KUSAKA SAVIOUR 新訳~日本神話~ PART 3太陽少年 後編

みなさんこんにちわ! ともくんです! ついに先日から始まりました! トリニティ連載の新しいシリーズ 古事記や日本書紀などの日本神話のさまざまな謎や真相多くの知識を得てゆけるフィクション小説 「KUSAKA SAVIOUR 新訳 ~日本神話~」第3話をお送りしたいと思います。さまざまな古代の神話の物語が現代によみがえる…… (注※物語はフィクションです。登場する人物 場所は一部の場所を除き実在のそれとは一切関係ございません。 物語としてデフォルメし対応させてわかりやすく描いてあるので続きを期待していてね♪)

日本神話の隠された事実を学べる連載小説!

~あらすじ~

昭和東京オリンピックの日、主人公ちい子は川のほとりの神社で謎の青い瞳の少女に出会う。

ちぃこの息子テルヒコが生まれ、学生時代より謎の夢に導かれるようになってゆく。少女の謎、照彦の夢。ちぃ子の成長と進化。平成のオリンピックの当日すべての物語の岩戸は今幕を開けた

※原作 ともくん 小説のキャラクターデザイン※作画  トム/白ノ希望/あらら

 

――前回からの続き――

 

暴れに暴れて、コンビニであの頃のように俺を馬鹿にしてきた奴らと出会ったので、止められなかった
いつか食らわせようと溜めに溜め込んできた、僕の右ストレートが奴のほっぺたを粉砕して、ぶちのめした。
……ということになったら、どうしよう。とイメージしただけで、明らかにひきつった笑顔で僕は店を出た。
相手に直接的にそんなことはできない”僕”。
人を傷つけるのは、傷つけられるのよりも嫌だ。そういう自分がしゃしゃり出てくる。
妙にそういうところは理性的だった。後先を考えていたからだろう。
そんなことをしても、だれも笑顔にはならない。それはわか っている。
でも、このやるせなさをどこにぶつければいい?
いったい、自分は何のために生まれてきたんだろうか……?
人間というもの、社会というもの、いろいろなもの、温かさというもの。すべて、絶望しちゃう。
それってこういうことなんだとおもう。絶望しきって、それをかなり後で超えたとき、大切な人から裏切られた時
すべて無くして、世界でたった一人になった時、完全に一人になったとき、発狂していた。
ほんとうに人間の精神がおかしくなり発狂すると、こういうことになるんだ。と思った。
このとき、とんでもない異変が体を襲い、口から血アワが出て、とんでもない苦痛が肉体を襲った。
ぎゃ~~~~~~~~! と脳内が錯乱し動けなくなって、ウジ虫が1万匹くらい僕の目から口から鼻からもぐりこんでくるイメージが襲ってくる。
怖くて怖くて仕方がない。立っていられなくなり、どこが前なのかうしろなのか見えなくなって
叫びながら外に出て、近所の人々が「こいつは頭が狂った!」と噂するようになった。
まともに歩くことができなくなって、ご飯を食べられなくなった。過呼吸が長期間続き全身をけいれんが襲った。
要介護者のような状況に陥ってしまったのである。畳の上でのたうち回るのを近所の住人が「あそこの息子さん、死んだのかしら?」
と噂をするのを僕は聞いて、「ちくしょううううううう!」と畳を動けない体でかきむしったのを覚えている。
そん ななか、僕は母に連れられて絵の展覧会に連れていかされる。そこで絵を描いている人は、なんと。
体全体を機械につながれている人。事故にあった後遺症で口で絵を描いているのだ。
とても心温かい文章に、メッセージ。苦労が身に染みて、僕も涙が出てきてしまった。
「人のために絵を描いている温かい心! 本当に、本当にすばらしいです! ありがとうございました!」
僕は鼻汁いっぱいに彼に感謝すると彼は喜んでいた。
その感動したことを素直に喜びとともに芸術家の友人に話そうとすると、「お前頭おかしいだろ? 俺はな、自分の感情だけで絵を描いている。
少なくとも人のために描くっていうのが、偽善なんだよ! 俺は最近絵じゃ食えなくて介護の仕事をし始めたけど
介護されてる人は、自分と同じ人間なんだなって初めて気づいたよ。彼らと俺は同じじゃなくて
俺は芸術家なんだって思っていた時期もあったけどね」その言葉を聞いて、何か裏切られた気になってしまった。
あしょる日知り合いが僕を車に乗せて病院へ連れてってくれるという話だった時、知り合いが
「本当に役立たずってこういうことだよね? 君の立場になってみたいよ」
という言葉が、僕をパニックが襲ってしまった。失神しそうになり、車は止まり、中かふら僕は走り出して
いや、半狂乱で地べたを張ずっていた。そうして気が付いたら、ながい時間が流れ夜の川の前で倒れていた。
と気が付くと、ん? 目の前に一人の女の子がいることが 見えた
これは幻覚? 妄想? なんなんだ、これは!
「はよ家帰れ。母ちゃん泣いてるぞ」
ちょっとドッキリしてしまうような透き通ったガラスのような瞳の少女が僕を見つてめていた…
気が付いたら少女の姿はなく、霧のように誰もいなかった。

あまりのことを聞きつけた親戚が、知り合いの霊能者のもとに僕を搬送した。
母の実家に近いところに住むいかつい格闘ゲームに登場しそうな男の方が現れた。
不動明王をまつる霊能者がいった。
「きみ、よく自殺しなかったな……!
きみは…………人間たちの醜い部分ばかりを、闇の部分を見て生きてきた。
ほんとうに、ほんとうにつらかったな。本当に、俺はそれを分かるよ」
その能力者は、立岩さんという方で、30代くらいの若手霊能者で世間的に隠れた有名人物だった。
メディアには出ず、人目に付くのを嫌う人であった。
立岩さんはとてつもない人であった。きみはこの神社にかかわりがある
そこには真名井。と書かれたある神社だった。
「ここにいきなさい。かならずきみがうまれてきたわけがわかる」
「心を落ち着けて、少しずつでいい。体を治していけばいい」
「おいも君と同じ時期があった。でも、この世界に、人間たちに絶望したら、いけない。
君は多くの人を愛して助けていける愛を持っているのだから!
……教えておきたいことがある。
君も多くの霊的なものをみえるようになる。
それを覚えておけ。君も、目醒める!」

意味深なことを言われ、もう一人の能力者のもとへ行くと
そこにはもう一人とんでもない霊力を持つ霊能者の老婆がいた。
そのときおもってもいなかったことを彼女は言うのだった。
「あんたは、神様の魂を持っているんだよ。そう観音様、水の神様が言う。」
か、かみさまあ?
僕が、神様の魂を持ってる? はいい?
いきなりには理解できなかった。だが、あまりにもおかしすぎるほどに魂が真っ白い。といわれた。
彼女は次々と僕でも知らないことを言い当てていった。
彼女の自宅に女神を祀る祠があった。
「この神様かい? こりゃね、お祓いするときの女神さんだよ。あれ、荒魂の神様って儂らはよんどる。
この女神さまがあんたのことを○○っていうからね。私もちょっと信じられないんだけれど」
どういうこと? 意味が分からないまま帰ってしまう。

神様の水というものをもらい
わけもわからないまま、家に帰った。