イタリア発、モンテッソーリで自分をプロデュースする —どうしたら好奇心がもてるようになるのか?—Udaraのイタリアンスピリチュアルライフ vol.28

最初は、慣れないかもしれませんが自分で自分を観察する感覚が身についてくると感情の抑制や冷静な判断をするのにも大いに役立ちます。

モンテッソーリ教育とは、20世紀初頭にイタリアのローマで精神病院の医師であったマリア・モンテッソーリが考案した教育法です。

こどもの好奇心、自主性、独立心を育む教育法として米国を中心に世界に広がり、日本でも英才教育や早期教育として使われています。

自主性、独立心はもちろんのこと、ものごとに興味関心を持ち続けることは、急速な変化と多種多様な価値観をもつ現代において最も求められる能力である一方で、学力とは違ってこのようなセンスを大人になってから身につけるにはコツが必要になります。

モンテッソーリ教育を受けた人々の中には、斬新なアイデアで急激な発展を遂げたグーグルやアマゾンの創始者、社会学者のピーター・ドラッガーなど、実際に独特な才能を開花させる著名人が名を連ねています。
今回はモンテッソーリの教師がこどもと接する上での心得12か条からヒントを得て、来年に向けて好奇心と個性溢れる自分をプロデュースしてみましょう。

モンテッソーリ教育法の教師の立ち位置は、何かを「教える人」ではなく、瞑想に似て、静かに注意深く、こどもを観察する能力が求められます。
私の場合は、この12か条をご自身のインナーチャイルドに語りかけるような気持ちで読むだけでも元気が出てきます。

日本語はこちらでみることができます。
http://kwww3.koshigaya.bunkyo.ac.jp/wiki/index.php/モンテッソーリ教育

 

今回は、この12カ条を自分で自分を育てるセルフプロデュース用に、アレンジしてみました。

1.自分が心地よく感じる環境を作る。
2.わからないことがある時は、わかる人に素直に聞く
3.何かを思いついたら、自分で自分を邪魔しないようその思いつきにしたがってみる。
4.助けが必要だと感じる時は、助けが必要なことに気づき、できればそれを誰かに打ち明ける。
5.自分の気持ちにはできるだけ早く寄り添う時間を取り、特にネガティブな気持ちは長続きさせない。
6.自分の疑問・意見・感覚に耳を傾け、よく聞き、感じるようにする。
7.自分のやることを尊重し、他人に邪魔されないようにする。
8.失敗しても自分を責めず、直接的に訂正せず、間違いから学んだことだけに目を向ける。
9.休みたいときは、その自分の状態に寛容になり自分に無理強いしない。
10.自分の気まぐれにしたがう時間や思いつくままに行動する時間を敢えて取るようにする。
11.時々、自分とただいっしょにいる時間を作ったり、それとは反対に自分自身を一切忘れる時間をとってみたりする。
12.やりたいことを実行できたら、その心地よさを味わい、心から自分が安らぐ言葉や態度を自分で自分に浴びせる。

最初は、慣れないかもしれませんが自分で自分を観察する感覚が身についてくると感情の抑制や冷静な判断をするのにも大いに役立ちます。

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