皇帝を輩出し、化け物を創り出す!?
お墓が持つ絶大な力

「風水」という言葉。日本でも一般的になっておりますが、家相などと融合して、ある程度独自のものになってしまっています。本場中国では風水を最も重視するのは「お墓」であるとされてきました。
皇帝を輩出し、化け物を創り出す!?<br>お墓が持つ絶大な力

【一族を繁栄させるお墓の秘密】

お盆休み中、帰省してお墓参りをしたという方は多いと思います。
現代の日本では土地の事情などから基本的にお墓の場所というのは、お寺の敷地内か、大規模な霊園に限定されてしまいますが、広大な土地がある中国では、「お墓の位置こそが一族を繁栄させる秘密」とされてきました。

「風水」という言葉は、日本でも一般的になっており、Trinity読者の皆様ならばおそらくは、言葉すら聞いたことがないという方はほとんどいないと思います。
日本では家相などと融合して、ある程度独自のものになってしまっていますが、本場である中国では風水を最も重視するのは「お墓」であるとされてきました。

 

【陰宅風水と陽宅風水】

お墓の風水は「陰宅風水」と呼ばれ、一般的に知られている風水の「陽宅風水」とは区別されています。
陽宅が家の建て方だけでなく、部屋の配置や物の置き方などを見ていくのに比べると、陰宅はベストなエネルギーをもった土地を探すことにもっとも主眼が置かれています。
その「ベストなエネルギーの場所」を風水では「竜穴」と呼びます。

竜穴とは、「自然のエネルギーが凝縮して吹き出している場所」であり、「天然のパワースポット」といえます。
この場所を見つけるために、山の形や川の流れを調べていくというのが、古代の風水であったわけです。
そんな強力なパワースポットにお墓を作るとどうなるのか?
中国では竜穴に先祖を弔ったことで、それまではほぼ一文無しだった人が、最後は皇帝にまで出世したという逸話すら残っているのです。

 

【意思を持っている竜穴】

こうしたことから、中国ではお金のある人ほど、有名な風水師を雇って、まだ発見されていないような「竜穴を探し、そこに先祖の遺体を埋葬しようとする」のですが、面白いことに竜穴には、「ふさわしくない人を拒絶する力」があるともいわれています。
悪事をして大金を稼いだ人が、その財力にものをいわせて、よい竜穴に墓を建てたところ、最終的には雷が墓を直撃して、死体もろとも粉々になったという逸話があります。

「竜」という名前がついていることから、まるで意思をもったエネルギーのような竜穴ですが、これだけパワフルなものでなくとも、お墓が建っている場所によって、子孫が影響を受けやすいという話もあります。

 

【お墓は子孫の体を現す】

日本でも「お墓が綺麗に掃除されていないといけない」という話はよく聞きますが、陰宅風水の観点からみると、このように掃除されずに草がのびたお墓は、人間で言うと「血管にものが詰まった状態」であるので、そのままにしておくと、「子孫が血管の病気などで健康を害する可能性が高い」とされています。

 

【化け物を産み出すお墓】

ちなみに、最悪の陰宅としては、怪物を創り出してしまうというものがあります。
30年ほど前に一世を風靡したホラー映画に『霊幻道士』という作品がありますが、この作中に「キョンシー」という蘇った死体が出てきます、最悪の陰宅からはこのキョンシーが生まれるとされているのです。
さらに、このような怪物が生まれるお墓というのは、実は「竜穴と表裏一体」とされています。
一見すると非常にエネルギーが強いのですが、あまりにも強すぎるために遺体が腐敗することなく、ひたすらエネルギーを吸収し続けた結果、「怪物として蘇る」のです。

このようにお墓の場所というのは、まさに「運命を左右するほど重要な場所」とされてきたわけですが、土地の狭い日本では中国のように自由にお墓を決めることが出来ませんので、皇帝になるほどの効力を得ることができない代わりに、キョンシーのような化け物が生まれるようなお墓もまず存在しないでしょう。

ただし、前述したように、お墓が汚れていたり、雑草が生えていたりすると、同じ場所にあるものでも、やはりエネルギーレベルで違いが出てきてしまいますので、お盆にお墓参りにいったときぐらいは、しっかりと「お墓を手入れして清潔にしておく」ことが、ご先祖様への供養となるのはもちろん、自分自身の運気をあげるためにも必要といえるでしょう。

Grave location is important.
Hero or monster is born by the force of the grave.