自然の一部であると言う事
スピリチュアル好きの方なら数百~数千万年前に地球に降り立ったと言われるサナト=クマラのことをご存知かもしれません。
鞍馬寺に祀られている魔王尊が彼で、「自然そのもの」だと言われています。
そして、古事記などに登場する神々も、初めの方に登場するのは海、山、川、大地、天体、自然現象など、自然に関するものがほとんどです。
つまり太古の昔から、自然と神は同一視されているのです。
前々回の記事で、私達人間は自然界の一部だと書きました。
だから、私は神々も人間も同列のものだと思っているのです。
神々が偉大ではないと言う事ではなく、その逆で、人間も同じように尊ぶべきものだと。
以前からTrinityにも神や見えないもの達を畏れ敬う気持ちが大切だと書いてきました。
でも神や見えない物ごとだけが特別で偉大だと言う事ではなく、人間をも含むこの世界全てが大切で、神々を畏れ敬うなら、同じように、人間である自分の体も心も魂も、畏れ敬い、大切に扱った方が良いと私は思っています。
エコロジー活動には「地球環境に優しい」「未来の子どもたちの為に」と言ううたい文句がつきものですが、それでは不十分だと思います。
地球を、自然を、神を、見えない世界のものごとを大切にすると言うのは、「今現在の」自分自身を大切に扱う事だと思うのです。
大切にすると言う事は、それらを蝕むものには「NO」と言う事も含まれています。(「敏感すぎる人・HSPの役割」)
それはとても大切なことだと思うから、自分にあった食べ物や生き方を選び、身体に毒となる食物を入れず、心を蝕む行動や思考を持たない方法をこうして地道にお伝えしているのです。
世界各地に伝わる伝統療法は、その知恵を伝えるものでしたが、現代では「治療や美容に効果があるかどうか?」だけが重要視され、その奥に「生き方のヒント」があると言う大切なことがほとんど伝わっていません。
健康状態は生き方そのものをあらわすと私は思っています。
普段身体に悪い生き方をして、不調になったらその時だけ医療方法やサプリメント、健康食品で表面を取り繕うのか?
「身体、心、魂」全てを敬い、自然の一部である人間本来の生き方を選ぶのか?
一度壊してしまったら、いくら治療してもなかったことには出来ないと思った方が良いでしょう。
それは地球も人間も同じなのです。
何を選ぶのもご自分次第です。
どうか選ぶヒントとして、伝統療法の知恵に耳を傾けてみてください。
それは、先人達の健康と幸せを願う、祈りの気持ちが込められた言葉でもあるのですから。
次回はホリスティック健康相談的「インフルエンザ予防」について書きます。