自分で自分を苦しくしない為に「裁く心の解放」
―わたもりのメンタルケア講座

身体が硬くても、力が入らなくても、疲れていても、それが今その時の自分自身なのです。体を動かしながら、心の動きも含めた自分自身を観察しましょう。これを内観と言います。
自分で自分を苦しくしない為に「裁く心の解放」<br>―わたもりのメンタルケア講座

前回までにわたもりがご相談の中でお伝えしているメンタルケアの基本「自他の境界」を作る要素、「センタリング」「グラウディング」についてお伝えしてきました。
自分の生き方と言う芯をしっかり持ち、今ここに生きている自分を認識できるから、自分とは違う他者も認める事が出来、間に境界線が引けるのです。

自他の境界があると、相手が何を言おうと自分の意志で決定できるし、自分の意見を押し付けずに意見の違う相手を認められるのです。
今回は一番難しいと思われる「裁く心の解放」についてお伝えいたします。

 

裁く心の解放とは?

裁く心の解放とは、物事を良い・悪いに分けるのではなく、そうなる意味を考える事が大事ですよと私はお伝えしいます。
全てのもの事は100%の悪も、100%の善も無いからです。ある一面から見ると悪でも、もう一方から見ると善にもなりうる。

昔から「盗人にも3分の理」と言います。「泥棒にも物を盗むそれなりの理由が10分の3はある」と言う意味です。
ただし、「どんなことにも屁理屈をつけようと思えばつけられる」と言う意味にもなりますので、「泥棒」さん側の人は言っちゃダメな言葉だと私は思いますけどね。

物事を良い悪いに分けても、それは一方的な見方でしかないかもしれないのです。

例えば人生が全くうまく行かない人がいるとします。仕事、人間関係、病気、怪我、事故など次々に不幸な出来事に合います。それは良くないことかもしれません。
けれど、霊的見方をすれば、その人がそのままの生き方をしていてはいけないから「それじゃダメだよ~」と言うお知らせとして良くない出来事を起し、幸せへと導いているという事もあるのです。

現実世界で言えば、子供が不良になったとします。学校へ行かず、暴力を振るい、親のいう事を聞きません。それは「悪いこと」と言われますが、悪いと言ったところで問題は解決しません。
「何故その子がそんな行動をとるのか?」を考えるのが大事ですよね。もしかしたら、迷惑をかけられている親や学校に原因があるのかもしれません。

そんな風に、物事を良い悪いに分けないことが、悩みを解決し、人生の流れを良くするという事です。
境界線の自分側の見方が全てではないと理解することで、自他の境界を作れます。

言うのは簡単ですが、これがとっても難しい。
流派によるのかもしれませんが、ヨガの三大教義の一つと言われているそうです。
まあ、つまり、一生をかけて学ぶようなことなのですね。

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裁く心が自分を辛く苦しくしています

例えば傷つけられたとき、人はとても苦しい、辛い思いをします。相手が悪いと思ってしまいます。もしくは自分が悪いと思う人もいるでしょう。恨みや後悔にいつまでもとらわれ、忘れようとしても忘れられません。

相手や自分を「悪い」と裁いているから苦しくなっています。