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こんな私でも恋愛はできるのでしょうか

私は恋愛が長続きしません。とても重い話になるので、もし苦手な方は読み飛ばしていただければと思います。

原因は自分でもわかっています。私は12歳の頃知らない男性に強姦されました。まだその時私はその行為を理解できていなかったです。そして大人になってその意味がわかり、38歳の今でも深い傷になっています。

私は何人かの男性と付き合ったものの、長続きがしません。性交自体に恐怖感があるからです。だから深い付き合いになると自分から連絡を閉ざしてしまいます。

とは言え私もやっぱり幸せな恋愛もしたいし、結婚もそして子供も欲しいと思っています。婚活は中断中ですが、再開したいと思っています。こんな私は今後恋愛ができるのでしょうか。また具体的に何をしたら良いかアドバイスを頂戴できればと思います。

よろしくお願いいたします。

投稿者

あやのさん、こんにちは。スピリチュアルスクール ワンネスインスティテュート代表のREMI(叶礼美)と申します。

6月にご投稿いただいて、10月も半ばになろうとしておりますので、既に状況が変化していることもあるかもしれませんが、同じような悩みをお持ちの方へのご参考を兼ねまして、お答えさせていただきます。

これまでにカウンセラー・セラピストとして、国内外の数多くのクライアント様よりご相談を伺ってまいりました。ご相談のテーマはさまざまですが、過去に性的な暴力や虐待などの被害に遭った体験について長い年月ひとりで悩んでこられる方も多いということ、そしてそのような体験をなさって恐怖や心の痛みなどを感じずにいられる人などいない、ということをまずはお伝えさせてください。

そして時間が経って、または何かきっかけがあって「もう過去に囚われていたくない。恋愛もしたい、結婚もしたい、傷を癒して、辛い経験から自由になって幸せな人生を歩みたい」と決意し、「過去を癒し、自分を癒す」回復のプロセスに取り掛かる方も多くいらっしゃいます。

この癒しと回復のプロセスにはさまざまなアプローチがありますが、あやのさんは、ショックやトラウマを解放し、心身の記憶や反応を癒すセラピーやカウンセリングをお受けになったことはありますか?もしこのようなテーマを扱える、癒しと回復のプロセスを手助けしてくれるような、信頼できるプロのセラピストやカウンセラーを見つけることができるようであれば、そのようなセッションをお受けになられることも、お勧めします。

信頼できる第三者の援助を得るという機会は、心身の重荷を降ろし、癒しと回復のプロセスを大きく前進させてくれるものです。可能ならば、体・心・頭のすべてを統合的に扱うセラピー・カウンセリングセッションをお受けになられると、それらを一つ一つ単独で進めていくよりもずっとスムーズに、負担が少なく、前進や解決を得られると思います。

もちろん、カウンセラーやセラピストでなくとも、そのような分野の本を読んだり、映画を見たりすることも「カタルシス(心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること)」の助けになります。

そして、未来へつながる、望む姿を現実のものとするためのイメージワークを最後にご紹介しますので、よろしかったらやってみてください。

心身共に、男性にもいろいろな人がいるということを心地よく理解したい、世の中には、自分のことに精一杯で、他者の痛みや気持ちを思いやることができないばかりか、人の気持ちを無視して行動してしまう人も、存在します。反対に、他者の痛みや気持ちを理解し、寄り添え、思いやることができ、人を愛し、相手のために行動できる人も存在します。

男性とはたくさん語り合い、相手の人となりを理解していき、後者のような人と関係を深めていけるようになるとよいですね。そして、関係を深める際に障害となっている「怖れや不安」を解消し、リラックスできるようになるためにも、のちほどご紹介するオーケストラのエクササイズも、活用なさっていただけたらと思います。

最後にもうひとつ加えさせていただくと、文章から伝わってくるあやのさんという方は、非常に優しく、思いやり深く、しっかりとして賢い、誠実な女性であるということ。私には、あやのさんを本当に理解し、過去の傷や不安をも含めて愛を注いでくれる、穏やかで優しい男性の存在が感じられます。結婚や子供の誕生の可能性も感じられます(出産を望まれているようであれば早めに行動されるとよいですね)。家族の存在が、愛の喜び、癒し、信頼、絆、感動を与えてくれることと思います。ですからどうぞ元気を出して、勇気をもって、ご自分が癒され、愛し愛されることができることを信頼し、一歩を踏み出していかれることを願っています。

<アマチュア・オーケストラの指揮者の物語>
○好きな音楽(落ち着ける、気持ちが高揚したり、繰り返し聴けるような、好きな曲を想像してみてください。リピートで本当に音楽をかけてもよいです。)この文章をできればプリントアウトして読みながら、本当に指揮者になったような気持ちになって、取り組んでみてください。

あなたはこの物語の中で、アマチュア・オーケストラの指揮者見習いであると想像してみましょう。今日はオーケストラの団員と一緒に、あなたが選んだお気に入りの一曲を、リハーサルしようとしています。

オーケストラの団員たちもその曲をとても、気に入っています。しかし団員たちの中には、久しぶりに楽器を持った人、また初めての曲でうまく演奏できるか不安を感じている人もいます。

そこで、あなたは団員に安心してもらおうと、とてもリラックスした様子で話しはじめました。リハーサルに来てくれて感謝していること、知らない曲を演奏しようとするとき不安に思うことは自然であるということ、楽器の演奏は始めればカンを取り戻せるであろうこと、不安に思う個所ではあなたがタイミングよくサポートして、何をどうすればよいか合図をすること、何より演奏を楽しむことなどを、話しています。団員のみんなが、それなら大丈夫、楽しんで、素敵なハーモニーへと仕上げていこう、何よりこれはリハーサルなのだから、という気持ちになりました。

いよいよリハーサルを始める準備ができたので、あなたは深呼吸をします。団員たちもすっかりリラックスした様子で、演奏の時間をよりよいものにしようという気持ちで、最初の音を奏でます。音楽は順調に、一番(または第一章)、二番(または第二章)と進んでいきます。

三番(第三章)は、ある団員にとって少し緊張を感じるパートでした。あなたはそのことを知っていたので、団員に向かって、そっと、しかし確実に、合図を送ります。「まずはゆっくりと深呼吸をして落ち着いて。あせらなくていい。周りの団員の様子を感じ、よく音を聞いて、そして演奏を始めたら、自分自身が音の中に溶け込んでいくように。そう、ハーモニーを楽しんで」

不安を感じていた団員は、合図を受け取るとすぐに落ち着きを取り戻しました。難所と思われた個所も、スムーズに演奏を続け、全体のハーモニーへと溶け込んでいくことができました。そうして四番(第四章)では、全員が曲と完全に一体となり、素晴らしい調和を創りだし、この素晴らしい演奏を味わったのです。

演奏を重ねていくほど、団員たちは、互いに信頼を深めあい、より深く、より調和した演奏をするようになっていきました。リハーサルは、続きます。指揮者であるあなたは、団員たちが、リラックスして、安心して取り組むことができれば、素晴らしい演奏ができるのだということを確信しています。

合図を受け取った団員だけでなく、他のメンバーも、あなたにこう言いました。「演奏しているときも、していないときも、思い出せばいつでもリラックスできることを知って本当によかった。いつでもどのような状況でも、リラックスできるばかりか、そうしているとき最も望ましい結果が得られることが分かったからです」と。そして、おまじないのように繰り返しました。

「まずはゆっくりと深呼吸をして落ち着いて。あせらなくていい。周りの様子を感じ、よく聞いて。そして演奏を始めたら、自分自身がその中に溶け込んでいくように。そう、ハーモニーを楽しんで。大丈夫」

投稿者

REMI先生、

返信ありがとうございました。39年間、男性恐怖症を抱え、このままではダメだ。そしてもうこれ以上私のトラウマによって、男性を傷付けたくない。ずっと葛藤しつつも出産のリミットがあり焦っていました。

カウンセリングは何度か行ったものの中途半端になっているので、相手の男性を探しつつもまた通おうと思います。先生のエクササイズもやってみます。今回実は匿名とは言え、相談をする事によって、少し心が楽になりました。勇気を出して本当に良かったと思います。本当にありがとうございました。

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