ヴェーダの聖職者とはなにか?
〜3000年以上前から存在する知識の集合体

もっとも世界的に広がっているのはヨガですが、人口でいうと「世界で3番目の信者を持つヒンドゥー教」は、まさにヴェーダの世界観をもっています。
ヴェーダの聖職者とはなにか?<br>〜3000年以上前から存在する知識の集合体

【3000年以上前から存在する知識の集合体】

「ヴェーダ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
こちらはサンスクリット語で「知識」というような意味合いをもちます。

厳密に言うと単なる知識ではなく「知識の集合体」ということになります。

なぜ、このような意味合いを持つのか、それはヴェーダというのは本来は宗教文書であり「聖典」を示すからなのです。
これは、今から「3000年以上前に成立した」もので、一口にヴェーダといっても、「500年以上の長きにわたって記録されたもの」です。
そのために、同じヴェーダであっても、内容は多岐に富んでいます。

時代の古さからもわかるように、そもそものヴェーダは文字で残されたものではなく、口伝によって伝えられたものです。
基本的に口伝で伝えられていたものが、「14世紀ごろからインドで文字として記述される」ようになったとされています。

 

【神々から受け取った知識と祭儀】

そもそもが、ヴェーダは「リシと呼ばれる、神仙たち」が神から受け取った知識を弟子に伝えるためのものだったことを考えると、口伝であるのは当然といえるでしょう。
その内容は、基本的に「お祭りや儀式で使われるマントラ」となっています。
歌の形式になっていることから、「賛歌」といわれることもあります。

ヴェーダの中心はマントラなのですが、それを補足するような形で「ブラーフマナ」、「アーラニヤカ」「ウパニシャッド」があります。
これは、日本語に直すと「祭儀書」「森林書」「奥義書」といったようになります。
前の二つは基本的に祭式の式次第と、その意味が説明されており、最後の奥義書は哲学的な内容となっているのです。

ざっくりと説明しましたが、冒頭でも紹介したようにヴェーダの数は膨大であり、詳細に解説していくと本が何冊も書けるぐらい深いものとなっています。
そんなヴェーダの知識を身につけたのが「ヴェーダの聖職者」ということになります。

 

【ヴェーダの宗教】

前述した中でも、ブラーフマナは、古代インドから伝わる「カースト、すなわち階級制度」において、儀式や政を司る、「祭祀階級」であるとされていました。
こちらはカーストの中でも最上位であり「重要なもの」だったのです。
時がたつにつれてカーストは有名無実となってきて、単なる差別的なものとなってしまいましたが、本来はきちんとした「イニシエーションを受けた人物がブラーフマナとなった」のです。

3000年以上前に成立したにもかかわらず、ヴェーダは現在までも脈々と伝えられています。
もっとも世界的に広がっているのはヨガですが、人口でいうと「世界で3番目の信者を持つヒンドゥー教」は、まさにヴェーダの世界観をもっています。

そのために、古代から伝わる叡智を伝えるヒンドゥー教のことを「ヴェーダの宗教」と呼ぶことすらあるのです。
そういう意味では、ヒンドゥー教の中でも特にヴェーダを重要視する思想を受け継ぐグル「ヴェーダの聖職者」といえるでしょう。

日本ではヨガは良く知られていますが、その思想の根幹といえるヴェーダや、ヒンドゥー教などは、「まだまだ知られていない部分が多い」のですが、長い歴史を持つヴェーダには多くの叡智が秘められていますので、機会があったならばその歴史と神秘に触れてみることをオススメします。

Veda’s clergy.
The history and wisdom of Veda.

 

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