする気)はあるのだろうかと心配になってしまいます。

もし見えない圧力が言論の自由を奪っているとしたら、裏にいる何者かが僕たちからコミュニケーション能力を奪っているとも言えるでしょう。

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コミュニケーションを意識する上で大切なコトとは?

誰かを思い通りに操ると言う事はコミュニケーション能力が高いと言う事ではありません。コミュニケーション能力が本当に高い人は「自分の幸せと相手の幸せが必ずしも同一ではない」という事を知っているのです。そして、それが社会悪でない限り、必要以上には叩かないのです。

自分という存在は唯一無二の存在です。それをきちんとしていれば、相手という存在も唯一無二の存在だと言う事も自ずとわかって来ます。

だから、自分と違う相手の立場や気持ちを考える。これこそがコミュニケーションの基本なのです。大切なのは相手を思い遣る気持ちです。

 

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