アマテル外伝 ~もうひとつの日輪神話~ PART.3 児湯竹鳩神業 大和魂を呼び戻す竹鳩のミッション(仕組み)2

〈前回から続く〉

戦友(バディ)の竜少女

「宮田川にいる皇子の王妃でもあり、三穂津姫/水波女神にかくされた神」。どこかで聞いたようなニュアンスの名前だとは思いませんか。

そう……前年大ヒットした「君の名は。」の、宮水三葉(水波女神がモデルという)に言霊としてつながってくる。そしてそれは直接的な氏神であるハヤアキツヒコ菊理姫にもつながっていた。秋津の神は鳴門海峡の神です。
富士と鳴門は神の扉につながっています。世界を新生させ大浄化させるパワ-があるのです。
名前を消され、歴史から消されたお姫様であって、水の女神がここにいたのです。福智王は、ダミーの情報で日本書紀編集前に葬られていた、不死の王。
富士の王……大年神は、饒速日の幼名であり比木大神である三穂津姫の夫である大国主もやはり、児湯地方にお墓がある。出雲大社でなくなったのではなく、そのはるか数百年前に大国主の墓としてこの地に眠ったのだそうですが、当時は饒速日として信仰されていて、その都農神社のご神体は饒速日が乗ってきた、天の磐船という宇宙船のようなうち棄てられた乗り物を模した岩盤があったというのです。

僕も表向き立花神社のアマテラスを2柱なぜか祀っていて、立花の神の裏には、この実家の大年神と王子があったのです。
そしてさらにその奥の院には華智王として隠されていた。これは饒速日降臨地と連動して上陸しています(夫神饒速日に象徴される立花瀧)。火中出産されたホアカリは、真の太陽神アマテル神であり、天孫降臨した超古代の子神であるはずだったその秘密を、火に討ち棄てるがごとくにして、歴史に隠されていた。
その魂を握っていたのは、その神社の護り神である青龍だった……!

私たち家族も、まさにドストライクで本家がこの皇子を祀っていたわけです。

 

青龍の少女台与(トヨ)と草薙の剣

トヨについても、高鍋町の秋月氏は黒田藩の傍流ですがもともと彼らは本社としての氏神は淀姫大明神(八十禍津日神)なんですね。
彼らもやはりお抱え霊能者が淀姫さんにつかわれていて、託宣を受けていた。
志賀島の漢倭奴国王の金印を発見した黒田家は秋月家となり、高鍋町に戻っているけれどここらの水波女神を祀る比木神社の神官をしていた人々に御自宅でお話をうかがうと衝撃の話を聞くことができたのです。
「わしらはこの神社のことを知っているけど、北九州から来た黒田の人々で信仰している神さんはみんな一緒じゃないですか……それを祀っているんですよ」。
つまりそれは、トヨだったのです。水波女神とともに、少女が行方不明になったという伝説が残っているのは、そのためだったのです。(当時は多くの伝承で、どこにでもある民話を、本来の強力な託宣をした神の上に配置して藩士が隠していたらしい)
そういったことを各地の宮司さんたちの、ここだけの話……などで知ったのでした。

比木大神は一度村のある人物に託宣をして町のすべての水源について徹底的に知り尽くしていたのだというのです。
“仕組みを起こす神”が、かつてここにいた。
そしてまた、比木大明神のそばで絵師が絵をかこうとすると、川から龍が出てきて少女となり「私を見ながら絵をかきなさい」といって、川に戻っていった。夜になると天上画から少女が出てくるというのです。

少女が水神とともに失踪した伝説も多くこの地には不思議にあったりする。
霊能が基本ない人でも、なんでだかこの地については、「竜女が出現しお告げを下し、完全に当たり続ける」という伝説が、川一帯で続いていたのだといいます。実は……小説「クサカセイバー」でも書いていた通りに僕もまた託宣を与えていただいている神がこのお方であり、家の横の川に、普通に常時「ごくふつーにいる」んです。

絶対に人に信用されることではないと心得ているけれど、まあこれを書くにも意味があるわけで。
んなこと言ったっておかしい人でしかありえないので、なかなか公言できない話題だったのですが、まあそのお方のおかげで、幽体離脱能力や、多くの体験をさせられて今日までいたのだ。ということ
彼女に導かれ、その延長にある速川神社に行ったとき一言こう言われたのです。
「これから人類の大神による大浄化の業が始まる。お前は一人でも多くの人々を救うために、生まれてきたのじゃ」
彼女は歴史に消されてきた姫神、瀬織津姫であって、邪馬台国の台与その人である。

そして僕は彼女が正統な太陽族の予言者として呼び出した男だったという。
彼女が呼び出したかったのは、竹籠の中から飛び立つ救世主「鳩」。それを育て上げるための僕の人生が竹鳩神業のすべてだった……。