人生の流れ、魂の流れ—「普通」の人生を送ると言う事

「役割・使命が見つからない。何をしたらいいのか判らない」と、人生の迷子になっていませんか?

・ドラマティック癖
何もしなければ問題ない人生を送れるのに、無意識のうちに人生をドラマティックにしたくて問題のありそうな所へ自ら首を突っ込んだり、わざわざ問題をあおるような発言をしたり、先の事をあれこれ心配して「こんな大変な事になったらどうしよう!」と不安を抱える。

・地に足のつかない面倒くさがり
毎日のご飯支度や掃除、洗濯なども楽しく素敵に生活していらっしゃる方はいるのに、そう言う人間としてやって当たり前のことはしたくなくて、都合のいい事ばかり夢見ている。
本当に現実的な仕事などをするのは「平凡で嫌」だけれど、特別な何かを身に着ける努力は嫌いで、スピリチュアルなどを都合のいいように引っ張り出して「○○講座」難民になっている。

・自分の身の丈を知らない
自分の事だけでも持て余しているのに、その問題を見たくないから目をそらす先として「役割・使命」と言いたがり、本当にやらなければいけないことは見ない振り。
少しの人生のトラブルで大騒ぎし、自分で解決する事も出来ないし、しない。
自分には度量も力量も無いと判らないからこそ、「使命があるに違いない」と思い込める。

こう思ってしまうのは、根底に「ありのままの自分では駄目だ」と言う自己否定があります。
使命・役割が無くても、普通でも、「生きていて良い」と自分にOKをあげていいのです。
平凡で普通だからこそ、体験できる人生があるのですから。

本当に使命を感じ取っている人は、無意識のうちにそれをやっています。
色々と大変な人生の最中でも。
当店で健康で幸せになられて、いよいよ本格的に使命を全面的に担う人生に入って行かれます。

私は何千年にわたる魂の計画として、今世、このお仕事をするつもりでこの人生を選んできたのですが、時折それを羨ましがられることも妬まれることもあります。
人間の私は何もない「普通の」人生を羨ましいと思っても、そう出来ないのですけどね。

何が良い悪いではなく、「今回はこれを選んできた」と言うだけなのです。

 

使命や役割ではなく

実を言うと、使命や役割なんて無いのです。

使命や役割って、誰かや何か(例えば、神様? 宇宙?)に与えられたものだと思っている人がほとんどだと思います。

でも、違います。

自分の人生は自分で選ぶものです。
それなのに、魂の計画は、誰かに命令されたように思っているのって、矛盾してないですか?

魂の計画も自分で選んで、自分で作ります。
だから、時々無茶な人生を選んで来ちゃう人もいるのですね。

「前回ちょっとラクして休ませてもらっちゃったから、次は頑張っておこうかな~」と、大変な人生を選んで魂のレベルアップを図ったり。
「次こそはあの人と添い遂げる」と計画し、魂のレベルアップ目指してオプションで「大変な恋愛や結婚」を選んだり。

私は今世、この仕事を選びましたが、これは、私が魂レベルで心から望んでしたい事なのです。
「人間」と言う生き物が面白くて、愛おしくて、大好きだから。

もうお分かりですね。
役割や使命なんてありません。
「自分のやりたいこと」があるだけです。

これは以前書いた自他の境界の「センタリング」に通じるものです。
(「魂の目的に沿った生き方『センタリング』—わたもりのメンタルケア講座」参照)
人間としても、魂としても、「自分はこうしたい」と言う芯って大事なのです。

私は来世、幼馴染と10代で結婚して、子どもをたくさん作って、「普通に幸せに」人生を送りたいと思っています。
だからその為に、今世は頑張らないと、と、思っています。

「自分のしたい事をしていいのですよ」
でも、それが判らないとしたら?

毎日働いて、生活して、泣いて、笑って、怒って、語り合い、そういう「人間としての人生」を丁寧に大切に生きてみてはいかがでしょうか?
それが、前世のあなたが望んだ「平凡で普通の人生」かもしれません。

 

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