眠れないのはどうして?「不眠症 心編」―ホリスティック健康相談③

東洋医学では「肝臓は怒り」「心臓は喜び」「脾臓は思い煩い」「肺は悲しみ」「腎臓は恐怖」の臓器と言われます。

不眠症ってよく心の問題だって言いますよね。でも、悩みがあっても眠れる人は眠れます。

Terraでは「不眠症」は身体機能の問題だと考えます。まずは「身体が眠れない状態だから眠れない」のを解決しましょう。前回の記事をご参照くださいネ♪

今回は心の問題を見てみましょう

考えてみていただきたいのですが、同じような悩みがあっても、心が揺れるときと揺れない時がありませんか?

揺れるのは心が弱ってしまっているから。

その原因としては身体、特に、内臓機能が弱っている場合があります。

東洋医学では「肝臓は怒り」「心臓は喜び」「脾臓は思い煩い」「肺は悲しみ」「腎臓は恐怖」の臓器と言われます。

感情が臓器を痛めることもあれば、内臓の働きが感情に影響を与えることもあります。

もし、心が揺れやすいのだとしたら、身体を整えることも必要です。

それを差し引いても明らかに心の悩み苦しみだとしたら、私は問題を解決することをお勧めします。ただし、夜中に考えるとネガティブに考えがちなので、問題を解決するのは、起きている時間帯にしましょう。

眠れずに困ると言うなら、様々な医療・ケア法があることを思い出してください。

眠れずに一人で苦しむ必要はどこにもないのです。それは「弱さ」ではなく、「賢さ」ですよ(^^)

西洋医学では睡眠薬や抗不安剤、時には漢方薬が処方されます。いずれも副作用がある物なので、よく確認してから服用することをお勧めします。

フラワーエッセンスは主に心に作用するもの。
有名なバッチ社の「レスキューレメディ」は試験前の英国では売り切れ続出とか。製造会社ごとに効用が違うので、専門家に選んでもらうのをお勧めします。

ホメオパシーは身体、心、魂、全てに作用し自然治癒力を正常に戻すもの。
それが急性の症状で適切なレメディなら抜群の効果があります。長期間にわたる症状や自分でレメディを選べない場合はホメオパス(ホメオパシーの専門家)のアドバイスが必要になります。

鍼灸治療師の友人によると「眠れない」人ほど治療中に眠ってしまうとか。身体機能全体を整える鍼灸治療にも私は随分助けられました。

アロマセラピーを試すなら「不眠に効果がある」などと理屈で選ぶのではなく、自分が心地よいと感じる香りを選びましょう。リラックスする香りも使いすぎると覚醒作用に変わることがあります。また、人間は香りにはなれてしまうものなので、不使用期間を設けることも必要です。

医療・ケア方法を利用したとしても、本当に悩みがあるなら、それと並行して自分と向かい合い問題を解決することを、私は経験上からお勧めします。

それは「過去、現在、未来」のどこにある問題ですか?

思えば悩んでいる時って、自分が本当には何に悩んでいるのかわからず、迷子になっているようなもの。

大切なのは、自分がどの地点にいるか確認し、どちらへ向かいたいのか?   を見つけることなのですが、悩んでいる時というのはそれをせずに、「いやだ、逃げたい」「どうにかして」と問題解決を図ろうとせず、同じところをぐるぐる回っている場合が多かったと思います。

考えても答えが出ない場合もあるって言うけれど、実は自分で出口をふさいでしまっていることが多いのかも。

問題を解決するには勇気が必要です。

それは弱い自分と戦う勇気です。今の自分と戦い、新しい自分に近づくためのもの。

私にも経験があるのですが、自分と向かい合うのは怖いですよね……(^^;)

でも、私はそれを選んでよかったと思っています。

過去の時間はどうやっても変えられない。未来のことは誰にもわからない。

出来るのは自分が今、どうしたいのかを決める事。

状況が変わらなくても、自分なりの結論が出ると結構すっきりするものですよ。

自分一人で問題を解決するのが困難な場合はカウンセリングをお受けになることをお勧めします。

「話す」は「手放す」ことにつながるし、客観的な視点だと、本当の問題点は違うところにあったと気づく場合もあるのです。

誰かに話す勇気が持てないと言うならセルフカウンセリングと言う方法もあります。

私はHP「ホリスティック医療情報サイト 私の中の森」の中で独自のセルフカウンセリング方法を提案していますので、そちらも参照なさってください。

「森歩きのススメ」
http://wata-mori.jimdo.com/私の中の森/森歩きのススメ/

次回はスピリチュアルな視点から見た不眠症について書きますね~♪

》前回の記事はこちら《