世界中が注目・罰の代わりに瞑想を取り入れた学校に驚きの変化が……

瞑想を行うことによる素晴らしい効果は現在も研究されており、毎日のように報告されています。忙しい現代社会だからこそ、たまには意識的に時間をリセットできる瞑想は取り入れたいものです。

 

小学校での実際の効果は?

では学校の話に戻りましょう。ロバートWコールマン小学校で子供に勧めているのは瞑想室に行くことだけではありません。この瞑想室は、地元のホリスティックライフ基金との提携で作られたものですが、この非営利の団体は、放課後に5歳以上の子供がヨガやマインドフルネスの練習の指導もしています。

この小学校で、放課後の指導を担当しているカーク・フィリップさんは「すごいんですよ。小さな子供が黙って瞑想するなんて想像できないかもしれませんが、子供たちがそうしているんですから」と話しています。

たとえばクリスマス・パーティーがあった時、プレゼントがもらえるのを知っているのに、その前に瞑想をすることになっていました。「子供がもうすぐプレゼントがもらえることを知っているのに、座って瞑想するなんて難しいでしょうが、でも瞑想したんですよ! 最高に嬉しくて、みんな笑顔でお互いを見つめあっていました」

そして子供たちは、このマインドフルネスを家に持ち帰ってもいるようです。今年8月のとある雑誌で、ホリスティック・ライフ基金の共同創設者のアンドレ・ゴンザレスさんが次のように話していました。

「生徒の親御さんたちが教えてくれたんですよ。『ある日、私がストレスまみれで自宅に帰ったら、娘が私に座るように言い、呼吸法を教えてあげると言うんですよ!』

また同校のプログラムでは子供に環境についても教えており、その一環として地元の公園の清掃や庭造り、あるいは近くのファームへの訪問などもしています。また子供たちにヨガのセッションを指導させることも。

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(若者が他の若者にヨガを教えている様子)

 

世界での瞑想を取り入れる動きや実績

そしてこういったホリスティックな考え方の実践は他の多くの学校でも行われており、素晴らしい成果を出しています。

たとえばイギリスでは、学校でマインドフルネスを実践することを目的にした団体は、プログラムの作成方法を大人に教えていますし、アメリカの他の非営利団体も同様のプログラムの作成の手助けを行っています。

またこのプログラムのおかげで、各学校には目覚ましい改善が表れています。ロバートWコールマン小学校では昨年、そして今年のこれまでのところ停学者がゼロになりました。また近くでマインドフルネスのプログラムを取り入れいてるパターソンパーク高校も停学者数が減少し、出席率が上昇したということです。

この変化の原因がどこまでマインドフルネスの実践によるものかを確認することはできませんが、どちらにせよ非常に素晴らしい改善であると言えます。

瞑想を行うことによる素晴らしい効果は現在も研究されており、毎日のように報告されています。忙しい現代社会だからこそ、たまには意識的に時間をリセットできる瞑想は取り入れたいものです。

【参考】http://www.upworthy.com/this-school-replaced-detention-with-meditation-the-results-are-stunning

ホリスティックライフ基金(Holistic Life Foundation)http://hlfinc.org/

画像 (ホリスティックライフ基金のFacebookページ)
https://www.facebook.com/pages/Holistic-Life-Foundation-Inc/119112564775646?fref=ts

 

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