春に向けて色々と決断の時期、自分がどうしたいのかわからない人へ〜Udaraのイタリアンスピリチャアルライフ vol.17

表層はうまくいっているように見えても、そこで調和を保つために「個」の内側に抑え込まれた感情のエネルギーが消えてなくなることは決してありません。言葉にならないやりとりの中に不調和が生まれ、場の空気が悪くなっていきます。

カオスの国とも言えるイタリアで、個性が育つ文化があり「個性がある」ことが尊ばれていることを実感します。

その一例は日常会話の中にもみられます。

私が現在、通っている学校は5ヶ国籍、年齢も16代~50代までと幅広く、宗教も、肌の色も、髪の色もみんなが違っています。

社会の授業では、そのメンバーで人種差別や同性婚についてのそれぞれの見解を求められることもあり、価値観の違いから正反対とも見える価値観が一つに束ねられことなく共存しています。

そんな中で誰かが好きものを、私は好きでなはいと表現しても大きな問題にはなりません。
まったく違う考え方を持っていても無理に同調する必要もないし、同調させようとするプレッシャーもありません。

一方、日本では誰かの好みに、反対意見を表明すると「けんかを売っている」と捉えられたり、ましてや組織などで権力を持っている人の好みともなると、反対意見が出てくる余地さえないこともあります。加えてけんかすること事態にもマイナスイメージがあり、波風立てる人はめんどくさい人としてレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。

表層はうまくいっているように見えても、そこで調和を保つために「個」の内側に抑え込まれた感情のエネルギーが消えてなくなることは決してありません。言葉にならないやりとりの中に不調和が生まれ、場の空気が悪くなっていきます。そんな空気の中で自分自身の軸がしっかりしていないと自分がいったい何をしたかったのかがわからなくなっていってしまうのです。

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そこで、今回は自分を取り戻すミニワークをご紹介します。

やり方はいたってシンプル。
好き嫌いをはっきりさせていくことです。
快感と不快感を感じる余地を自分に作っていくと考えてみてください。
日本でこのワークをするなら誰かの前で打ち明ける必要はありません。

ちなみにイタリア語でも嫌いという言葉をストレートには使いません。
「私はこれは好きではない」という表現を使います。
例えば、私は、人によって行動を変える人は好きではない。私は、人と手をつなぐのが好き。

などなど、自分の好き嫌いをどんどんはっきりさせていきます。そこで起きる快/不快な感覚を全身でしっかり味わうようにしてみましょう。少しぐらいわがままだなと感じてもオッケーです。
誰にも発表する必要もなければ、誰のためでもなく自分を取り戻すだけのためにこのワークを行ってみてください。徐々に生命力が蘇ってきて自分のやりたいことがはっきしてきますよ。

4月~5月に向けてタオイストイタリア&タオイストジャパンでは多くのイベントを企画しています。
こちらをご覧ください。

 

タオイストイタリア「愛の講座」

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タオイストジャパン「クリス松尾来日」

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