周囲に影響されやすい人、憑依されやすい人、エネルギーを奪われやすい人のホリスティック健康相談②

自己卑下を改善するには、表面的な癒しでは問題は解決しません。 しっかり深く自分を見つめる必要があります。それがどんなに辛くても。

憑依されやすかったり、エネルギーを奪われやすい人は、自分以外の人に問題があると考えがちですが、「違いますよ~、自分の側の問題で、ご自分でなんとかできますよ」と、身体からの対処法を前回の記事でお伝えしました。

目に見えない範囲のことも、身体からなんとかできるなんて、素敵でしょ?
人間は「身体、心、魂」からなる生き物とTerraでは考えますが、この「身体」がポイント。身体があるって素晴らしい! 身体から働きかけられることがたくさんあります。
だから、魂は何度でも繰り返し転生してくるのだと思います。

でも、今回は「心」の思い癖を見てみましょう(笑)

タイトルにあるような人達は、ある共通の思い癖があります。

これは、私にもあります。克服したつもりでも、しつこ~く残っています。

それは、「自分はダメだ」と自己卑下すること。

どうして自己卑下してしまうのか、これでもかって言うくらい自己分析してわかっていても、中々変えられない思い癖です。

何故自己卑下すると憑依されやすいのか?と言うと、答えは簡単。
「自分はダメだ!」と自分を攻撃しているようなものですから、生きるエネルギーが弱って当たり前ですよね。

無意識に「自分は守る価値が無い」と思っているようなものですから、自分を守れなくて、憑りつかれやすかったり、エネルギーを奪われやすくなるって、不思議ではないでしょう?

エネルギーバンパイアの件で「奪う側の問題」のように言われがちですが、本当は自分の側の問題だと私が言うのはこの辺りなのです。

では、何故、自己卑下する心が生まれるのでしょうか?

私は愛着障害(アダルトチルドレン、インナーチャイルド)が関係していると思います。
人間にとっての一番の恐怖はなんだかご存知でしょうか?

それは、「親に愛されない」と言う事です。
なぜなら、人間は生まれたばかりの時、親に保護され養育されないと生きて行けないため、「愛されない=命の危機」と言う事になります。
愛着障害があると、「親に愛されない自分は生きる価値が無い」と本能的に自己卑下してしまうと私は思います。

この愛着障害は虐待や育児放棄などをされた人に起こるものとされがちですが、そうとは限りません。
「傷つけられた」ばかりではなく、「寂しさ」から起こる愛着障害もあると私は思います。

一部のインナーチャイルドセラピーなどでは、親を悪者にしてセラピストに依存させるものもあるようですが、「親を悪者にしても問題は解決しない」と私ははっきり申し上げます。

何故なら、「親がしたこと」と、「子どもが感じた事」は100%イコールにはならないからです。
自分の望むように愛されなかっただけということです。

そして、例えどんなにひどい親だったとしても、親もいきなりそういう親になった訳じゃありません。親には親の背景があります。そして、親とは言え、自分とは別な人間です。
自分の問題を解決できるのは自分だけ。
いつまでも親をどうこう言っていても問題は解決しないのです。

この自己卑下を改善するには、表面的な癒しでは問題は解決しません。
しっかり深く自分を見つめる必要があります。それがどんなに辛くても。

私も20年前にうつ病と対人恐怖症を患った時、立ち直ったのはアダルトチルドレンの本に出会ったからでした。
血を吐くような思いで自分を掘り下げていき、自分と両親を理解して行きました。
鬱を克服したようでも、「自分には生きる資格がない」と言う思いは折に触れよみがえってきます。
いくら頭で理解しても、心の傷は完全には癒えないもののようです。

その後も紆余曲折あり、乗り越える過程で「人間は素晴らしい! 生きるって面白い!」と心から感じられるようになった今でも、自己卑下は奥深くに残っています。

実は「Trinity」さんから執筆依頼があった時も、この自己卑下が原因で体中が痛くなりました(笑)
「身体からのメッセージ―首、脚、太もも、股関節、尾てい骨、手、腕」

この自己卑下が残るのは無理もないのかもしれません。

何故なら、「親に愛されたい」という思いもまた、本能的なものだから。

理解しても、あきらめても、何度でも繰り返し蘇ってくるのでしょう。

だから、この愛着障害は「私は人間である」と言う証明のようなものなのだと私は思います。

全くなくなりはしないでしょう。
それでも、自分で理解することで、その度に自分をいたわり、愛することが出来ます。
その愛の一つが身体からのアプローチになります。……ね? 素敵でしょ?

次回は「魂」について書きます。お楽しみに♪

》前回の記事はコチラ《