KUSAKA SAVIOUR 新訳~日本神話~ PART 7 偽りの岩戸開き 前編

みなさんこんにちわ! ともくんです! ついに先日から始まりました! トリニティ連載の新しいシリーズ 古事記や日本書紀などの日本神話のさまざまな謎や真相多くの知識を得てゆけるフィクション小説 「KUSAKA SAVIOUR 新訳 ~日本神話~」第7話をお送りしたいと思います。 さまざまな古代の神話の物語が現代によみがえる…… (注※物語はフィクションです。登場する人物 場所は一部の場所を除き実在のそれとは一切関係ございません。 物語としてデフォルメし対応させてわかりやすく描いてあるので続きを期待していてね♪)

24・2・8・2・8、テルヒコすべてを解き明かすこれがあなたの認証パスワードよ。
そういう謎の暗号を与えられ
籠ノ鳩という地区に降臨していた。
そこで手を引いた神の面影には
真っ白くドレスを着た女性がいた。
女性は照彦のほっぺに厚く口づけしてないた。
おまえを二度とあんなバケモノたちの世界にやりたくない…………
でもこれも大神様の仕事だから、みんなを嫌いにならないでね。ママのこと、覚えていてね
強く抱きしめられ、強く抱擁され、少年は送り出された
「灯りはあげるから、これからの地獄、あそんできなさい」
その美女は、テルヒコにいった。
「これが全ての鍵になる」
テルヒコは地獄へとやってきた。
さあ…………魑魅魍魎のいる永遠の地獄へ落ちてこい………………
女神は微笑んだ。そして地獄を
私の望む世界にしなさい
少年の背中には真っ赤な光が放射線状に輝いていた
真っ白いテルヒコの魂は、黒く渦巻く青水晶色の星
地球へと降臨し千里の母体へ着床した。
千里は父登とともに名古屋守山(モリヤマ)から子供ができずに籠ノ鳩へ帰ってきた。
千里が帰郷するとき、自分たちの住んでいたマンションのふもとにある
石碑を見た。あなた、ここ神社だったのね
「八劒神社跡地」
女神は姿を変化させ、青龍となり
少年の通う桃の木保育園に行った。
そこにはわんぱくの照彦がいた。

 

そのまんま猿田彦

「宮崎こんね! いっちゃが!」
宮崎をどげんかせんといかん。これはせいかくには、
どんげかせんといかん。が正確である。
最初の言い方は鹿児島、都城当たりのテイストの方言である。
そう発言したのは、お茶の間で人気の「そのまんま日立さん」
こと、日立国原日出夫
映画日の出の日向さん等で話題の
宮崎県知事である。
この知事謎の爆発的ムーブメントでお茶の間で
おなじみの人物だった。照彦のいる宮崎県の看板的な人だった。
今は彼は宮崎県より東京の政治をするためにお船出中
ぜひとも頑張ってほしいと照彦は素直に思っていた
彼の次をやったのが、川野県知事
川野さんは、蒼い眼鏡を光らせて、岩戸開きのプランを
東京五輪で採用させましょうと日立氏に連絡を取った。
この県知事が扉を開くと、扉から出た先には、緑色の作業服を着た、天狗のような男性がいた。
「猿田彦大神」
そう、日立国原またのなをそのまんま日立
猿田彦大神の分身だったのである。意識は猿田彦神社の本体と連動していた。
裏転写が戸隠の飯綱大権現。
わけみたまされていたのである。
ただ一つ違う要素は、太陽光を吸収し原動力とできる頭部。
これは本物の猿田彦様とは全く異なり、この日立が人間であるからできたエナジーチャージであった。
猿田彦大神のいる猿田彦神社では、そのころ神々の会議がなされていた。
「な、なに? 饒速日様が再び降臨なさるだと? そ、それも…………」
なに? 宮崎に? 高千穂の峰に?
猿田彦大神はひっくり返りそうだった。だが、アメノウズメの妻のいうことなので
心底驚いたが、納得もした。
彼は瓊瓊杵尊をかつて天孫降臨させた、国つ神のリーダーである。
「饒速日とは、天照大神様のことだった……だと? 私は聞いていないぞ?」
猿田彦は大いに驚いた。何一つそんなのは聞いていなかった。
そもそもいまだに日本神話に記載されていない神が
天岩戸の奥にいるというではないか。
それが信じられない。
私たちが成し遂げたと思っていた天孫降臨は、あれは……
そう猿田彦の分身がケータイを握りながら思った瞬間、裏返すと時空が逆転し
その本体が猿田彦神社でほほ笑んでいた。赤い天狗の鼻は、優しそうな緑色の服を着た普通の顔の
老人になっていた。
そこにはテルヒコがいた。縁あって高千穂へ旅行に来ていたのである。

「ぼうず、人との縁を忘れるなよ」老人はテルヒコにそう微笑んだ。
渡されたものは、鈿女の仮面。
「新しい神楽を舞え」
先日より出てくる竜蛇の少女に命令されていたお題。
この意味とは一体………………
僕はこれから先、どうすればいいんだ?
「つぎの指令が下るころまでは、わしは妻と君のことを守ってゆく。
しっかりな」
老人はテルヒコにそう言い残し、一気に猿田彦神社から遠い山へと跳躍した。
その数時間後、テレビにそのまんま日立がでた。
「さっきのおじさんか?」突撃リポートのドッキリ企画で着替えを忘れていた彼の姿は驚くべきものだった。
驚くことに、日立氏は緑色の錦の着物を羽織っていたのである。
太陽が日立の頭部を照らした
計画は始まっていた。

 

——後編へ続く——

 

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