サンティアゴ巡礼の道を歩くことで見えてくる真実の自分
およそ800kmの道のりを1ヶ月以上かけて歩く。そんな途方もない旅は、なかなか思いつくものではないかもしれません。
しかし毎年世界中から約10万もの人々が、ある場所を目指してその距離を歩いているということをご存知ですか? その目的地は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ。この地はローマ、エルサレムと並ぶキリスト教三大聖地として知られています。フランス・ピレネー山脈の麓の村サン・ジャン・ピエ・ド・ポーを出発し、ピレネー山脈を越えるという決して楽とは言いがたい苦行の旅に、なぜ多くの人が訪れるのでしょうか?
それは、旅が辛いだけのものではなく、その途中で目にする美しい自然や歴史ある数々の建造物、旅をともにする巡礼者、旅先での多くの人たちとの出会い、それらのすべてが素晴らしいものであるからに違いありません。
実際にサンティアゴ巡礼への旅を2度も行った日本人女性がいます。その女性は、昨年TRINITYメールマガジンでも「サンティアゴ巡礼への旅」を連載いただいた安田知子さんです。彼女は、歩き続ける辛さはあるものの、そこから得られる気づきや一つひとつの出会いに意味があると言っています。
旅の途中でたくさんの人々と触れあい、そしてその出会いには何かスピリチュアルなものが感じられると私たちに教えてくれました。もちろん、旅の最中にはあえて1人で歩くこともあり、この巡礼路歩き続ける意味とは何か? 巡礼を終えたときに見えるものは何か?とさまざまな思いが交差することがあると言います。ときにはただひたすら歩くことで、無の境地へと誘われることもあるでしょう。
そこから何かが開けて自分自身を見出すことができるかもしれません。しかし、実際に見出せるかどうかは巡礼者次第。彼女はその真意を体感しているからこそ、サンティアゴ巡礼の旅へと再び駆り立てられたのでしょう。
そんな彼女の素直な気持ちを綴った「ぶらりあるき サンティアゴ巡礼の道」が発売されました。サンティアゴ巡礼を通して安田さんが実際に肌で感じた喜びや楽しさが伝わってくる一冊は、私たちに一つの答えを示してくれるかもしれません。
「ぶらりあるき サンティアゴ巡礼の道」
安田知子 著
芙蓉書房出版 1,995円
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