KUSAKA SAVIOUR 新訳~日本神話~ PART 7 偽りの岩戸開き 前編

みなさんこんにちわ! ともくんです! ついに先日から始まりました! トリニティ連載の新しいシリーズ 古事記や日本書紀などの日本神話のさまざまな謎や真相多くの知識を得てゆけるフィクション小説 「KUSAKA SAVIOUR 新訳 ~日本神話~」第7話をお送りしたいと思います。 さまざまな古代の神話の物語が現代によみがえる…… (注※物語はフィクションです。登場する人物 場所は一部の場所を除き実在のそれとは一切関係ございません。 物語としてデフォルメし対応させてわかりやすく描いてあるので続きを期待していてね♪)

日本神話の隠された事実を学べる連載小説!

~あらすじ~

昭和東京オリンピックの日、主人公ちい子は川のほとりの神社で謎の青い瞳の少女に出会う。
ちぃこの息子テルヒコが生まれ、学生時代より謎の夢に導かれるようになってゆく。
照彦の能力が発動し、百花繚乱の青春時代は地獄からの脱出劇となった。
そんなとき、八百万の神が招集され、これまでの天孫降臨にミスがあったと、猿田彦大神が知ることとなり……

※原作 ともくん 小説のキャラクターデザイン※作画  トム/白ノ希望/あらら

 

KUSAKA SAVIOUR 7話 偽りの岩戸開き

竹籠の中の鳥

うしろのしょうめんだあれ?
元伊勢籠神社の真名井神社が遷宮された日
ある看板が取り外された
2500年、鎮まる神の神はかり
百のみ産まれの時ぞ近づく
平成8年8月8日

この立札を宮司が書いた直前
天国では海族の人々が青龍・姫大神の意志で
あつめられていた。
姫大神とは、宇佐神宮の中央に祭られる日本で一番多い神様である。
八幡神社はみんなおなじみ。日本で一番多い数の神社。
その中央にある姫大神という神は、謎の存在とされた。
つまり、日本一多い、謎のヒメ神。隠された女神なのである。
この女神は、青龍であった。
「わたしたちが姫大神様のご意思を伝達するのですね?」
それを聞いた紫色の着物を着た
おばあちゃんが、真っ白い着物を着た黒髪の少女をみつめておどろく
姫様の要望とあらば
子孫に伝えなければいけない。
彼女たちは依頼された人々で
日下部千里、ちぃ子の夢枕に
6月6日現れる。
「わたしたちはあんたの先祖、こちらの方は親戚よ。
これ、なんにみえますか?」

十字架を見せられ、一切なんのことかとおもったちぃ子は
「十字架……」というと二人は驚いた。
「よくわかったわね。すごいわこの人。物分かりがよい」
それではもう一つヒントを。
「平成8年8月8日。この数字の意味、十字架に込められた意味がわかりますか?」
先ほどの歌の意味は、つまるところこうである。
神武天皇が東征し2500年が経過したが、神様は何をお考えなのだろう、
いよいよ唯一白く光り輝く天照大神(百=モモ)の降臨が近い
888……カバラ数秘術で記されるこのナンバー。
救世主キリスト。
つまり、世界を救う大救世主、アマテラスが竹籠の中から
最後の最後の鳥として
復活する! 予言の歌であった。ちぃ子は意味不明であった。
そもそも自分が海族であることを知らなかった。
そのころ同時期に日下部テルヒコは、夢を見る。
天国にいる青い龍とともに
空を飛行していたかと思うと、黄金のエレベーターが無限に続く世界で
蛇の口に突き刺さる櫛が見え、クシナダの転隣はあなたを守り続ける。