罪や穢れを祓うなら今! 師走の大祓を受けて新年を迎えよう

五感から生み出される五種の欲のうち、地球にのさばっている、むさぼり続けて止まない【五大強欲】があります。 財欲、名誉欲、性欲、飲食欲、睡眠欲です。

今年も残すところ、あと1ヶ月をきりましたね。
街を歩くと、ツリーやイルミネーションでクリスマスムード一色! このクリスマスが終わると、街もデパートもテレビも、一気にお正月をうたい始めます。

「今年のボーナスは何に使おうかしら~♪」なんて、年末に浮かれているそこの日本人さん。
せめて今年の大祓はしっかりしておきましょうよ、ね。

 

大祓では、神様に罪や穢れを祓ってもらえない

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『大祓』とは、毎年6月と12月のみそかに、諸々の罪や穢(けが)れを祓い清める神事のことです。
人間誰もが持つ欲から、罪や穢れは湧き出てしまいます。
知らずに犯してしまっている罪も、記憶に留まっている黒い穢れも、祓って清めてスッキリさせるのが、神の国である日本の風習。

あ、もしかして、神様に罪や穢れを「祓ってもらう」のだと、思っていませんか?
いやいや、それは大きな勘違い~。
日本の神様はそんなにお優しくはありません~。

神社では『祓い』の作法をしてくださいますが。神様はその間に、神事を受けている人が、どれだけ本気で己の心に向き合っているかどうか、じっくりご覧になっているだけです。
そして、罪や穢れにきちんと向き合い、心からお詫びをすれば上の神様のエネルギーと通じ、それまでの汚れが清められるのです。

神様のエネルギーは例えて言うなら、蜘蛛の糸。それも地上には達していない、中途半端な位置に先端があります。
糸の先端、神様の崇高なエネルギーに反応するまで、私たちの想いのエネルギーレベルをある程度上げなくてはなりません。
罪や穢れにきちんと向き合い、心からお詫びをするということは、想いのエネルギーレベルを上げること。
その時も神様は、上からご覧になっているだけです。

 

五感から生み出される五種の欲。欲しがる人間たち

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溜まった垢を落とすように、欲から湧き出た罪や穢れを払わなければならない私たち。
人間はなぜ、欲を持ってしまったのでしょう。

ご存知のとおり、私たちには体がありますよね。
その体の中に、心と魂が存在しています。
地球では、体がなければ生命体として生きていくことはできませんし、何事を成すこともできません。
例えば、未成仏霊が自分の力では成仏できず、生きている人間に成仏させてもらわなければならないのは、そのためです。

この体。これまたご存知のとおり、五感なるものが存在しています。
その五感は、実は五種の欲を生み出す元となっているのですよ。

○視覚=見たい
○聴覚=聞きたい
○嗅覚=香りを楽しみたい
○味覚=味わいたい
○触覚=触りたい

体を持って生きている実感を味わえるよう、神様は私たち人間に五感を授けました。
しかし体は、永遠に存在し繋がり合える魂と違い、寿命を持ち他の体と分離されています。
よって、永遠に続かないその場限り、もしくは短時間の感覚しか味わえなくなってしまったため、人間は「もっと、もっと」と、欲を追い求めるようになりました。
永遠に快楽をむさぼるが如く、欲しがってしまったのです。

 

人のための神の愛こそ、宇宙の弥栄の法則

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五感から生み出される五種の欲のうち、地球にのさばっている、むさぼり続けて止まない【五大強欲】があります。
財欲、名誉欲、性欲、飲食欲、睡眠欲です。
うち前者三欲は、法の網をくぐり抜け、さまざまな悪事で他人を泣かせ、自分だけが快楽に取り憑かれてしまっている状態です。
(後者二欲は、体を生かせるためにある程度必要です。)

もしも。これが自分だけでなく、人のためでもあったらどうでしょう。

「家族の将来のために、少しでも多く貯金したい」
「お年寄りが楽しく運動できるこの活動を、もっと世間に知ってもらいたい」
「一人っ子のこの子に、兄弟を作ってあげたい」

同じ強欲でも、人のための思いが加わると、なんだか応援したくなりませんか? 応援したくなるのは、魂から発せられる愛のエネルギーが加わっているから。
【愛】は、言葉ではうまく表現できませんが、体の奥の方から湧いてくるあたたかく、大きな大きなエネルギーです。
この愛のエネルギーこそ、神様が良しとする欲、【神の愛】です(“調和”でもあります)。
その欲に引き寄せられ、叶えてあげたくなるのは、宇宙の弥栄(いやさか)の法則に魂が反応している他なりません。

人間として生まれたからには、五種の欲は切っても切り離せないもの。
ただ、自分だけの強欲としてむさぼり続けると、今世、もしくは来世で転落人生を歩むことになります。
「ああ、やっちゃった」と思いあたる罪や穢れがあるなら、師走の大祓で神様に心からお詫びをしてください。
そして、新年からは人のためにも何かを頑張ってみる。
神様に、そう約束してみてはいかがでしょうか。

 

公式HP:
http://kokorotwin-nagomi.com/

メルマガ:
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