あれから3ヶ月、これからの熊本地震のボランティア活動を考える

モンスターボランティアにならずに、被災地に迷惑をかけないためには、「食事や宿泊場所を自分で確保しておく」という基本はもちろん、「現場の気持ちを優先し、自分ではなく、被災者のために出来ることを考えて動く」ということが必要になります。
あれから3ヶ月、これからの熊本地震のボランティア活動を考える

【10万人ものボランティアが活躍】

4月14日に発生した「熊本地震」。これにより、住家被害は「16万棟」となり、「数万人が避難所での生活を余儀なくされる」という、大きな被害を受けました。しかしながら、地震直後にGWがあったこともあり、多くのボランティアが被災地へとかけつけ、現在にいたるまで延べ「10万人ものボランティアが復興支援を行った」ことがわかっています。

比較的近い被害を受けた2004年の新潟県中越地震ですが、こちらの同時期のボランティア数が「累計8万人程度」だったことを考えると、GWがあったことが大きく影響していることは確かです。実際に、熊本県内で活動したボランティアの推移を確認すると、「5月4日が最も多く、5月末から徐々に減少してきている」ことがわかります。

 

【芸能人や有名人もボランティアを行った】

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出典:Twitter 本田 康陽 @koyo1633

 

今回の地震で現地を訪れてボランティアを行った中には、「芸能人も多く存在」しています。SMAPの「中居正広」さんは、何度も被災地を訪れ同じSMAPのメンバーである「香取慎吾」さんや、お笑い芸人であるナインティナインの「岡村」さんや、「鶴瓶師匠」などと一緒にも炊き出しを行いました。

他にも炊き出しで有名な「石原軍団」と共に、SMAPの「木村拓哉」さんや、TOKIOの「長瀬智也」さん、V6の「岡田准一」さんが被災地を訪れました。石原軍団は6月に入ってからも「猛暑の中で炊き出しをする」など、多くの被災者に勇気を与える活動を行ったのです。

他にもアーティストでは「SEKAI NO OWARI」さんやレミオロメンの「藤巻」さん、「ナオトインティライミ」さん、「ももいろクローバーZ」さんなども、被災地を訪れて炊き出しなどを行っています。

 

【癒しフェアの出演者もボランティアをしていた】

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ここで紹介した方達は、あくまでも一部であり、もっと多くの芸能人がボランティア活動をしていました。今回、「癒しフェアでトークショーを行う岡本夏生」さんも、自ら「100万円を寄付」し、さらに「募金を募って直接被災地へ届けるという活動」を行っていましたし、同じく講演を行う「Candle JUNE」さんは、「江口洋介」さんや、「風吹ジュン」さんなどと共に、「熊本から持参したスイカを販売する」という活動を行いました。

Candle JUNEさんは、「熊本地震の4日後には支援物資を届ける」という迅速な活動を行っていましたが、その時に、現地のスイカが出荷できなくなり、農家さんが困っているという話を聞き、熊本から東京に戻る車にスイカをつんできて東京で販売し、「完売させる」という、素晴らしい活動を行ったのです。

このように、熊本地震では、様々な形でボランティアが行われ、それによって被災地の人たちが助けられ、元気づけられたわけですが、多くの人が訪れるということで、「問題も起こって」います。今回は、前述のようにGWがあったために、「ボランティアの数が支援先を大幅に上回り、仕事が見つからなく、単に被災地を訪れただけ」になってしまったりもしたのです。このような「ボランティア難民」は、リサーチ不足とはいえ、ある程度仕方ないのですが、被災地のことを考えるのではなく、「自己満足のために被災地を訪れ、汚れ仕事などを行わず、観光気分でボランティアをする人たち」もいます。

 

【モンスターボランティアにならないためには?】

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こういった自分の為だけにボランティアを行う人々を「モンスターボランティア」などと呼びますが、このような存在は東日本大震災のときにも、同じような行動をして多くの迷惑をかけていました。

モンスターボランティアにならずに、被災地に迷惑をかけないためには、「食事や宿泊場所を自分で確保しておく」という基本はもちろん、「現場の気持ちを優先し、自分ではなく、被災者のために出来ることを考えて動く」ということが必要になります。

 

【これから必要とされているボランティア】

このようなことを踏まえた上で、「これから必要とされているボランティア」とは、どのようなものなのでしょうか? 7月21日に「熊本県社会福祉協議会」がWEB上で「ボランティアの皆さまへ【重要なお知らせ】」というものを掲載しました。こちらによると、今までは壊れた家屋の片付けや、避難所での支援などがボランティアのメインでしたが、これからは、「被災者の生活環境の変化による心のケアなどが重視されてくる」とともに、お年寄りが孤立したりしないように、買い物の代行や声かけをするなどといった、「日常生活の支援がメインとなってくる」ということです。

こういった日常生活の支援は、「一朝一夕で出来るものではない」ので、単なる思いつきではなく、しっかりと被災者と寄り添うことを考えて、「長期間にわたってボランティアを続けてい覚悟が必要になる」だけでなく、「知識と経験も必要」となりますので、これから、ボランティアをしようと考えている方は、そのあたりを把握した上で、自分が何をすることが出来るのか、考えてみることをオススメします。

 

【参考サイト】
災害・生活復興支援ボランティア情報(熊本県社会福祉協議会)
http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/kinkyu/pub/default.asp?c_id=23

 

【記事に登場した岡本夏生さんと、Candle JUNEさんの癒しフェア情報】

岡本夏生

“ガチンコ人生の女王”緊急参戦!!
こんな時こそ癒されましょう

【有料スペシャルトークショー】7/30(土) 15:00〜16:00
http://a-advice.com/tokyo_2016/guest/okamoto-natsuki/

Candle JUNE

〜「震災」ではない「原災」に対して平和の火を〜 2011.3/11以降
ずっと福島に通い続けている

【無料講演】7/31(日) 15:00〜16:00
http://a-advice.com/tokyo_2016/guest/candle-june/