イタリア人教師から学んだ「個」の育み方 Udaraのイタリアンスピリチャアルライフ vol.16

普通にやってるつもりが何かと目立ってしまい、海外旅行に来た方がよほど、のびのび出来ると感じる人は、そろそろ「人と違っている」ことを受け入れ自分のオリジナル性を発揮する時期が来ているのかもしれません。

イタリアでは東洋人の目の形を「マンドルラ」と呼びます。

ほとんどの日本人の目頭にある蒙古ひだが西洋人にはありません。
最初は敢えてそこを話題にされると差別されたような気恥ずかしいような感覚を持っていたのですが、「美しい目ね」と興味津々でみつめる友人たちの反響をあらためて味わっていると、私はお化粧を始める前までは自分の目が好きだったことを思い出しました。

無意識の中にいつの間にかひたひたと染み込んでいったコンプレックスが40歳を過ぎてあらためて愛せるようになり最近では蒙古ひだをあえて強調するメイクを楽しんでいます。日本でも「アーモンドアイ」というキーワードで注目を浴び始めているようで東洋のオリジナルの「美」が見直されていくのを秘かに願っています

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日本にいる間は、集う仲間の一人の相違点は見つけるべきものではなく、ましてや口に出したりしたら、その途端にネガティブなことだという暗黙の了解があっことさえ気づかないまま、どっぷりその中に浸っていたので、「違い」を指摘されることは、自分に対する否定なのだと自然に捉えてしまっていました。このような価値観の中では友達や恋人同士、集団や組織においても価値観が「同じ」もの同士が集い、ちょっとでも違っていたら関係性はもう終わりということになりがちです。

違っていることを受け入れあうところから始まる関係性には、自分のままでいられる心地よさがあると同時に、自分の内側に想像以上のキャパシティを発見することができます。

日本の中にも広がっていけば、生きやすくなる人が増えるばかりでなく、眠っている才能に目覚める人も同時に増えると思うのです。
私のセッションを受けてくださってる日本在住の方の中には、どうも目立っちゃって困るいつも本来の自分をある程度隠さなければならず居心地が悪いなと感じている方は少なくありません。
普通にやってるつもりが何かと目立ってしまい、海外旅行に来た方がよほど、のびのび出来ると感じる人は、そろそろ「人と違っている」ことを受け入れ自分のオリジナル性を発揮する時期が来ているのかもしれません。

「私は私、あなたもあなたのままでいい」のです。

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最後に先日、学校で起きたエピソードを紹介します。

学校を辞めたいという生徒に「あなたが学校を辞めたいという気持ちはわかったわ。」
「あなたが、私の意見を聞くも聞かないのも自由だけど、私の場合はこういうとき黙っていられないので、私のアドバイスを話させてね。」
そういったあと、彼女はいくつか彼女の意見を明確に伝えた上で「私は、教師としても個人としても自分のために意見をいったのよ」と話を終えました。その後、彼は彼女との信頼関係を以前よりも深め今でも学校を続けています。

意見の違う人同士が議論した後にも、相手の意見を変えるためにではなく自分を主張し相手の「個」にも自由さを与えるのです。
そんな現場を目の当たりにすることで私自身の「個」も育てられています。

 

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イタリア人コーチを交え、東京・大阪で開催される
「愛の講座」
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ホノルルの非公開スクールよりクリス松尾来日
「ドラゴンゲートサンクチュアリ」
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