神が降り立ち、祖先と繋がり、世界各地で儀式が行われる春分

一方で、現在ではほとんど忘れられてきているものとして「社日(しゃにち)」という暦も存在しています。これは、春分と秋分の日にそれぞれ最も近い「戌の日(つちのえのひ)」に設定されるもので、「春の社日」「秋の社日」と呼ばれています。
神が降り立ち、祖先と繋がり、世界各地で儀式が行われる春分

【古来から重要とされてきた春分の日】

スピリチュアルな観点からすると、3月の一大イベントともいえるのが「春分の日」。天文学的には「昼と夜の長さが等しくなる日」ですが、古来からこの日には様々な意味があると考えられてきたのです。

 

【春分の日が2つある理由とは?】

ちなみに、2016年の春分の日は「3月20日」となります。春分の日は3月20日、もしくは3月21日のどちらかと決まっています。なぜ、一定にならないのかというと、太陽が春分点を通過して、再び通過するまでの期間はが「365.242194日」。つまり約1年間かかります。しかし、微妙な端数がありますので、「ズレが生じていく」ことになります。このズレがあるために、「春分の日も一定にはならない」わけです。

当然ながら、ズレをまったく修正しなければ、どんどんと誤差は大きくなるのですが、「閏年を設定する」ことで、ズレをリセットして春分の日が一定するようになっています。つまり、「閏年は春分の日がずれることを防ぐ目的で作られたもの」なのです。こうしてみると、ある意味では「暦の根幹」をなしている要素のひとつとして「春分の日」があることがわかります。

 

【ストーンヘンジで行われる春分の儀式】

日本は太陽暦よりも、陰暦を採用してきた期間が長いのですが、比較的太陽暦を長く使ってきた西洋では春分の日には、さまざまなお祭りや儀式が行われます。そもそも、春分や秋分、夏至や冬至などの太陽の位置を観測するための装置だったのではないかといわれている、イギリスの「ストーンヘンジ」では、現在でも「ドルイドの人々が春分の日に集まって儀式」を行います。また、比較的成立が新しいものですが、西洋魔術や魔女宗の人々もグループで春分の日に儀式を行うことがポピュラーです。

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【イースターも春分に関係している】

春分そのものではありませんが、春分の日を基準としたお祭りで、西洋ではとても重要視されているものが「イースター」いわゆる「復活祭」です。こちらは「春分の日が過ぎたあとの、最初の満月の次の日曜日」に行われるものであり、現在ではキリストの復活を祝うものになっていますが、そもそもは「春の女神を祝うためのお祭り」であり、その名残がキリスト教とほとんど関係のない「イースターエッグ」や「イースターバニー」という形で現在も残っています。

 

【あの世とこの世が繋がりやすくなる日】

日本でも春分の日を基準にした行事があります。ポピュラーなものとしては「お彼岸」。こちらは「春分の3日前から7日間行われるもの」であり、厳密には「春の彼岸」と呼び春分の日は「彼岸の中日」などと呼ばれたりもします。お彼岸とは、「彼岸」すなわち「死後の世界」であり、春分の日は「死後の世界と現世がもっとも繋がりやすくなる時期」であることから、この日にご先祖様を供養することで、彼らが極楽浄土へ旅立てるとされてきました。

ちなみに、お彼岸は「日本独自の風習」であり、仏教の本場であるインドや、多くの風習を日本に伝えた中国には存在していないものです。元々は春分の日は、春の訪れと豊作を祝っていたのですが、それと同時に祖先にも感謝を捧げていたことや、明治時代に皇室が春分の日に「春季皇霊祭」として祖先を祀るお祭りを始めたことで、一般的に定着したようです。

 

【産土神に感謝し、神が土地に降り立つ】

一方で、現在ではほとんど忘れられてきているものとして「社日(しゃにち)」という暦も存在しています。これは、春分と秋分の日にそれぞれ最も近い「戌の日(つちのえのひ)」に設定されるもので、「春の社日」「秋の社日」と呼ばれています。こちらは「産土神」すなわち自分を「守護してくれている生まれた土地の神社」を訪れて参拝する日とされています。元々は、この日は土の神様が関係する日だったようです。

中国では春には「土の神様が現世へと降り立つことで、土地が豊かになり豊作」をもたらし、秋には「土の神様が実りをもたらして帰っていく」と考えられていました。この信仰が日本に伝わることで、たんなる土の神ではなく、自分たちの土地にいる神様である産土神を祀る日に変わったわけです。

 

【特別な日である春分にスピリチュアルな行動をしましょう】

豊作をもたらす神、女神、天体の運行、祖先など対象は世界各地で微妙にことなりますが、スピリチュアルな観点からみると、「地球全体にとっても非常に重要な節目」となるのが春分となります。せっかく、日本では祝日となっていますので、この日は「瞑想をする、産土神の祀られている神社を訪れて見る、お墓参りにいく」など、スピリチュアルな行動をしてみることをオススメします。

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Globally important day become the vernal equinox.
Feel the energy in the spring equinox.