【ボイジャータロットは進化するタロットカード】

「タロットカード」という名称を聞いたことがないという方は、おそらくTrinity読者の皆様ならばほとんどいないのではないでしょうか？　有名な「占いの道具」であり、「神秘的な技法を助ける道具」として使われることもあるものです。

メジャーな道具ではあるのですが、その起源は定かではなく、「エジプト起源」という説もあれば、それよりも遙か昔から存在していた「古代の叡智」であるという説もあります。現在では、本来は占いの道具ではなく、トランプと同じような「ゲームの道具」だったものが、いつしか占いに使われるようになったというのが、もっとも「有力視されている説」です。

それによると、タロットカードが占いに使われるようになったのは、「18世紀頃」であり、その歴史は「200年程度しかないもの」ですが、多くの神秘学者や魔術師、錬金術師といった当時のスピリチュアルな知識を持った人たちが、さまざまな象徴を付け足していくことで、どんどんと洗練、進化されていき、「代表的な占い道具のひとつ」となったのです。

【21世紀のために産まれた『ボイジャータロット』は正統進化の形】

つまり、「時代によってどんどんと進化していくのがタロットカードの醍醐味」といえるわけですが、今から約30年前の1985年に誕生した『ボイジャータロット』は、21世紀のために作られたタロットカードであり、まさにタロットカードの「正統進化」といえるものです。

前述したようにタロットカードが洗練されていったのは「18世紀から19世紀にかけての中世」だったために、カードの意匠はもとより、内容的にも西洋の封建主義的な思想が多く含まれています。もちろん、エジプトやユダヤの秘教的な知識が取り入れられたものもありますが、現在からみると少し時代遅れの概念が多くあり、「国際化した現代では通じにくいものである」ことも事実です。

『ボイジャータロット』の作者である「ジェームズ・ワンレス」博士は、そのような古いタロットカードの決まり事をやぶり、21世紀のためにまったく新しいものを作ろうという考えのもとにこの作品を産み出しました。『ボイジャータロット』には、さまざまな特徴があるのですが、現代らしさを感じさせるのは絵柄に「コラージュアート」を採用している点でしょう。

【『ボイジャータロット』を象徴するコラージュアート】

コラージュアートとは「20世紀初頭に産まれた現代芸術のひとつ」であり、様々な性質の素材を組み合わせて、ひとつの作品を産み出すというものです。これを採用しているために、『ボイジャータロット』には「古代エジプトの神像や、仏像」といったスピリチュアルな象徴から、「おもちゃの人形」、さらには現代ならではの「宇宙の写真やDNAの図形」までもが取り入れられているのです。

様々な文化や、思想、技法などが融合しているコラージュアートこそが、『ボイジャータロット』が持っている「人間は宇宙であり、だからこそ、どんな人種でも、どんな年齢でも誰もが使えるカードを創る」というジェームズ・ワンレス博士の思想を体現しているといえるでしょう。

なんともいえない魅力を持った『ボイジャータロット』ですが、その使用方法もちょっと変わっています。一般的にタロットカードといえば占いで使われることが多いのですが、ボイジャータロットは占いではなく「未来を作るための指針を示すガイド」として使われることが多いのです。

そもそも、作者であるジェームズ・ワンレス博士が、「政治学博士だった」ということもあり、精神的な癒しだけでなく、現実をどのように良く変えていくかという「人生を成功へと導くことを目的」に作られているのです。

【人生を成功へと導く羅針盤となる『ボイジャータロット』】

人生を成功へと導くために必要不可欠となるのは、「自己の成長」に他なりません。そんな自己の成長を促すことができるのも『ボイジャータロット』の特徴です。そのために、『ボイジャータロット』には、通常のタロットカードのように不吉をイメージさせるような要素はなく、攻撃的な要素である剣がすべて「クリスタルに変えられている」などの工夫が随所に施されています。

単なる運勢の善し悪しを判断するのではなく、「すべてを肯定した上で、よりよい自分へと変わることを促し、人生を成功へと導いてくれる」、そんなスピリチュアルな指針であり、魂のGPSとなってくれる『ボイジャータロット』。興味を持たれた方は、一度、手に取ってみることをオススメします。

11月創始者ジェームスワンレスが来日いたします。詳細は下記URLにアクセス！