HSPの現代での役割―わたもりのHSP講座

もしかしたら現代は人類史上一番危険の多い時代なのかもしれません。 その危険に警鐘を鳴らし、出来るだけ安全なものを見出していく。 それが現代に生きるHSPの役割なのだと私は思っています。
HSPの現代での役割―わたもりのHSP講座

前回までは私がご相談の中でお伝えしているメンタルケアの基本「自他の境界」について連載させていただきました。(わたもり記事一覧参照 http://www.el-aura.com/writer/watamori/?c=88380
過敏な性質=HSPについてお伝えする間にメンタルケア講座を挟んだのは、実はこれからお伝えするHSP講座は、自他の境界を知っていた方が理解しやすいからです。
特にHSPとして生きにくさを感じている方は、改善策として自他の境界を身に着けていただくことが重要となります。お読みいただいていない方は、是非お読みくださいませ。

今回は、何故HSPは存在するのか? についてです。

 

HSPが存在する理由と過度に過敏になる理由

一説によると、HSPは全ての生き物に存在し、それは種の保存の為に必要だからだそうです。
群に危険が及んだとき、最初に気が付いて「危険だよ!」と知らせる係がHSPなのだとか。
その情報を悪用しない為に「良心的」だという研究者もいます。
HSPが全体の2割(5人に1人)いれば、群全体が守られると言われています。

危険を知らせる為の過敏さですから危険の多い環境、つまり、ストレスを感じる環境にいると余計に過敏さが増します。
家庭環境にストレスが多く、親の対応が適切でないとHSPはより過敏になるという研究者もいますが、私はそれには疑問を感じます。
私は過激に過敏なASPですが、過敏さはずっと一定だったわけではなく、変動がありました。
1人で気楽に暮らしていた時は、過敏さはそれほど気になりませんでした。むしろ、ずぼらで鈍感なくらい。
私を攻撃する人の多い環境にいた時に、自分でも意識しないうちに過敏さが増しました。

同じ環境にいても、その時の人間関係や仕事のストレスが強い時に、普段は気にならない音や匂いが気になるなどの経験はありませんか?
むしろ「○○のせいで過敏さがひどくなった!!」と誰かを責める気持ちは、自らが作り出したストレスとなり自分を過敏にします。

メンタルケアの基本自他の境界を身に着け、中庸に保つ食事で体を整え、自分のエネルギーを整える事が出来ればどんなに過敏でも、ストレスがあってもある程度は穏やかに過ごせます。
詳しくは私のHSPサポートをお受けくださいませ。

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「ここにいていいのか?」と言う感覚

私がお会いしたHSPのほとんどの方が「自分はここに存在していていいのか?」と言う漠然とした不安を抱えていらっしゃいます。他には「身の置き所が無い」「消えりたい」などと感じるようです。

私もそうでした。子どもの頃から常に「ここは私の本当の居場所じゃない」と思っていました。生まれ育った家も、一人暮らしをしている時も常に漠然と「感じて」いたのです。

これはHSPが存在する理由に関係すると私は思っています。
「危険を知らせる力」なので、常に「ここは安全だろうか?」とアンテナを張り巡らせているからなのだと。

安全な空間でもそう感じるなんて不便だと思う方もいらっしゃると思います。

でも、そうでしょうか?
安全? 本当に?

 

現代のHSPの役割

現代は衣食住、全てに毒が含まれていると言っても過言ではありません。
本来なら自然界には存在しない人間の作りだした化学物質がそこいら中にあふれています。

衣類……化学繊維、染料、抗菌剤、合成洗剤、合成香料など
食品……農薬、化学肥料、遺伝子組み換え作物、食品添加物など
住宅……塗料、接着剤、壁紙、合板、機能性カーテンなど

そういうものに囲まれて私達は暮らしています。
自分の身体の中にすら、毒を取り込んで生きています。

これが危険な状態では無いと言えるでしょうか?

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人間を救い、健康にするはずの医薬品は認可された数年後に使用禁止になる場合も多く、効能以上に副作用が強い場合もあります。
健康食品の原材料欄を見たことがありますか? 有効成分以上に、怪しい物質が含まれている物も少なくありません。

私は新築の建物で皮膚に強いかゆみや喘息状の咳が出ます。薬の副作用が出やすく、西洋医学の治療はほとんど受けられません。食品添加物で手足が痺れ寝込んでしまう事もあります。衣類には一番反応が少ないのですが、購入したばかりの服は洗濯石鹸で洗ってから身につけます。

昔はそれを異常な事だと思っていました。人からも「神経質」「気にしすぎ」「根性が無い」などと言われ、自分でも自分をおかしいと思い、「強くなりたい」と思っていました。

けれど、違います。
私が異常なのではありません。
異常なモノにまみれたこの現代社会がおかしいのです。

私達HSPは異常なものに「正常に」反応しているだけなのです。おかしいものをおかしいと感じているだけです。
そういう世界に存在しているから常に「ここは居場所じゃない」と感じているのでしょう。

非HSPの方は大丈夫なのではなく、判らないまま毒を身体に取り込んでいるのです。それがいつか病気となって表れても、また気付かないまま取り込み続けるのだと思います。

現代から人間の作り出した「不自然なモノ」を完全に無くすことは難しいでしょう。
この世界に生きながら「出来るだけ安全なモノ」をその鋭い感覚で選んで生きて行く。
それが出来る力をHSPは持っているのです。

もしかしたら現代は人類史上一番危険の多い時代なのかもしれません。
その危険に警鐘を鳴らし、出来るだけ安全なものを見出していく。
それが現代に生きるHSPの役割なのだと私は思っています。

次回もHSP講座です。

 

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http://www.el-aura.com/writer/watamori/?c=88380