古今東西 暦で巡る 世界聖地 お祈りの旅part.2 〜ハワイ・インド編〜

古今東西 暦で巡る 世界聖地 お祈りの旅part.2 〜ハワイ・インド編〜
古今東西 暦で巡る 世界聖地 お祈りの旅part.2 〜ハワイ・インド編〜

カメハメハ大王も頼ったヒーリングの叡智を伝えるオアフ島の聖地
〜Hawaii〜

「ケアイワは神秘的という意味。ケアイワ・ヘイアウは、ヒーリングを司る聖地です」と、クムフラ(フラの師)でありカフナであるヒューエット氏。

ハワイ全土に知られたカフナEmma Defriesに師事し、自身もケアイワ・ヘイアウでトレーニングを受けた。ロミロミ、薬草、祈りなどはすべて、カメハメハ大王の時代から伝わる叡智。

「ケアイワ・ヘイアウのヒーリングは、植物(薬草)によるヒーリング『Laaulapa’au』。そして祈りのヘイアウです。古代から伝わるヒーリングメソッドは、月の満ち欠けに従って植物を植える事が重要。決まった時期に植えると膨大に成長してしまいますので、固く守られています。薬草の薬成分も月の満ち欠けが関係しているのです」。ハワイ暦は月の満ち欠けを基にした29・5日周期。自然のサイクルに従った暮らしがパワーを与えてくれるのだろう。

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Photo:Keiko Urata

ケアイワ・ヘイアウ〜Keaiwa Heiau〜

オアフ島。ハワイのヒーラーの祭壇と薬草の植物園がある公園内にある。薬草治療を専門とする「カフナ・ラパアウ」と呼ばれる神官が太古より守ってきたヘイアウであり、若い人たちにも治療を教える場所だった。

協力:フランク・カワイカプオカラニ・ヒューエットさん 古代ハワイアンの叡智を伝える「カフナ」。http://www.kawaikapu.com

 

1千万人が河で沐浴 12年に一度の大浄化『クンブメーラ』〜India〜

インド神話の、時間が始まった時のお話。秘宝を得ようと神々と悪魔がミルクの海をかき回していると不老不死の甘露の入った聖なる壷が現れ、悪魔はその壷を手に逃げていった。そこで神々は天界の守り人を呼び寄せ、太陽、月、木星、土星の助けを得て、ついに壷を悪魔から奪う。壷が天界に運ばれる途中で、甘露が地上の4カ所、アラハバード、ナシック、ウジェイン、ハリドワールに滴り落ちた。

これが紀元前から続くお祭りクンブメーラの始まり。

壷が天界に戻るまでに要した12日間という時間は人間界でいうなら12年。よってクンバメーラのお祭りは12年に一度。地上に滴り落ちた甘露によって河はさらに神聖さが増し、この時に沐浴をすれば、魂に至る浄化が加速するといわれる。

3大聖河の合流点“サンガム”には、総勢1千万人以上の人々が訪れて、熱狂的な喜びのなか、真摯な祈りを込めて沐浴を行う。強烈で静かな祝福を全身に浴びると、身も心も深く洗われ、精妙なエネルギーと喜びが漲ってくる。自然界の5大要素と深く結びつくインドの礼拝では、浄化をもたらす水と、神の象徴の光はその真髄。浄化が起こると、闇が光で照らされると、そこで見つけるのは至福と神なのだ。

インド・ヒンドゥー教の新年に行われる、光の祭りと呼ばれるディーワーリーは、新月の夜、女神ラクシュミーを光で礼拝し、幸運と精神的、物質的な豊かさに願いを込めて祈る。闇と戦った光の勝利を体現するラーマに想いを寄せると、神性な光が内面に満ちてくる。

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Photo:ロイター/アフロ

アラハバード、サンガム 〜Sangam in Allahabad〜

アラハバード、サンガムは地上では聖なるヤムナー川とガンジス川が合流し、地下では目に見えない聖なるサラスワティー川が流れているといわれる。3大聖河が交差するサンガムは、ヒンドゥー教で天界・地上・冥界の3つの空間と、過去・現在・未来の3つの時間が地上に現れ、宇宙の創造の中心だと見なされている聖地。

 

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Photo:Reiko imanishi

ラーマナータスワミ寺院〜Ramanathaswamy Temple〜

ラー マーヤナの物語と深い縁があり、ヒンドゥー教の人たちにとっては一生に一回は訪れたいと切望する南インド最大の聖地ラーメシュワラムにあるラーマナータス ワミ寺院。さらわれたシータを救おうと、ラーマがハヌマンの助けを得て海を渡ってスリランカに行く前に、シヴァ・リンガムに礼拝したとされる場所に建てられた。

 

TRINITY41号より