ともくん宮崎からの手紙―! PART.7 「日本」の名付け親、饒速日と早日の峰 ―!……後編その1

こんにちは。「日本」の名付け親、饒速日(ニギハヤヒ)

天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊
(あまてる くにてる ひこ あめのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)

日本という国名を名付けたこの饒速日命(にぎはやひのみこと)は大和に降臨する前、試験的にこの早日の峰や全国の各地に視察にやってきたのでしょうか。
個人的には、そのベースとなった伝説だけがオフィシャルに大和に残り、そのあと前代の日本の首長の象徴として丹波で活躍の話が残り、大国主や百済の皇子福智王の死地または蟄居地として、日向児湯地方にそのルーツを語るとともに彼(饒速日)は封印されたと感じられました。

(尾鈴神社上宮③)

そのため出生伝説が、中央と日向の両方の地に残っていた。
そのため、あの大神神社の神官だった三輪姓の方々がこの地域にはたくさん住んでいて三輪氏族の方が祠にご神体を奉納されていました。
太陽神アマテルの神地のひとつに、ようやくたどり着くことができた。
現代の物質的にはとても豊かであるけれど、ある意味ではとても荒廃した人と人とのつながりが希薄になってしまった状況、そのとき日本という国が、かつてのうつくしい優しい精神性あふれる日の光にあふれる、そういうパワーを取り戻してくれることをこの神は願っているのだろうか。
そう感じてしまったのです。

(尾鈴神社上宮4)

 

甦れ! 日本の心

そんなこんなのハヤヒノミネだったけれど、実は帰ってゆく途中で、遭難しかけてしまった。
1時間ほど道を間違えて、食料や飲料が尽きて、滝つぼに飛び込もうか大きな絶壁が目の前にあって、一度や待って迷いかけると、永遠の迷路のようになっているんですね。

そしておどろくことに、足がぬかって、まったく登れないので道が引き返せない。
さらには、ヒルやハエなどがすごかったり、脱水状態になって、なんだか……くらくらしてしまった。
まだ明るいからいいけれど、あと数時間すれば午後、夕方となり、火おこしをしたり、自分のおしっこを飲んでも、ここで一日過ごさなくちゃいけない。参道の印をみつけなければ…………
ある意味、震災や戦争などのときにサバイバルを勉強する機会かもしれないと思いました。
その反面うばわれてゆく体力。
ああ、もう自分はここまでかな…………というときに、そんな時もうろうとする意識の中で、ふと思い出してしまうのでした。

僕はかつて食事も歩行も、そのまま立って歩くこともお風呂にも入れない時期がありました。
18歳のころ、ただふつうに生活することができず、発狂して、廃人のような状態だったのです。
日本という国の弱肉強食の人々の闇をダイレクトに受け、精神が崩壊しかけているかの時期があった。
「こんな奴は生きてる価値がない」と多くの人々から日常的に嘲笑され、徹底的に心ない言葉を言われ、普通なら生きてはいない、奇跡的によくここまでやってこれたなとおもいます。

(尾鈴神社上宮⑥)

そのとき、人生ではじめて川の神の護るおばあさんの不思議な力を持つ人に出会い、彼女が驚いて、ぼろぼろの私を見て、こういったのです。
「この子は、神様のような子よ!」と。この時代において、同じような魂を持つことはほとんどであったことがないといわれ、「あなた、実は隠れて信仰するところがあるでしょ? それは続けなさい」
またもうひとりの能力者の方の話によると、「この時代の多くの悪意や憎悪、醜いすべての者を背負ってきた……」といわれるほど、まさに言葉では表現は絶対できないレベルの地獄の日々でした。

今おちゃらけた三枚目のキャラで、冗談ばかりを言っている僕だけれど、ほんとうはそんなことは無理というほどに、とてつもない日々があった。
それでも自分のためでなく、だれかのためやりたい、だれかを喜ばせたいと思うと、自然と笑みが出るんだよね。
それは本当で今日も変わりません。

そんなふうに多くの事実を言い当てられて、神棚さえ祭ったこともない時期だったので、驚いたのです。
自分では彼女の言う言葉の数々が恥じ入り、畏れ多くてとてもじゃないけれどいきなりは僕なんかが……と信じられませんでしたが、
根源的には、数年たった今、饒速日命がいるここで、僕は今後この日本のために、一人でも多くの人に日本に眠った心を届ける、それがほんとうにできるのだろうかー!?
僕としては、すべてを失った時に、出会ったのが、「神様を信じること」だった……。

「こんなことで、すべてがおわってたまるかー!」
すると、だれかに手を引かれたような気がして、太陽そのものが山そのものに直接おりてきて、すべてが一つにドンと太陽と山が一体化し、ダイレクトに動き、力を貸してもらえた気がしました。

(尾鈴神社の祠には三輪氏の祀拝跡と、鋒が)

心の中で神に祈ると、太陽の日差しがぴかっ! と刺した時少し進んだ向こうに、道を示すビニールテープが死角に見えてきた。

「なんか、いまならば……できる!」ぜったいに、こんなところであきらめちゃいけない。
「あっこれは……もしかして、もしかすると!」気が付いたら、道に出てこれた。
うわ~~~~~~助かった! ずるるるるるると滑り降りながら、無我夢中ですりむきながら、駆け下りました。
そのとき、それまでのなにかが一瞬で、変わっているような気がした。

 

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(トップ画像/尾鈴神社上宮②)